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ESCAPE R3にロードバイクのホイール

      2016/11/25

ESCAPE R3にロードバイクのホイール

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
ジャイアントの人気のクロスバイクESCAPEシリーズ。その中でも最もリーズナブルなラインナップがR3です。円が安くなった2016年でも税抜き価格55,000円。とても優秀です。
これにロードバイクのホイールを入れようっていうのが今回のお話です。

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ホイールを交換してESCAPE R3のパワーアップ?①

ある日突然に人間とはクロスバイクを買う生き物です。
冗談です。
でも、人力で、ガソリンもエンジンも電気もモーターも使わないのにするする進んで、しかもママチャリよりもずっと速くて楽な乗り物、クロスバイク。ある日突然に欲しくなるものです。もちろん、全く欲しくならない人もいます。そこは分かりません。

しかし、クロスバイクを手に入れた人は2種類の道にしか進みません。
・普通に速いママチャリという感覚でそのまま乗り続ける。
・ロードバイクと言うさらに速い乗り物に憧れるようになる。
そう、最初はロードバイクなんて全く興味がなくても、突然に気付いたら憧れ始める人は多いです。最初は通勤用として、ちょっと速いママチャリが欲しいくらいの気持ちでも、なぜか気付くとロードバイクの速さに憧れるようになります。
元々、ママチャリより速いということに憧れてクロスバイクを始めているわけですから、クロスバイクに慣れ、さらに速い乗り物の存在を知れば欲しくなるのは自然なことです。

そして、そういう人々は3つの道に進みます。
・まあ、良いかと諦める。
・ロードバイクを買う。
・予算の都合もあるからとりあえず手持ちのクロスバイクをカスタムし始める。

そう、今回はジャイアントのESCAPE R3というクロスバイクをカスタムして速くしよう、特にホイールを交換しよう、というお話なんです。

ホイールを交換してESCAPE R3のパワーアップ?②

じゃあ、ホイールを買ってきて交換しようという話になります。でも、ロードバイクを買わずにカスタムしようというわけですから、あまり値段の高いホイールも困っちゃいます。出来るだけ安くて速いホイール。
シマノのWH-R500というホイールが噂に登ってくるわけです。
このホイールはロードバイク乗りの人たちには通称『鉄下駄』という愛称で呼ばれているロードバイク用の一番安いホイールです。鉄下駄の愛称通り、ロードバイクのホイールとしては重いです。
しかし、腐ってもロードバイク用のホイールです。クロスバイクのホイールより速いんじゃないか、と思うわけです。
そして、このホイールは安いんです。
安いとは言っても千円とかじゃないですよ。前後セットで一万円ほどです。一万円と言うと高いように思う人もいるかもしれませんが、スポーツバイクのホイールとしては破格のプライスです。
実際、よく出来ています。一万円という値段を聞くと信じがたいほどによく出来ています。二万円と言われても、ふーん、と思う程度によく出来ています。
もちろん、鉄下駄には違いないのですが。

ホイールを交換してESCAPE R3のパワーアップ?③

「じゃあ、みんなクロスバイクはそのホイールに変えれば良いじゃん!」
そう思うでしょう。
それが上手く行かないクロスバイクもいっぱいあるのです。
というのもリアホイールとフレームのリアの横幅にはいくつか種類があるんです。
ロードバイクは130mmが主流です。最近、ディスクブレーキのものは135mmなどもあります。
マウンテンバイクは135mmか142mmか148mmだったり。あれこれあります。マウンテンバイクはとにかく規格が多く、しかも、現在進行形でどんどん増殖しています。

はて、今回の話題のクロスバイクはというと、135mmが主流です。
我らのシマノR500大先生はロードバイク用ですので130mm用のホイールです。
「え?! じゃあ、装着できないじゃん!?」
そう思うでしょう。

大丈夫なんです。
なんとジャイアントのESCAPE R3は、クロスバイクには珍しい130mm幅フレームなんです。

安心して鉄下駄デビューできるわけです。
鉄下駄を買ったお店でギア(カセットスプロケットって言います)を交換してもらうよう頼んで工賃を払ったら完成です。

どうして鉄下駄より重いホイール?

しかし、どうしてESCAPE R3には最初、鉄下駄R500より重いホイールなんかが標準装備なんでしょう。
もちろん、大人の都合もあります。シマノ先生から買うより、ジャイアントは自宅の工場でホイールを作って売った方が利益が出ますからね。

でも、そういう大人の都合以上に、ユーザーの便利さのために、最初は重いホイールが付いているのです。
というのも、初心者の人は細いタイヤって怖いですよね。
鉄下駄R500はロードバイク用なので細いタイヤを付けるように作っているんですね。
太いタイヤを付けようと思うと、どうしても横幅も必要になりますから重さも出る。さらにジャイアントは自宅の工場で作って売れる。
そんなわけで鉄下駄より重いホイールが入っているわけです。

R500は本当に鉄下駄ホイールなの?

