ペットを自転車旅行に行く前に預ける場合の方法やポイント

ペットを飼っている方、自転車旅行の際はどうしますか?

日帰りならお留守番も可能かもしれませんが、1泊2日や2泊3日の場合はどうでしょう。

お家で、ペットだけお留守番というわけにもいかないので、どこかに預ける必要がありますよね。

今回は、自転車旅行及びペットを預ける場合についてお話します。

自転車旅行をする場合、ペットをどこに預ける?

自転車旅行が決まった際に、あなたはペットをどうしていますか?
一番多いのは、ペットホテルやペットシッターに預ける方法かと思います。

預けるのは、飼い主としては不安がありますよね。
安心して預けられる場所を探したいものです。

ホテルやシッターは、開業するに辺り「行政への登録」をする必要があります。
市町村に届けを出し、審査をクリアして“営業許可書”をもらいます。

『販売』『訓練』などのカテゴリーもありますが、ホテルやシッターの場合『保管』という許可書が必要です。
これが無いのに営業している人は、動物愛護法違反になります。

中には、そういうホテルもあるようなので、気を付けたいですね。
部屋に入れっぱなしの所や自由に遊ばせてくれる所など、ホテルによって特徴も様々です。
自分のペットに合ったホテルを見つけてあげましょう。

そして、旅行の時だけ預けることは、ペットにとってストレスになる恐れがあります。
旅行前から日帰りでもいいので、ホテルを利用して慣らしてあげることをおすすめします。

定期的にトリミングに通っているお店にペットホテルも併設しているのであれば、ペットも慣れているので、
そこがベストです。

ペットを飼い始めてトリミングしてもらうお店を探す時は、旅行の事を念頭に入れておくといいですね。

良くないホテルにペットを預ける危険を防ぐ

どのホテルに預けるのが、良いのか悪いのかわからない方もいると思います。
ここでは、良くないホテルの見分け方をご紹介したいと思います。

①『保管』の許可書のない無許可な営業をしているホテルは避けた方がいいです。
ポイントですが、この許可書は各市町村で登録する必要があるので、
他の市町村の許可書を持っていたとしても動物愛護法に違反します。

許可書がなくても、きちんとした店はあるのですが、いざという時、営業停止になってしまっては困ってしまいます。

②人間のホテルとは違い、四六時中スタッフがいるとは限りません。
営業時間が終われば帰ってしまうところもあります。

市町村の条例では「人の居ない場所で犬を預かってはいけない」と定められているのですが、それを知っているスタッフも少ないようです。

就業時間が終わって、さも中に人がいるように電気を点けっぱなしにして帰ってしまうなんていうお店もあるようなので注意が必要です。
夜にはどういう対応をしてくれるのか、愛するペットのためにちゃんとリサーチしてから自転車旅行に出かけましょう。

ペットを預ける場合のポイント

何事にも備えは必要です。
ホテルに預ける時だけではなく、日頃から慣らしてあげる事が大切です。
ここでは、普段の生活に取り入れたいポイントをご紹介したいと思います。

まずはゲージやクレート、キャリーバッグなどに入って、落ち着いて過ごせるように日頃からしつけていきましょう。

距離感も重要です。
ペットとの距離が近すぎると、離れ離れになった時に過度のストレスになります。
べったりし過ぎないように距離感を意識して接しましょう。

特にわんちゃんは、人に懐く動物ですので、気を付けてあげて下さい。
家族以外の人にどれだけ慣れているかで、預けた時にかかるストレスも抑えられると思います。

いつもと違う散歩コースに挑戦してみたり、ドッグランなど他の犬や飼い主とふれあえる場所に行ってみたり、可能な限り挑戦してみて下さい。
ペットショップやトリミングサロンの一時預かり(有料ですが)も数時間から預ける事が出来るので、旅行前の練習になります。

緊急に備えて病院併設なところは安心です。
かかりつけの病院がホテルも併設していると最高ですね。
とにかく、出来るだけ負担をかけないようにしてあげるのが飼い主の務めです。
自宅に来てもらえるシッターさんを検討するのも良いと思います。

