ロードバイクのホイールを自分で手組み!組み方をご紹介!

ロードバイクに乗っていると、いつの間にかパーツが増えてしまいます。

その中でも、ホイールを数種類持っている人や、目的によって使い分けている人も多いのではないでしょうか。

そこで、ロードバイクの走りを左右するホイールの組み方をご紹介します。

なぜロードバイクのホイールを手組みする?

組み方をご説明する前に、どうしてロードバイクのホイールを手組みするのか、考えてみましょう。

ロードバイクのホイールを購入する時、ほとんどの人が、サイクルショップなどでディスプレイされているホイールを思い浮かべるのではないでしょうか?

既にリムとハブ、スポークが組みつけられていて、すぐ使うことが出来る状態で販売されていることが多いですよね。

このホイールを完組みホイールと言います。

一方、リムとハブ、スポークをバラで購入して、自分で組み立てるホイールを手組みホイールと呼びます。

この違いは、メーカーやサイクルショップで、ホイールを組んでいるか、それぞれ気に入ったパーツを集めて、自分で組み付けるかの違いです。

そして、現在の主流は完組みホイールが多いです。

それでは、手組みホイールをするのにメリットがあるのでしょうか。

手組みホイールの一番のメリットといえば、オリジナルのホイールが作れるところでしょう。

他の人と、少し違ったロードバイクに仕上げることが出来ます。

スポーク数も選ぶことが出来るため、軽量なホイールを作りたければスポーク数が少ない物を選んだり、頑丈なものを作りたい場合には、スポーク数を多いもので組み上げることも出来ます。

