mtbの魅力は何といっても、その名の通り「山を自転車で走れること」にあります。
一概に山やオフロードを走れると言っても様々です。
荒野や山岳地帯等のダートコースでの高速走行や、急坂の登り降り、段差を越えての走行など、非常に広範囲です。
マウンテンバイクは、そういったフィールドでの乗用に対応した特別な自転車です。
今回はmtbのdhスクール、体験ができる場所をご紹介します。
mtbでdhしてみたい!初心者はまずスクールから!
スクールに通うときには、まずmtbとヘルメット、プロテクターはレンタルで大丈夫です。
ゴーグルやグローブ、靴についてはレンタルはありませんが、売店があれば購入できます。
ただ、動きやすい運動靴と軍手のほうが良いですし、ゴーグルもピンきりですが、安い物なら1,000円以下で買えますので、自参した方が良いでしょう。
運動靴は靴底のゴムにクッション性があると、ペダルが漕ぎやすいのでおすすめです。
mtbをレンタルするときにおすすめなのは、前後両方にサスペンションが付いたフルサスペンションタイプです。
何といっても、dhは路面の凹凸にタイヤをとられて、初心者には制御が難しくなります。
その点、フルサスペンションmtbなら衝撃を吸収してくれますし、ブレーキが効いてコーナーが曲がりやすいです。
慣れてきたら、サスペンションが前だけについているハードテイルでも良いですが、まずはフルサスペンションでいきましょう。
サイズは、自分の体に合ったものを選びましょう。
mtbでdhしたい!!そろえるべき物と値段
スクールではなく、自力でmtbでdhをしようと思ったら、まず装備を揃えなくてはなりません。
まず自転車ですが、もし上りを走る事がなければ、ダウンヒル専用車で良いです。
オールマイティなフリーライドなら、クロスカントリーやフォークロスにも対応できますので、用途に合わせて選んでください。
そして、最初はフルサスペンションが装備されたタイプを選びましょう。
ダウンヒルなら、モトクロスバイク並みのサスペンションが良いでしょう。
ヘルメットはフルフェイスが必須です。
かなり本格的な佇まいなので、腰が引けるかもしれませんが、必要不可欠なのものです。
プロテクターは肘と膝用が最低限必要ですが、今は上半身を覆うフルプロテクターが主流です。
ダウンヒルは、とにかく危険と隣り合わせなので、プロテクターとグローブを必ず装着してください。
本格的にやるなら、モトクロスジャージとパンツが欲しくなりますが、最初はウインドブレーカーの上下で十分です。
プロテクターの上から着るので、少しゆったりめで、靴はスニーカーで大丈夫です。
マウンテンバイクはそれなりに故障するものなので、工具があったほうが良いです。
最初は、セットになっているものが良いでしょう。
mtbでdhを体験できるツアーやスクールを全国でご紹介
mtbでdhを体験できるツアーやスクールをご紹介します。
自然豊かな山道やオフロードを走ってこそのmtbですから、その性能をフルで活かして欲しいと考えられた体験ツアーの数々です。
また、走行前には基本から学べるmtb講座と練習があるので、初心者の方でも安心して参加できます。
《群馬県:mtbジャパンみなかみマウンテンバイクツアー》
(4月上旬~11月下旬)
山道の大部分は下り坂のダウンヒルコースなので、体力をあまり必要としません。
ツアーで使うのは、アメリカメーカーのスペシャライズドの本格的なマウンテンバイクです。
オリジナルの練習コース『トライアルパーク』でしっかり練習してから山道に入るので、誰でも気軽に本格ダウンヒルコースを楽しむことができます。
《山梨県:河口湖エリアマウンテンバイクツアー》
(4月~11月末)
富士山の麓にある富士五湖の1つ、河口湖を取り囲むようにある御坂山塊の自然林を活かし、山々を縫うように走るdh体験です。
《長野県:白馬マウンテンバイクツアー》
(4月中~12月)
コースのほとんどが下りになるので、体力に自信がなくてもOKです。
無料レンタル(mtb・ヘルメット・プロテクター・グローブ)も用意してあるので、初心者も気軽に参加可能です。
スクールで慣れたら!初心者おすすめのコース
