ジャイアントのイディオムを改造してより速く走ろう!

ミニベロの自転車が最近増えてきて、各メーカーでも取り扱っています。
その中でも自転車業界では有名なジャイアントもミニベロを出してます。
その名も「イディオム」。デザイン性も良く、性能も良いのでミニベロ購入を検討する人はこのイディオムも視野に入ってくると思います。
今回は、イディオムをもっと快適に走行するために改造するパーツについて紹介していきます。

ジャイアントのイディオムのシリーズを紹介!

自転車界の巨人「ジャイアント」。専門誌の広告掲載や各種メディアにとりあげられている事も多いので、初めてクロスバイクやミニベロを買おうとしている人には、購入候補に挙がる事も多いメーカーではないでしょうか。

創業37年目と、自転車メーカーとしては比較的歴史が若い部類に入る台湾のメーカーですが、他国の老舗自転車メーカーからの委託製造を受けてきた技術と経験を活かし、カーボンバイクにおいては独自の成型技術を用いた高品質のフレームを作り出すなど、近年高い実力を世に示してきました。

そんなジャイアントが、走りと軽快さを兼ね備えるモデルとしてミニベロ市場に送り込んだのがイディオムです。

ジャイアントのイディオムにはグレードが3つあります。

街乗りや通勤など普段使いに適するよう、シンプルなパーツ構成と手を出しやすい価格帯に設定した「イディオム2」。

フロントギアを2枚構成にして、ミニベロとしては細い25ミリ幅のタイヤを履かせて走りを意識した「イディオム1」。

そして、ジャイアントのイディオム三兄弟中、最もスポーティーなモデルなのが、「イディオム0」です。ドロップハンドルにロードバイクにも使われるコンポーネントを装備、軽量化と快適性を兼ね備えるカーボンフォークやカーボンシートピラーを奢るなど、ミニベロながら全身から「やる気」を漲らせる走りのモデルとなっています。
ジャイアントのイディオム三兄弟の中では、一体どれが改造に良いのかを次で説明していきます。

ジャイアントのイディオムの中で改造するならどれがいい?

このジャイアントのイディオム三兄弟の中で、改造を前提として購入するなら、どのモデルが最適なのでしょうか?

とにかく速く走れるミニベロが欲しい。そうお考えの方なら、真っ先に思い当たるのがイディオム0かもしれません。
しかし、ジャイアントのイディオムの中で最も走りを意識したこのモデルは、最初からスポーツ走行用の高級なパーツで組まれている為に価格が高く、その上、改造として手を入れる場所が少なくなりがち。
一つ一つのパーツを自分好みに仕上げていくというカスタムバイク作りの醍醐味が薄く、改造前提のベース車両としては適さないかもしれません。

では、イディオム1とイディオム2では、どちらが改造に向いているのでしょうか。

ジャイアントがイディオム1とイディオム2に与えた差は、主に変速系にあります。
イディオム1はフロントギアが2枚構成、リア側が9段変速なのに対し、街乗りを意識したイディオム2はフロントギアがシングル(1枚)で、後ろ側も8段変速です。

長距離、しかもアップダウンのある道を走るとなると、この差がジワジワと脚に効いてきますが、改造前提のベース車両として考えるなら、無視してよい範疇と言えるでしょう。

イディオム1とイディオム2の価格差は、メーカー提示価格で12,000円(税抜)。
最初から改造を前提としてパーツ構成にはこだわらず、少しでも車両本体価格を抑えたいという事であれば、イディオム2は改造のベース車両としては、おすすめの一台といえるのではないでしょうか。

ジャイアントのイディオム2のボトムブラケットを改造しよう!