ここで疑問が発生します。
「シマノR500は本当に鉄下駄なの?そんなに重いの?」
という問題です。
実はそんなに重くないです。メーカーが言うには前後で1900g。ロードバイク用軽いとは言いにくいですが、街乗りするには十分すぎる軽さです。レースで使うにはとっても重いですが。

ちなみに僕の好きなマビックのキシリウムエリート、通称キシエリはだいたい1500g。10万円くらいします。ちょっとしたレースから普段履きまでオールマイティにこなせます。(2016はモデル名が変わってしまっていますが)
世にいう軽量なフルカーボンの決戦ホイールが軽いもので1000g。フルカーボンでも1400g台のものもあります。お値段は安くて20万円、高ければ50万円以上。

そう。R500は鉄下駄という愛称の割に実はそんなに重たくない優秀なホイールなんです。耐久性も悪くないです。回転も悪くないです。

「じゃあ、どうしてみんな鉄下駄なんて言うの?」
考えてみて下さい。
10万円も出してホイールを買って、1万円のR500より遅かった時の悲しさ、恥ずかしさを。
ですから、ロードバイク乗りの人々は、「R500には負けられない、安いホイールには負けられない」という心意気を込めて、敢えて安いホイールを「鉄下駄」と呼び、背水の陣の精神で自転車に乗るのです。(もちろん、全員がそういうわけではないですが)

もちろん、現実は速い人がR500を使えば、あっさり負けます。速い人は速いですから。
でも、同じくらいの実力の人にはもちろん勝てます。

鉄下駄って呼ぶのは、一種の親しみを込めてなのかもしれません。最初の入門用のロードバイクにはR500が付いているものが多いです。初心者だった頃、お世話になった親しみなんかも込めての「鉄下駄」なのかもしれません。

じゃあ、みんな鉄下駄ホイールのまま走れば?

「それじゃあ、ロードバイクの人もみんな見栄を張らないで鉄下駄ホイールのまま走れば良いじゃん?」
そう思う人もいるでしょう。

まず、レースでは少しでも楽がしたいです。
ライバルより練習して勝ちたいです。頑張ります。しかし、練習したのにライバルが物凄く良いホイールを使っていたせいで負けてしまったら悔しいですよね。
ですから、決戦ホイールっていうのが欲しくなります。
やっぱり良い機材を使えば速くなります。

そして、世の中の多くの人が100均のパンツは履きたくないのです。
100均のパンツなんて履いてても、誰も気付きはしません。僕はふんどしが好きなので、時々、ふんどしを巻いていますが。当然誰も気付きません。
100均のパンツは確かにすぐにゴムが伸びたりと欠点もあります。
しかし、百円のパンツとしては非常に優秀です。
それでも、百円のパンツはあまりみんな履きたくないのです。せめて3枚で1000円くらいのパンツをはきたいものです。
(別に僕はパンツなんか百円でも何でも良い気もしますが)
想像してください。百円のパンツ履いていることが誰からもばれてしまう世界を。百円のパンツをはいていたら、おでこに百円って浮き出る世界を。別に何も問題は起こりません。でも、百円のパンツは履きたくないでしょう。いかに性能が悪くないとは言えど、仮に何回洗濯しても伸びないとしても。

そう、何事も一番安いっていうのは、ちょっと嫌なんです。
R500という文字がでかでかと書かれたホイールというのは変えたいんです。
もちろん、性能もアップしますしね。
R500がいかに優秀と言えど、一番安いホイールであり、性能的にもやはり安いホイールではあります。ただ、一万円程度という値段を考えれば優秀と言うだけです。

まとめ「ロードには鉄下駄でもESCAPE R3には」

さて、ESCAPE R3にロード用のホイールを履かせようというお話から、ロード用の一番安いホイールR500は本当に鉄下駄なのという話になり、百円のパンツまで話が飛躍しました。
実際、ESCAPE R3にR500を使うのは効果があります。細いタイヤでびゅんびゅんです。それでも、R500はロードでは鉄下駄なんです。
そう、ロードバイクの速さっていうのは本当に速いです。とりあえずのつなぎにR500でカスタムも良いですが、予算が貯まったら、是非ロードバイクも手に入れてみて下さい。とても楽しいですよ。

 - ロードバイク ジャイアント, 自転車全般