電動自転車は、小さなお子さんがいたり、長距離の自転車通勤をしている方、坂道の多い場所に住んでいる方には、強い味方ですよね。
今まで興味のなかった方にも、その魅力をお伝えしたいと思います。
また、バッテリーの充電方法や点滅の原因もお伝えします。
電動自転車とは
電動自転車は、電気の力でペダル回しを助けてくれる機能がついた自転車のことです。
簡単にいえば、普通の自転車にペダル回しをアシストしてくれるモーターがついています。
電動自転車に使われているバッテリーは、昔はニカド電池でしたが、現在ではリチウムイオン電池が主流になっています。
リチウムイオン電池になったことで、継ぎ足しの充電が可能になりました。
そして、充電器も進化しており、バッテリーの異常を点滅で教えてくれるようになりました。
電動自転車の乗り方は、通常の自転車と変わりません。
アシスト機能を使いたい場合は、スイッチ1つで開始できます。
そして、これから電動自転車を購入しようと考えている場合は、アシスト新基準になっていることを確認してください。
アシスト新基準になって、従来の2倍の力でアシストしてくれるようになったので、登り坂でも十分なアシストをしてくれます。
使い方は人それぞれです。
通学・通勤で使っている人もいれば、ダイエットしたい人にも電動自転車は選ばれています。
電動自転車とバッテリーについて
電動自転車で心配になるのは、走行中にバッテリーが切れることだと思います。
しかし、心配は不要です。
電動自転車はバッテリーが切れても、普通の自転車として使えるので、走行を続行することができます。
そして、近年の電動自転車はバージョンアップを繰り返してきたおかげで、少し前のモデルよりも明らかに性能が良くなっています。
バッテリーは連続運転時間が増えていますし、アシスト機能は滑らかな走行感を実現しています。
さらにバッテリーを切った後、普通の自転車として使ったときの性能も向上しています。
ギアを2速に合わせた状態なら、普通の自転車と変わらない走行ができるでしょう。
それでも、バッテリーが切れてしまうと、ペダルが重くなってしまうものです。
3速では明らかに重くて、フィットネスクラブにありそうなエアロバイクを、高付加にして扱っている感じになります。
そのため、3速で走行していると息が上がってしまう人もいるでしょう。
1速にすれば、ペダルは軽くなるはずです。
そのため、ペダルを漕ぐのが重く感じるなら、積極的にギアを軽くしましょう。
しかし、実際に性能が向上したおかげで、バッテリーが切れることは少ないと思います。
バッテリー切れをよく起こす場合は、充電の際に点滅していないか確認しましょう。
充電の際の点滅は、バッテリー劣化のサインなので交換時期かもしれません。
電動自転車のバッテリーのサイズと種類
電動自転車のバッテリーは、スマホと同じリチウムイオン電池が搭載されているわけですが、サイズはスマホよりも遥かに大きいものになります。
電動自転車に使われているバッテリーは2タイプあり、普通タイプ(8.9Ah)と大容量タイプ(12Ah)です。
1度の充電でかかる電気代は、容量・バッテリーメーカー・電力会社で多少前後しますが、7円から10円くらいになるでしょう。
そして、バッテリー自体の値段は、容量が少ないほうが安く、容量が大きくなると高価になります。
ただし、バッテリーは充電するごとに劣化していきます。
バッテリーの劣化は、充電器が点滅して教えてくれます。
そして、劣化したら交換しなければならず、数年に1回バッテリーを交換することになるでしょう。
そのため、電動自転車を使うなら、バッテリー交換費用も考えておいてください。
バッテリーの価格は4万円前後なので、3年から5年に一度は、そのような金額がかかることになります。
そして容量の少ないバッテリー本体は安いのですが、充電回数が多くなって、すぐに寿命が来てしまいます。
大容量バッテリーのほうがランニングコストが安いということもあるので、十分検討してからバッテリー容量を決めてください。
バッテリーの充電方法と点灯・点滅の違い
