フランス発祥のツーリング用自転車であるランドナー。
日本でも旅行向けに使われることが多く、一般的にはサイクリング車と呼ばれています。
あなたもそんなランドナーに乗って、自転車旅行を楽しみましょう。
また、自転車旅行の様子をブログに載せ、いつでも旅行した日のことを思い出して幸せに浸りましょう。
ランドナーとは
ランドナーとは、26インチのホイール・泥除け・前と後ろに取り付けられたキャリアと、とても分かりやすい造りをしている自転車です。
かつては、ダウンチューブにダブルレバーを付けたタイプが主流で、未舗装の道も走りやすくなるようにカンチブレーキが使われ、タイヤの直径と幅が広く作られていました。
また、前後にそれぞれパニアバッグとハンドルバッグが備えられていたため、多めの荷物でも難なく運べるようになっていました。
ランドナーフレームは鉄で出来ていたので、壊れたとしても整備工場へ持って行けば、再び走れるようになっていたようです。
ランドナーと同じく、700ccのホイールを使っているものを「スポルティーフ」と呼びますが、区別する具体的なポイントは特に決まっていません。
スポルティーフは、ホイールがさらに大きくなっているので、スピードを出していても安定して走れます。
舗装路がメインなので、オフロードはやや苦手です。
キャリアのあるスポーツバイクはツーリングに向いているため、アウトドアを好む人や、遠出をしてブログのネタを集めたいという人に最適です。
最近はコントロールしやすくするために、ディスクブレーキが搭載されていることもあります。
ランドナーの特徴
ランドナーは、造りこそ普通の自転車と変わりませんが、タイヤが比較的太いという特徴があります。
ホイールにもよりますが、650Aか650Bのどちらかであることが多いようです。
ランドナーは、旅行やブログのネタ集めなどの遠出を目的とした自転車なので、荷物を多めに積み込めるようになっています。
また、日本では未舗装の道が多かった頃に広まったという経緯があるため、直径は小さく、車輪は太いものが愛用されていました。
幅は32~44mmほどであり、空気圧は300~600kPaとなっています。
アスファルトなどの舗装された道でも、砂利や石が転がっている山道でも、場所は関係なく走ることが出来ます。
いざというときには、軽快車のタイヤも使えるので、予備のタイヤも手に入れやすく、突然のトラブルにも対応しやすいことが利点です。
タイヤが太くなれば、そのぶん重さも増しますが、ワイヤードオンなら軽いものも多いです。
650Aのタイヤには、マウンテンバイクに使用されるタイヤと似たパターンを持つものも存在します。
メーカーでは、リジダ・ユッチンソン・ミシュラン・アラヤ・パナレーサーなどが知られています。
マウンテンバイクが広まったことで、キャンピング車には、26インチを規格とするホイールの使用が一般的であると見なされるようになりました。
ランドナーと輪行
サイクリングは、スポーツバイクならほとんどのもので行えます。
特にランドナーは、遠出を主目的として造られているので、泥除けの取り外しが簡単に出来たり、ダブルレバーも余計な手間を掛けずにまとめられるようになっています。
ブログの記事を更新するために、何処かへ出掛けたいという人には、うってつけの自転車と言えるでしょう。
日本特有のランドナーの特徴と言えば「輪行用ヘッド」です。
ヘッド部に取り付けられた部品を外すと、通常ならボールベアリングの中身が全て散らばってしまう可能性があります。
しかし、輪行用ヘッドは、移動する際に取り外せるような工夫がされています。
これなら前輪と泥除け、キャリアを外した状態でも、コンパクトに収めることが出来るでしょう。
この状態で走ることを「フォーク抜き輪行」と言います。
輪行用ヘッドに使う部品は、いくつかのメーカーで開発されています。
ですが、フォーク抜き輪行が行えるのは、フロントキャリアやマッドガードが付いているランドナーかスポルティーフに限られ、使用出来る輪行袋もほとんどありません。