ジャイアントのイディオム2のフロントギアは、いわゆる「シングルギア」と呼ばれる、歯車が1枚しかついていない構成です。

街乗りだけであれば、この構成でも十分対応できますが、ジャイアントのイディオムを改造して乗りたいという方の多くは、ある程度スポーティーな走りも視野に入れているのではないかと思います。

そこで、改造の候補として真っ先に手を付けたくなるのが、このフロントギア周りのパーツということになります。

この改造に先立って、まずは、クランクとボトムブラケットをする必要があります。
クランクには「コンパクト」と「ノーマル」の2種類が存在しますが、その差は外側・内側それぞれのギアの歯数。アップダウンの多い道を走ることを想定するのであれば、コンパクトクランクの導入をおすすめします。

ボトムブラケットにもサイズと種類があります。
イディオムのボトムブラケットサイズは68mmという規格。70mm規格の物を用意してしまうと、せっかく購入したパーツがフレームに入らないという事態になりますので注意しましょう。
ボトムブラケットの種類については、初期装備でスクエアテーパーという軸が四角いタイプの物が付いていますが、こちらはオクタリンクやホローテック2などにも交換が可能です。

クランクとボトムブラケットの交換作業は、これらのパーツを専門のショップで購入した場合、工賃込みで交換作業まで対応してくれる事があります。
交換作業にはアーレンキーやモンキーレンチといった一般的な工具の他に、ペダルレンチなどの自転車専用の工具が必要となります。それらの工具が手元にあるのであれば、自宅での作業も可能ですので、少しずつ自分の手でバイクを改造していく工程を楽しみたいという方は、チャレンジしてみるのも良いかもしれません。

ジャイアントのイディオム2のハンドルを改造しよう!

ジャイアントのイディオム2には、初期装備として「フラットバー」と呼ばれるハンドルが付いています。

このタイプのハンドルのメリットは、ブレーキの操作性にも優れていて、上体が起きた乗車姿勢になるので、自転車に乗りなれない方でも違和感なく乗り始められるという事が挙げられます。
一方、握り方に変化が付けられないハンドル形状は長距離移動になる程疲労が蓄積しやすく空気抵抗も大きい為、スポーツ走行には不向きな面もあります。
何より、個性に欠けるフラットバーは見た目にもバイクを平凡に見せてしまいがち。自分だけのジャイアントのイディオム2を作りたいという改造派の方やスポーティーに乗りたい方にとっては、最初に交換したくなるパーツかもしれません。

ハンドルにも、「ブルホーンハンドル」「エアロバー」「ハイライズハンドル」「ドロップハンドル」など、形状や用途によって、実に様々な種類があります。
自転車の見た目を大きく左右するだけに、ユーザーの好みによって様々な形状を選べるのがハンドル交換の魅力でもあります。

どのハンドルに交換するにしても、「クランプ径」という値に注意してください。
フレームとハンドルを結節するステムごと交換する場合も、初期装備のステムをそのまま活かしてハンドルのみ交換する場合も、それぞれこのクランプ径の値を確認してから交換用ハンドルを購入しましょう。

またドロップハンドルやブルホーンハンドルを選ぶ場合、実際に握る部分を保護するバーテープの選択も必要です。
バーテープはハンドルと同様に自転車の個性を表すパーツでもあるので、多種多様なバーテープの中からお好みの1本を選んで、自分だけの改造イディオム2を作り上げてください。

ジャイアントのイディオム2のホイールを改造しよう!

自転車の性能を大きく左右するのが、地面と設置しているタイヤとホイールです。
このパーツを変えるだけでも、はっきりと走りの違いを実感できる為、改造にかかるコストに対する効果は大きいと言えるでしょう。

ジャイアントのイディオム2が採用している20インチというホイール径には、さらにその中に「406」と「451」の2種類のサイズが存在しています。その差はわずかですが、406が小さく、451が大きいと覚えておけば問題ないでしょう。

406はミニベロらしい軽快な走りが楽しめる一方、わずかに小さい径が影響して、長距離走行になると消費体力が増えるため、スポーティーな走り方にはあまり向きません。
逆に451であれば漕ぎ出しこそ重さがあるものの、スピードに乗ってしまえば406より楽に走れるでしょう。
どちらを選ぶかは、それぞれ目指す走り方によって異なるかと思いますが、脚力がつくまでは406で対応し、走れるようになってきたなと感じた時に456にサイズアップすると、自分の成長とバイクの性能アップを同時に実感できておすすめです。

406/451ともに、各メーカーからドレスアップ用やレーサー仕様など複数の種類が販売されていますので、価格と性能のバランスから判断して、自分のイディオム2の改造コンセプトに最適な1本を選びましょう。

自分のジャイアントのイディオム2にどんなホイールを合わせると映えるのか、あれこれ妄想するのもまた、自転車改造の楽しみ方の一つでもあります。

ジャイアントのイディオム2のホイールを改造しよう!