また、価格に関しても、完組みホイールに比べて、割安で組む事が出来ます。

この他に、スポーク自体が、汎用品を使うことになるため、仮に修理が必要な場合にも、パーツが簡単に手に入る所も魅力です。

では、デメリットはあるのでしょうか。

手組みホイールのデメリットは、ホイールを組む人の力量で、そのホイールの性能が変わってくる点が挙げられます。

精度良く組み上げられたホイールと、バランスが悪いまま組み上げられたホイールとでは、その性能に違いが生じる事も仕方ない事です。

また、高価な完組みホイールには、精度の良い手組みホイールでも性能的に劣ることが多いです。

完組みホイールは、全体的なバランスで、専用のパーツを製作している場合が多いです。

このため、汎用品を使用する手組みホイールに比べ、高価なものは、完組みホイールの方が、性能が高い傾向にあります。

ロードバイクのホイールを組むために必要な工具

では、実際にロードバイクのホイールを手組みする時の、組み方をご説明していきます。

実際の作業を行う前に、必要な部品や工具を準備します。

必要な部品は、ホイールを組むのですから、ホイールの構成部品であるリムとハブ、その2つを繋げるスポークが必要になります。

手組みホイールのメリットの部分で少し触れましたが、スポークの数を自分好みに選ぶ事が出来ます。

軽量を目指すのなら、スポーク数が少ない物を、頑丈に組みたいのならば、スポーク数の多いものを選択してください。

また、スポークの長さも、適切な長さのものを選ぶ必要があります。

リムの高さによってスポークの長さも変わってきますので、場合によっては、パーツを揃えるサイクルショップで、確認する事が必要かもしれません。

作業をするために必要な工具類として、ニップルレンチが必要です。

また、組みつけの精度を上げるために、センターゲージ、振れ取り台があると便利です。

これらの物は、特別高価なものは必要ありません。

ただし、ニップルレンチについては、使い勝手の良い物を選ぶことをおすすめします。

また、ニップルの形状によっては、合うものと合わないものがある場合があるので、少し注意が必要です。

この他に、あると便利な工具は、マイナスドライバーや油類など、メンテナンス時に使う工具がいくつかあると便利です。

ホイールの左側の組み方

ロードバイクのホイールの組み方について、順を追ってご説明していきます。

ここで、前輪と後輪とでは、ホイールが異なる事は、見た目からわかると思います。

後輪には、スプロケットが付いているのです。

ホイールの左側にスプロケットが取り付けられるため、右側を左側とでは、組み方が少し異なります。

また、前輪に関しては、後輪の右側を同じ組み方をしていけば良いので、今回は、後輪の組み方について、ご説明していくことにします。

まず、ニップルに油を差し、動きを良くしておきます。

ハブにスポークを通しておき、このスポークとリムを繋ぐ作業の準備をします。

スポークの組み方によって異なりますが、6本組みと呼ばれる方法ではハブにスポークを通す時、外側から通すものと、内側から通すものが交互に来るようになります。

また、ラジアル組みと呼ばれる組み方では、同じ方向から通すことになります。

自分の組み方に合うように、スポークを通しておきましょう。

リムにニップルをはめ込み、スポークでハブと直線的に繋いでいきます。

そして、リムに付けたニップルに、スポークを通して、仮組みしていきます。

この時点で、きつくニップルを固定する事はしないでください。

完全に固定するのは、最後の振れ取りの時に、全体のバランスを見ながら行います。

ホイールの右側の組み方

左側の仮組みが完了したら、右側の仮組みを行っていきます。

工具の最後に、少し紹介しましたが、ロードバイクの後輪のホイールには、右側にスプロケットが取り付けられています。

このため、スポークの組み方が、右側と左側で異なってきます。

右側の組み方は、2クロス4本取りという方法で組んでいきます。

1本目の基準となるスポークの隣に入れたスポークが、1本目とクロスします。

この1本目と次にクロスするスポークは4本目のスポークとなります。

このように、4本周期で、2ヶ所別のスポークとクロスしながら、1周回していく組み方です。

また、ハブにスポークを通す時、1本目を内側から、2本目は外側からと、内側と外側を交互に通していくようにしてください。

最初の1ヶ所目で、形状を掴んでしまえば、後は繰り返し作業を行っていくのみです。

決して、無理な力を加えないようにしてください。

組みあがったときに、スポークが曲がってしまっていては、精度どころではなくなってしまいます。

ホイールの組み方で注意すべき点

右側、左側の仮組みが完了した時点で、振れ取り台を使い、ホイールにある振れを取りながら、スポークを固定・増し締めしていきます。

ホイールの精度を出すために、最も重要な工程になります。

全体のバランスを見ながら、振れのないように、スポークを張り、調整してください。

では、ロードバイクのホイールを組む時に、組み方の注意点をいくつかご説明していきます。

まず、リムにスポークを通す場合、リムの穴にニップルとスポークを入れていきますが、実は、右側用と左側用に穴が分かれている場合があります。

リムにあいている穴が、リムの中心に無いということです。

それも、右寄りにあるから右側用というわけではありません。

リムからハブまで、センターに対してスポークがクロスするように組み付けた方が強度が増すため、このような配置になっています。

こうすることで、直線的にリムとハブを繋げることが出来ます。

この他の注意点は、バルブの上で、スポークをクロスさせないようにしてください。

バルブの上でクロスしていると、スペースが無くなり、空気を入れる時に邪魔になってしまいます。

バルブの位置を意識しながら組み付け作業をする必要があります。

これらの点を注意しながら、根気良く、ホイールを組み付け、振れを取ってください。

ロードバイクに安全に乗るためにはホイールのメンテナンスが重要!

これまで、ホイールの組み方をご説明してきました。

ホイールを組む事が出来るということは、ばらす事も出来ますし、調整することも出来るということです。

楽しみが広がりますね。

ホイールは、ロードバイクが走るために、無くてはならないパーツです。

しかし、意外とメンテナンスに関しては、おろそかになりがちな部分ではないでしょうか。

あまりにもバランスが崩れたホイールでは、高速走行も出来ませんし、何より、振れて危険です。

また、スポークが破損していたり、ニップルが緩んでくる可能性もあります。

頻度は少ないかもしれませんが、定期的にホイールのメンテナンスを行い、安全走行が出来るように、常に良い状態をキープしてください。

ホイール手組みする事で個性と愛着が増す!

ロードバイクのホイールの組み方をご紹介してきました。

ホイールを手組みする事で、完組ホイールよりも安価に、パーツ交換する事が出来ます。

また、他の人と少し違うロードバイクを仕上げる事も可能ですし、何よりも自分で組んだホイールには、愛着が湧くのではないでしょうか。

1度、ホイールの手組みを試してみてはいかがでしょうか。