初めてロードバイクを買おうと思って色々調べていると、専門用語が多すぎて何がなんだか分からなくなってしまっていませんか?
ホイール、リム、スポーク、ハブなど多くのキーワードが出てきます。
ロードバイクに乗って、自分で整備するようになってくると、自然と覚えてくると思いますが、それまでが大変です。
そこで今回は、ロードバイクのホイールとハブの役割や初めて選ぶときのポイントなどをお伝えしていきます。
ロードバイクに限らずホイールやハブは大切な部分
タイヤの未装着の車輪をホイールやホイールセットといいます。
基本的に、ホイールとタイヤはメーカーが異なります。
一般的なホイールは・ハブ・後輪のフリーハブ・クイックリリース・スポーク・リム・ニップル・リムテープで構成されています。
ホイールは、縦と横の強度があり、ホイールの強度は、スポーク・リム・ハブの強度で変わり、特に90%は、スポークの強度で変わります。
スポークの数が多いほど、リムのスポークの間が短くなり、ホイールの強度は大きくなります。
折りたたみ自転車は、リム径が小さいので、スポーク数が28本でも大丈夫です。
スポーク張る力が大きいほど、圧縮加重により、ホイール強度は大きいです。
リム幅が大きいと、タイヤ設置部分のリムに荷重がかかるスポークの本数が多くなり、強度も大きくなります。
フランジの間が大きいと、スポークのブレース角が大きくなり、横の強度が大きくなります。
また、用途別で考えると、ロードバイク用、マウンテンバイク用、シティサイクル用と分かれます。
ハブはホイールの一部。役割や種類
ロードバイク等の自転車のホイールの一部であるハブは、車輪の中心部にあり、スポークを取り付ける回転体で玉軸受により回転しています。
ハブは中心という意味になり、ハブの左右には、スポークを取り付けるためのフランジがついています。
フランジは、取り付けるスポークの数だけのスポーク穴が空いています。
ハブのフランジ高さにより、高フランジハブや低フランジハブがありますが、ほとんどのハブで、高フランジハブはなくなり、低フランジハブになっています。
また、高フランジハブを大フランジハブ、低フランジハブを小フランジハブと呼ぶこともあります。
フロントハブやリアハブもあります。
ディスクブレーキの付くホイールは、ディスクハブを使うようにしましょう。
車軸にクイックリリースのついたハブがあるのもあります。
ハブとは別の機能が一体になっている、又は、なっていないかで種類が異なります。
どのような種類があるのか、いくつか紹介します。
普通ハブ、フリーハブ、クイックリリースハブ、高フランジハブ、低フランジハブ、ハイローハブ、ハブギア、ハブダイナモ、ディスクハブ等です。
ロードバイクのホイールとハブの関係
ロードバイクのホイールの役割は、人の出す小さな出力をロスせずに地面に伝え、きちんと止まれることです。
ホイールに求めることは、どのような状況でも、できるだけ真円に近いホイールであることや、ハブ周りの抵抗が少ないこと、いつでもきちんと止まれることの三つです。
特に大切なのは、どのような状況でも、できるだけ真円に近いホイールということです。
その理由は、パワーがある人でも曲がったホイールを使っていれば、パワーを使ってもホイールがゆがみ、ロードバイクが進まないからです。
よく進むホイールとは、どのような状況でも、できるだけ真円に近いホイールということなのです。
ロードバイクのホイールは丸いですが、どのような状況でも、できるだけ真円に近いホイールは、ほぼありません。
できるだけ真円を保てるように構想されたホイールですが、スポーク部分のわたみが起きてしまうので、ホイールはゆがんでしまいます。
このゆがみが少ないホイールがよく転がるホイールです。
初めて買うロードバイクに合わせるホイールの選び方
最初に換えるロードバイクのホイールやハブの選び方はどうしたらいいでしょうか?
ホイールの定番である、アルミクリンチャーのホイールは、価格帯でグレード分けされています。
エントリークラスは、20,000円~30,000円
ミドルクラスは、40,000円~70,000円
ハイエンドクラスは、90,000円~150,000円です。
違いが実感できるグレードは、ミドルクラス以上になり、最初にミドルクラスを買う人が多いです。
ホイールを換える満足感のために、あえてハイエンドクラスにすることをおすすめします。
アルミクリンチャーとは、アルミ素材でクリンチャータイヤをつけられるホイールのことです。
ホイールの素材は、アルミホイールとカーボンがあります。
カーボンは、耐久性やメンテナンスが難しいため、最初はアルミホイールが良いです。
アルミホイールにつけられるタイヤは、チューブレスとクリンチャーの二種類で、チューブレスは転がりがいいのですが、値段が高いです。
クリンチャーは、転がりは若干落ちますが、メンテナンスしやすいです。
チューブレスタイヤが気になる人は、ホイールでチューブレスタイヤも両方使える2WAYモデルがおすすめです。
ホイールやハブを換えるときの注意点
リアのハブが壊れてしまった初心者の方は、ネットなどでハブの単体を購入し、自転車屋さんで交換してもらうことができます。
ハブがロードバイクに合っているものを用意しなくてはいけません。
ハブの種類が変われば、スポーク長も変わってしまいます。
スポークの穴数が合わないと使うことができません。
フランジ径が合っていなければ、スポーク交換します。
ホイールの中心にあり、軸となっているのがハブになります。
フロントのハブをホイールハブ、リアのハブをフリーハブといいます。
内部にボールベアリングが入っているので、スムーズに回転することができます。
ホイールハブはボディ、ベアリング、シャフトで構成され、左右に回転します。
スプロケットがつけられるフリーハブは、チェーンからの動力でタイヤを回転させ、一方向にしか使えないワンウェイ構造になっています。
ラチェット機構のシメが、ギアにかからない方に回すと空転して、ギアにかかる方に回すと空転しないため、タイヤが回るようになっています。
ハブの回転がするときの抵抗が少なければ少ないほど、走りが軽くなります。
初めてロードバイクのホイールを買う人におすすめなホイール
ロードバイクでは、ホイールやハブが大切です。
SHIMANO WH-6800は、アルミを使ったチューブレスのホイールです。
ホイールの前後の総重量が1,640gととても軽く、純正のホイールと比べて漕ぐと、すぐにその違いに気付くと思います。
ロードバイクのレースなどで、後半、体力がなくなり、ラストスパートで力が出ないときという方にはおすすめのホイールです。
4万円以下で購入することができます。
SHIMANO WH-R501-30は、普段使いのロードバイクに装備するには十分な性能で、初心者の方にはおすすめです。
ロードバイク歴の長い方には、重く感じてしまうかもしれません。
前後セットで15,000円以下で、初めて購入する方にはおすすめで、ホイールの素材がカーボンで、重量は1,200gという軽さです。
純正のホイールよりも軽いので、ヒルクライムでも楽に坂を上れます。
高速走行時も安定していて、コーナリングの機能も高いです。
初めてロードバイクを買う人へ!ホイールとハブを学ぼう まとめ
どのパーツも必要なのですが、その中でもホイールは特に重要な役割を果たしています。
初めてロードバイクを購入するときは、色々と考えてしまうと思いますが、まずはそれぞれのパーツが、どのような役割を果たすのを理解していき、ご自身のロードバイクの使い方に合ったところを強化してみましょう!