電動自転車は電気の力でアシストしてくれるわけですから、バッテリーが切れてしまったら充電して、電気を補充しなければなりません。
充電方法は簡単です。
家庭用のコンセントに、専用の充電器をつなげるだけで充電できます。
また、電動自転車によっては自転車にバッテリーを搭載したまま充電できるタイプもありますし、搭載したままでも取り外しても良い両方に対応したタイプもあるので、充電することに問題はないと思います。
充電にかかる時間は、だいたい1時間半から4時間半くらいでしょう。
時間に幅があるのは、大容量バッテリーには急速充電が可能であるものがあるからです。
そして、バッテリーの重量が気になる方は、軽量電池を選んでください。
軽量電池なら女性でも片手で楽々持ち運びできるでしょうし、ご年配の方でも持ち運べるようになります。
このように充電することは簡単ですが、充電器の見方を少し知っておくことも大切です。
通常の場合は、ランプが点灯して充電されます。
しかし、バッテリーが劣化していたり、何らかの故障があったりする場合は、ランプが点滅するのです。
そのため、ランプが点滅したらコンセントを外して、自転車屋さんに相談することをおすすめします。
電動自転車バッテリーの点滅の原因①
電動自転車のバッテリーを充電しようと思ったら点滅したという場合には、何らかの不具合があると思われます。
原因はいくつか考えられます。
1つめは、充電プロセスのエラーです。
充電中に不具合が起きています。
その場合は、充電器からバッテリーを外して、1日ほど放置することで改善することがあります。
改善してしまえば、そのまま充電してしまいましょう。
それから一度は改善しても、再度充電プロセスエラーが起きてしまう場合は、バッテリーの劣化、もしくは充電器の故障が考えられます。
2つめはバッテリーのセルバランスの崩れです。
バッテリーは乾電池のようなものが複数集まって構成されている(バッテリーセル)のですが、一部のバッテリーセルの性能が著しく低下することで充電できなくなります。
その場合は充電できないだけで、バッテリーが残っているなら、使用できる可能性があります。
3つめはバッテリーの広い範囲の故障です。
全部のLEDが点滅していないでしょうか。
その場合は、バッテリーの広い範囲が故障していると思われます。
そのような状態では、家庭ではどうしようもないので、購入したお店か自転車屋さんに相談しましょう。
電動自転車バッテリーの点滅の原因②
電動自転車のバッテリーが点滅する原因のひとつに、放電プロセスエラーがあります。
バッテリー制御回路・駆動ユニット制御回路・モーターなど、放電プロセスに異常があるということです。
その場合は、バッテリーを充電器に載せてみましょう。
それで問題なく充電できて、さらにバッテリーの点滅が治まるようなら、深刻なダメージは負っていないと考えられます。
放電プロセスエラーが、一時的に起こっただけだったということです。
改善した場合は、そのままバッテリーを使用し続けることができます。
しかし、バッテリーの点滅が治まらない場合は、バッテリーに深刻なダメージがあるので、交換するしかありません。
また、バッテリーの温度にも注意が必要です。
電動自転車を外で保管している場合は、直射日光を浴びていることも珍しくありません。
その場合はバッテリーの熱が上昇して、高温になりすぎることでバッテリーは点滅してしまいます。
また、その逆の低温になりすぎることでも、バッテリーが点滅します。
温度異常によって点滅しているので、バッテリーを室内に入れておくことで改善するでしょう。
室内に入れてから、だいたい2時間くらいで0度~40度くらいの範囲になって、バッテリーの点滅が治まると思います。
電動自転車で気軽な外出をアシスト!
電動自転車の魅力やバッテリーについてお伝えしてきました。
知れば知るほど、電動自転車に乗って出かけたくなりますね!
バッテリーは充電が必要ですが、その手間はかなり改善されています。
ただ、異常点滅した場合の対処は、購入店にお願いしましょう。