ビアンキというメーカーをご存じですか?
クロスバイクやロードバイクなど、様々な自転車を製作・販売する自転車メーカーです。
人気メーカーのビアンキですが、ミニベロにはどんな製品があるのでしょうか。
今回はビアンキのミニベロのご紹介と、ミニベロの乗り心地についてお話します。
ビアンキってどんなメーカー?
自転車業界最古のビアンキは、常に向上心を持ち、新しい技術を取り入れています。
女性でも乗りやすいデザインで、男女問わず支持されています。
とくに女性には、ミニベロが人気ですが、ミニベロは乗り心地が少し良くないところがあるので、街乗りにするのがおすすめです。
そんなビアンキは、
1885年:ミラノでビアンキが自転車店を立ち上げたことが始まりです。
1890年:会社は順調に成長し、イタリアのボルゲットで工場を稼働させるようになりました。
1895年:イタリアのマルゲリータ女王の自転車を造るという名誉が与えられました。
このときビアンキは、女性用の自転車を初めて作りました。
ビアンキは、サイクルロードレース界へも参加し、たくさんのレースで勝利をしています。
バルセロナ五輪で金メダルを獲得したフェリーチェ・ジモンディや、イタリアで絶大な人気を誇るマルコ・パンターニなどが、ビアンキの自転車に乗っていました。
ビアンキでおすすめのミニベロ①
由緒あるビアンキのミニベロは、どういった特徴や性能を持っているのかをご説明していきます。
上記しましたが、デザイン性の高いビアンキのミニベロは、男性にも女性にも人気があり、おすすめです。
ミニベロは小径車とも言い、タイヤサイズが小さいことが特徴的です。
タイヤが小さいため、地面からの距離が近いので、身長の低い人でも扱いやすい自転車です。
最近では、折りたたみができるミニベロもたくさん売られています。
場所を取らないので、街中までは車に積んで、街中の散策はミニベロに乗りながら、というようなことができます。
街乗りに便利なビアンキのミニベロシリーズで、おすすめなものをご紹介します。
【MINIVELO-10 DROP BAR】
ビアンキのミニベロシリーズで、特に人気が高いです。
デザインがとてもオシャレで、若い女性が好んで乗ることが多いモデルです。
名前にもあるように、ドロップハンドルになっているので、お手軽にロードバイクのような前傾姿勢になることもできます。
ただ、段差で衝撃を感じやすいので、少し乗り心地が悪いのがデメリットです。
ビアンキでおすすめのミニベロ②
【PISA SPORT】
スピードが出せるミニベロに乗りたい人におすすめです。
ビアンキのミニベロの中で、走ることに特化したモデルです。
ビアンキスポーティなデザインのこのモデルは、アクティブな走りがしたい人に向いています。
コンポにシマノ・クラリスを使っているので、普段はロードバイクに乗っている人にもおすすめです。
ドロップバーとフラットバーの2パターンがあるので、走りたいシーンを考えて購入しましょう。
サイズが1サイズのみなので、注意しましょう。
また、スピードを出しすぎると乗り心地は悪くなるので注意しましょう。
ほかにも、ビアンキにはミニベロのモデルがたくさんあります。
【MINIVELO-7】
とてもスタンダードなミニベロです。
カラーバリエーションが豊富で、5色のなかから選べます。
サイズもあるので、迷ったときにおすすめのモデルです。
【MINIVELO-7 LADY】
サイズや色が女性向けです。
こちらもカラーが5種類あり、女性が乗りやすいカラーになっています。
ビアンキのミニベロには、泥よけがついているモデルが多くあります。
そのため、雨上がりでも服が汚れることを、そんなに心配せずに済みます。
ミニベロの乗り心地について
ビアンキに限らずミニベロは、タイヤが小さいため、段差などで大きな衝撃を受けます。
タイヤが小さいと、足回りが短くて硬いため、走っているときの衝撃を十分和らげることができません。
そのため、ロードバイクやクロスバイクなどより、体が受ける路面からの振動や衝撃が多くなってしまいます。
自転車の振動と衝撃が多くなれば、その分、体が疲れやすくなります。
古くなってヒビなどが入った道路を走ると、ロードバイクやママチャリでも、疲労感を感じると思います。
ミニベロだと、その疲労感がより強く出ます。
折り畳み自転車ですと、フレーム強度が落ちているので、もっと乗り心地が悪くなるでしょう。
乗り心地の良さをミニベロで求めるなら、しなるフレームやタイヤの太いものを選びましょう。
乗り心地の良さは、安定感も関係します。
自転車はタイヤが小さいほど安定性が低くなります。
そのため、ミニベロはロードバイクより安定感が低くなっています。
ミニベロの乗り心地を改善するにはタイヤが重要
さんざん乗り心地が悪いと言われてきた、ビアンキのミニベロの乗り心地を改善する方法をご紹介します。
まず、必要なのが、タイヤの空気圧を調節です。
調節をこまめに行なうだけでも、乗り心地はかなり違ってきます。
空気がパンパンに入っていると、振動吸収性が低くなり、乗り心地が悪くなってしまいます。
乗り心地が気になれば、タイヤの空気圧を下げましょう。
スピードを気にする人は、遅くなるので注意しましょう。
次は、タイヤのメーカーです。
タイヤは同じ大きさのものでも、メーカーによって、乗り心地や性能が変わります。
自転車のタイヤで使用されていることが多い、パナレーサーとシュワルベのメーカーでは、同じようなスペックのタイヤでも、乗り心地が違うと言われています。
また、タイヤを太いものに換えることも、乗り心地を改善するため有効です。
タイヤに空気の入る量が増えると、振動吸収率がアップします。
タイヤを購入するときは、メーカーとタイヤの太さに、こだわってみましょう。
ミニベロの乗り心地を改善するために
乗り心地を良くするために、太いタイヤに換えた場合、スピードが落ちてしまいます。
ですが、スピードが落ちてしまうことを防ぐこともできるのです。
太いタイヤでスピードが落ちてしまうのは、太いからではなくて、指定空気圧が低いからです。
ロードバイクなどで使用するタイヤは、細いですが、空気圧が高圧まで耐えられるようなタイヤになっています。
自転車本体の軽さなどもありますが、高圧まで入れられるので、スピードが出せるのです。
そのため、ミニベロのタイヤも高圧に対応したものにすると、太いタイヤでもスピードが落ちることが減少します。
乗り心地を改善するために、タイヤを太くするなら、空気圧が使用しているタイヤと同じくらい入るものにすると、スピードダウンもせずに済みます。
その他にも、自転車の乗り方を見直してみると、乗り心地が変わります。
段差を越えるときの姿勢や、普段の乗る姿勢なども見直しましょう。
ミニベロの良さはお手軽さ
ミニベロは、ロードバイクなどのスポーツ自転車と比べて走行性能は劣るものの、良いところがたくさんあります。
自転車としての自由度や使い勝手の良さは、ミニベロの方が豊かだと思いますし、ミニベロはファッション性が強い自転車でもあります。
速さや効率を求める人には、ミニベロは向かないかもしれませんが、オシャレに自転車を楽しみたい方に最適なのは、ミニベロではないでしょうか。