準備はOK?自転車旅行の必需品①

ペットを預ける準備が整ったら、いよいよ自転車旅行に出発です。
ここでは、自転車旅行には無くてはならない必需品をいくつかご紹介したいと思います。

①『補給』
自転車で走り続けるためには補給は必須事項です。
水分補給、エネルギー補給、疲労回復のための補給。
たくさん汗をかく時は、水分+電解質の補給もこまめにしたいので、途中で買い足す事も必要です。

道中、コンビニやお店がない地域もあると思います。
現地調達が出来ない時のために、補給食や疲労回復のサプリメントも十分に用意しておきましょう。

②『事故や怪我への備え』
ファーストエイドキットを必ず用意しておきましょう。

③『携帯工具』
自転車旅行で長距離走っているとポジションを微調整したくなったり、ネジが緩んだりリムが曲がってしまったり、ちょっとしたトラブルが発生したりする事もあります。
ロングライドなら、携帯工具は必須アイテムです。
スポークが折れてしまった時の対策に「短い結束バンド」を持っておくのもいいと思います。

準備はOK?自転車旅行の必需品②

ペットを預ける準備が整ったら、いよいよ自転車旅行に出発!!
ここでは、自転車旅行には無くてはならない必需品の続きをご紹介します。

④『パンク修理用品』
パンクは予期せぬ時に起きるものです。
チューブやタイヤの応急修理用パッチ、予備のチューブ(チューブは応急修理よりも交換する事をおすすめします)、必要ならば予備のタイヤ。
タイヤレバーや携帯用の空気入れもお忘れなく。

⑤『ライト』
日帰りのつもりで出発しても、帰りは真っ暗かもしれません。
トンネルでもライトを点けます。
フロントライトやリアライトを用意しましょう。
ロングライドな時は、予備のライトや替えの電池があると安心です。

⑥『ヘルメット』
走り慣れてない道では、普段より事故や転倒するリスクが高まります。
ヘルメットは絶対に装着しましょう。
安全基準をクリアしているものであれば、どれでも大丈夫です。

⑦サングラス
長距離走っていると、目の負担も大きくなります。
負担を軽減する意味でも、アイウェアは必須アイテムです。
中でも、自転車用サングラスをおすすめします。

⑧『上着』
急な風雨、寒暖の差にも対応できるウェアも必要です。
ウィンドブレーカーやレインポンチョなどもご用意下さい。

⑨『サポーター』
長距離走る事で膝に痛みを感じることがあるかもしれません。
膝サポーターも持っていると安心です。
あるのとないのとでは大違いです。

自転車旅行にできれば持っていった方が良いもの

ここでは必需品ではないけれど、あるといいなというアイテムをご紹介します。
①サイクルウェア
1日走った後の快適性や疲労感は全然違います。
ロングライドにはサイクルウェアをおすすめします。
ウェアや小物には「春夏用」「秋冬用」がありますので、その季節に合ったものを準備して下さい。

サイクルウェアは抵抗があって…という方は、インナーウェアで強化しましょう。
ズボンの下にも履けるパット付きのインナーパンツはおすすめです。
②輪行用品
道中で問題が起き、完走出来なかった場合、輪行して移動する事が可能です。
予定変更など臨機応変に対応でき、メリットは大きいです。
③サイクルコンピューター
進行状況を把握したり、ペースを調整する事ができます。
走行データで自己解析をして、今後のツーリング計画にも役立つと思います。
④背負わないバック
大きな荷物や重たい荷物を背負って走るのは、負担が大きいので辛いですよね。
車体に装着できるバックを活用するのがおすすめです。
自転車に頑張ってもらいましょう。

ペットを預けることができると、自転車旅行も楽に出来るようになりますね。

ペットの気持ちを一番に!

自転車旅行でペットを預ける際は、ペットの気持ちを一番に考えてあげてください。

自転車旅行中に大切なペットが高熱を出したり、体調不良になったりしたら、思う存分旅行を楽しむことはできないですから。

ペットがストレスを感じないよう、旅行当日だけではなく、旅行が決まった時から工夫や対応を始めることが重要ですね。