そもそも、自転車の乗り手の間でも、フォーク抜き輪行について知っている人は少ないと言われています。
知名度こそあまりないですが、他の人の邪魔になることも滅多にないので、電車の中などでは重宝されている方法でもあります。
いざ自転車旅行へ!東日本のブログ映えスポット①
ランドナーなどサイクリングに向いている自転車を手に入れたら、早速旅行に出掛けてみましょう。
今回は、ブログの話題になりそうなコースをお伝えします。
【オロロンライン】
北海道に存在する、ただひたすら真っ直ぐ延びているだけの道ですが、北海道の雄大さを感じることができます。
電柱や信号などの障害物はなく、利尻島を見ることが出来ます。
コンビニや自動販売機もないので、通り抜けるなら飲み物や食べ物の準備を忘れないで下さい。
進んでいくと宗谷岬に到着します。
【美瑛】
通称「丘のまち」と呼ばれているくらい、高低差の激しい道が続く場所です。
しかし、周囲に広がる畑は季節が変わるごとに変化していき、色々な顔を見せてくれます。
レンタサイクルの店もあるので、自分の自転車を持ってこられなくても大丈夫です。
【上高地】
長野県は、松本市の市街地から3~4時間ほど進むとあります。
坂道こそキツいですが、そこさえ超えるといくつもの山がそびえ立つ、迫力のある景色を楽しむことが出来るでしょう。
基本的に、徒歩か自転車で通ることになります。
いざ自転車旅行へ!西日本のブログ映えスポット②
ランドナーなどを使って西日本を旅行するなら、ブログ映えするところを選びましょう。
【京都】
道が整備されているので、観光名所へ続く道程が把握しやすいことが特徴です。
川沿いを走るだけでも十分楽しめます。
【高知】
坂本龍馬で有名な高知県にも澄んだ水で満たされた川が多く、良い思い出が作れるでしょう。
お遍路さんと会話をしながら、そのまま四国一周の旅というのも悪くありません。
【宮崎】
青島から都井岬までのコースがおすすめです。
天然記念物にも指定されている馬を見たり、美味しいグルメを追求したり、話題や写真撮影の場所には事欠きません。
【沖縄】
沖縄県の波照間島は日本最南端に属しており、南十字星を確認することが出来ます。
石垣島からフェリーに乗れば行けますが、天気によっては欠航してしまう可能性があります。
綺麗な砂浜でのんびりと過ごすのも素敵ですし、サイクリングをするなら、信号がないので足止めされることもなく、島をぐるりと自分のペースで巡ることが出来るでしょう。
自転車旅行ブログを書こう。ブログのメリット
ランドナーなどの旅行に向いた自転車があるなら、ブログで旅行記を書くのも悪くありません。
副業ではなく、あくまでも趣味の範囲で留めておけば、モチベーションを維持することが出来ます。
ブログを通じて、色々な人とコミュニケーションを取れ、似たような趣味を持つ人からアドバイスなどを受けられることもあります。
中には、ネガティブな意見なども含まれるかもしれませんが、ブログは自分の考えや想いを多くの人に伝えられる、とても面白くて有効な手段です。
間違いを指摘されたことで、今までよりも調べ物や勉強に力が入ることもあるでしょう。
批判や否定文を書かれたくないという気持ちもあるかもしれませんが、大勢の人に見てもらうのだから、きちんとした記事を伝えなければならないという願いもこもっているはずです。
ブログはネタがある限り書き続けられますが、言い替えれば、ネタが尽きた途端にやる気が失われるということになります。
そんなときは、テレビやネット、雑誌などからニュースや最新情報などをチェックしましょう。
これまで興味のなかったものに惹き付けられ、新鮮さや面白さを見出せるかもしれません。
そして世界について、もっと知りたくなることでしょう。
自転車で日本一周
自転車の用途は、人によって違います。
通勤に使う人、休日の趣味に使う人、旅行の移動手段として使う人など様々です。
時間や体力が有り余っているならば、この機会にランドナーに乗って日本一周してみてはいかがでしょうか。
きっと素敵な旅になると思いますよ。