スクール体験をしたら、次はコースに出てみましょう。
初心者の方にもおすすめのコースをご紹介します。
《ふじてんmtbパーク》
東京・横浜・静岡から90分、簡単に日帰りのできる富士山のmtbパーク「ふじてん」。
富士山・河口湖の眺望を満喫しながら走るmtb用コースです
《白馬岩岳mtbコース》
mtb愛好者の中では有名なこの地には、ダウンヒルコースもあります。
ガイドが付いて体験スクールコースや、半日コースなどもあるので、初心者の方も無理なく楽しめます。
《瑞穂ハイランド》
島根県にある本格的mtbパークです。
ファミリーやサイクリングの方はベースエリアの緩やかな斜面や、山頂エリアの周回コースでのんびりも良いですし、中級者上級者の方は山頂からのdhが楽しめます。
《ルスツリゾート》
北海道随一のdhコースで、山頂までゴンドラにmtbを積んでいけます。
冬季にはスキーゲレンデになる斜面を、一気にダウンヒルで下る爽快感はたまりません。
《パレ那須オフロードパーク》
10連ジャンプやスラローム、スイッチバックといった技術系のコースが、多数用意されています。
初心者はもちろん、上級者にも人気のコースです。
dh初心者必見練習ポイント①
ここからはスクールで習った事を基本に、さらに上達するためのポイントをご紹介します。
『後輪荷重』
dhは普通に走れば当然、前に比重が掛かりますので、何かトラブルがあれば、そのまま転げ落ちていきます。
なので、意識的に重心を後ろにもっていかなくてはなりません。
下ハンを握ってサドルの後ろに乗って、お尻を後ろに引きます。
これがdhの基本姿勢になります。
『ブレーキング』
一般的に荒れた路面の上で、しっかりハンドルを抑えたい場合は、1本指でブレーキレバーを引きます。
特にトレイルやフリーライド向けmtbでは、急な坂道でもブレーキレバーを軽く引くだけで制動できるよう、非常に強力なブレーキを搭載しています。
そのため、強い力でブレーキレバーを引くと、そのまま前転してしまうことすらあるので、ワンフィンガーで十分です。
あとは傾斜のきつい場所では、ブラケットを握ってはいけません。
ますます前傾姿勢になり、ハンドリングが効かなくなってしまいます。
次に減速するタイミングですが、コーナーの手前です。
直線部分でしっかりと速度を落としておくと、体重移動が上手くいき、スムーズにコーナーを抜けていけるはずです。
dh初心者必見練習ポイント②
また、コーナーを抜けるときは外側のペダルを下にして荷重をかけて、地面に押し付ける感じにします。
これにより、タイヤをグリップさせる「コーナリングフォース」が高まり安定感が増します。
このとき、イン側のひざは大きく曲がった状態なので、これを内側に振って重心を移動させます。
さらにスクールでも、最初に教えられるくらい、コーナーでは頭の位置が非常に重要です。
コーナーでは、バイクの傾きと共に自分の体も傾きます。
このときに頭も釣られて傾くと、視界が悪くなり、平衡感覚を失ったりするので危険です。
ですから、頭は常に地面と垂直に起こしておきましょう。
mtbは、視線を送ったほうに動いていく特性があります。
このバイクの特性を生かしたコーナリングをするために、コーナーの出口を見ながら曲がっていくのが大切です。
コーナーで膨れてしまったときに、制御しようとしても、さらに膨れてしまうのは、目線が思わず膨れている方向に向いてしまうからです。
特にdhは、とんでもない方向に行ってしまったら、大惨事になりかねません。
最後に肩の位置を地面と水平に保ちます。
こうすることにより、上体の重心移動がスムーズになります。
また、曲がるときにコーナーのイン側の肩を少し前に出してあげると、リラックスできて上手く体重移動ができます。
mtbでdhを楽しもう
マウンテンバイクでダウンヒルを始めてみたいけど、何から初めていいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
まずは、スクール体験からはじめてみることをおすすめします。
スクールでは、ほとんどの物をレンタルで貸し出ししてくれるので、初心者にはおすすめです。