自転車の性能を大きく左右するのが、地面と設置しているタイヤとホイールです。
このパーツを変えるだけでも、はっきりと走りの違いを実感できる為、改造にかかるコストに対する効果は大きいと言えるでしょう。

ジャイアントのイディオム2が採用している20インチというホイール径には、さらにその中に「406」と「451」の2種類のサイズが存在しています。その差はわずかですが、406が小さく、451が大きいと覚えておけば問題ないでしょう。

406はミニベロらしい軽快な走りが楽しめる一方、わずかに小さい径が影響して、長距離走行になると消費体力が増えるため、スポーティーな走り方にはあまり向きません。
逆に451であれば漕ぎ出しこそ重さがあるものの、スピードに乗ってしまえば406より楽に走れるでしょう。
どちらを選ぶかは、それぞれ目指す走り方によって異なるかと思いますが、脚力がつくまでは406で対応し、走れるようになってきたなと感じた時に456にサイズアップすると、自分の成長とバイクの性能アップを同時に実感できておすすめです。

406/451ともに、各メーカーからドレスアップ用やレーサー仕様など複数の種類が販売されていますので、価格と性能のバランスから判断して、自分のイディオム2の改造コンセプトに最適な1本を選びましょう。

自分のジャイアントのイディオム2にどんなホイールを合わせると映えるのか、あれこれ妄想するのもまた、自転車改造の楽しみ方の一つでもあります。

$$$ジャイアントのイディオム2のホイールを改造しよう!$$$
ここまで、ジャイアントのイディオム2の改造を中心に見てきましたが、改造前提のベース車両として他メーカーのバイクはどうなのでしょうか。

ミニベロといえば、折り畳み機構を用いてよりコンパクトに収納できる小さい自転車というイメージが強いかもしれません。そのコンパクトさと軽快さを活かして、自転車も持って旅にでる「輪行」にミニベロを用いる方も少なくありません。

こうした折り畳めるタイプのミニベロでは、ダホン、ブロンプトン、タイレル、バーディなど国内外の各メーカーから個性的なモデルが多数出されています。

これらのモデルにももちろん改造の選択肢が多数用意されていますが、こうしたバイクがコンパクトさと軽快さを手に入れる代わりに失ったのが、重量と剛性です。
精巧な折り畳み機構はどうしても複数のパーツを用いるために、その分だけ重量増を招きます。また、本来つながっている部分を分けて折りたたむ為、折り畳み機構がないバイクに比べれば車体剛性は低くならざるを得ません。

ですので、このタイプのバイクを改造して楽しむのであれば、カリカリのスポーツバイクを目指すのではなく、街乗りを楽しくするドレスアップや、快適性を上げる為の改造に集中するのが良いのではないかと思います。

一方、折り畳み機構がないミニベロのうち、改造を前提としたベース車両として、ジャイアントのイディオム2とよく比較されるのが、イタリアンメーカー「GIOS」のMIGNONではないでしょうか。

イタリアンメーカーらしい洒落たデザインに、GIOSブルーと呼ばれる爽やかな車体色は女性にも好まれる一台です。ジャイアントのイディオム2とも価格帯が近く、改造のベース車両として採用する方が多い事にも頷けます。

改造派にも魅力たっぷり!ジャイアントのイディオム2

ジャイアントの高い設計力や技術力やが詰まったフレームに、手に入れやすい価格帯。
改造する選択肢が多く、改造後のポテンシャルも高い。ここまで見てきたように、ジャイアントのイディオム2は、ベース車両をコツコツとカスタムしながら自分好みの一台を仕上げていきたい、という改造派の方にとっては、まさにおすすめできるバイクといえるでしょう。
ぜひあなた好みの一台をジャイアントのイディオム2で作り上げてください。