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自転車のチェーンのたるみ問題

      2017/03/08

自転車のチェーンのたるみ問題

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。

ママチャリに乗ってしばらくして自転車屋さんに行くと、「ああ、こりゃ、チェーンにたるみが出てるね。チェーン引きしとくね」なんて言われることがありますよね。
クロスバイクでは、チェーン引きと聞いたことありませんよね。

クロスバイクのチェーンってたるまないの、今回はそんな話です。

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自転車のチェーンのたるみ問題①

そもそもにですよ。
チェーンがたるむとは、どういうことなんでしょう?

「そんな金属プレートの組み合わせが、人間の脚力ごときで伸びたり縮んだりするの?」
この疑問は鋭いです。

ええ、人間の脚力ぐらいでは、チェーンのプレートが伸び縮みすることは滅多にありません。

ワイヤーは細い金属の組み合わせですので、伸び縮みしますけど。
チェーンって、結構しっかりしたプレートの組み合わせですからね。

逆に人間の足で簡単に伸び縮みするとしたら、オートバイなんか作れません。

でも、現にママチャリではチェーンがたるんできます。
そして、自転車屋さんのおじさんは、謎のチェーン引きというのを100円か、高くても500円くらいでしてくれます。

チェーン引き、チェーンを引き締めるんでしょうか?
そんな難しそうなこと、500円くらいでしてもらっても良いものなんでしょうか?

自転車のチェーンのたるみ問題②

いえ、実際にはチェーンを引き締めているわけではないです。
単に、ホイールを後ろに引っ張り下げているだけです。

もちろん、手で引っ張るとかじゃなく、ちゃんと工具を使ってしかるべき方法で、チェーンが伸びてしまった分、ホイールを後ろに引っ張り下げることで、チェーンはまたきちんとします。

でも、クロスバイクでチェーン引きって聞いたことないですよね。
実は、ママチャリでも6段ギアとかのものでは、チェーン引きはしません。

そう、カギは変速があるかどうかです。
でも、三段ギアのものはチェーン引きしないといけません。

これは、外装変速システムというものの賜物です。

自転車のチェーンのたるみ問題③

外装変速システムとは、スポーツ車についている車輪の右側にある、外にひょこっと出ている変速機を使って変速するシステムですね。

その反対は内装変速システム。
ホイールの内側で変速します。
車の変速なんかと同じですね。

外装変速システムでは、無理やりチェーンを隣のギヤにずらすことによって、違う重さのギヤに変えます。
ギヤの大きさとは歯車の大きさです。

違う大きさの歯車にかけるのに、同じチェーンの長さで余ったりしないのか?
余らないようにバネで引っ張ってるんです。

そうなんです。
外装変速システムは、メインの目的は変速ですが、チェーンの張り量を調整する役割も持っているんです。

だから、外装変速システムでは、手動でホイールを後ろに引っ張り下げなくても、自動で変速機がチェーンを後ろに引っ張ってくれるんです。

外装変速システムがついていない自転車では、チェーンがたるめば、手動で、つまり自転車屋さんのおじさんに頼んで、ホイールを後ろに引っ張り下げてもらわないと、チェーンがたるんだままになってしまうんですね。

自転車のチェーンのたるみ問題④

「じゃあ、全部の自転車を外装変速システムにすればいいじゃん!!」
ええ、僕もそう思うんですがね。

でも、外装変速システムには弱点があるんです。

まず、外からの衝撃に弱いですね。
ママチャリが自転車置き場で将棋倒しになっていても、
「あ、僕の自転車の変速大丈夫かな」
と、心配になる人はいませんよね。

実際、こけたくらいで変速がおかしくなったママチャリというのは、あまり聞きませんよね。

そう、外装変速がついていない自転車は転倒などに強いんですね。
たとえば、ホームセンターで1万円で売っているような変速機なしの自転車。

まあ、強いです。
安いパーツで出来ていますが、少なくとも1年くらいはきちんと走ってくれます。
しかも、ノーメンテナンスで。

クロスバイクなどのスポーツ車の場合、「1か月したら初回点検に持って来てね」ということを、よく自転車屋さんで言われると思います。
その後も半年に一度くらいは点検に持ってきてね、と言われますよね。

ママチャリも一応、1年に一度は点検に来てねと言われますが、点検だけで自転車屋さんに持っていく人って珍しいですよね。
1年に1回くらいはパンクして、自転車屋さんには行きますが。

そう、ママチャリというのは、放置してもそう簡単に壊れないように作ってあります。
そのくせ、ときどきチェーンが伸びて、チェーン引きが必要になります。

クロスバイクのチェーンはたるみが出ないの?

「じゃあ、クロスバイクのチェーンはたるみが出ないの?」

実は、クロスバイクのチェーンの方がママチャリより細い分、消耗するのは早いです。
しかし、変速機がチェーンの引っ張りを調整してくれていますから、問題ないのです。

最初のほうに出た疑問に戻りましょう。

「チェーンがたるむって、そんな簡単にチェーンのような金属が伸び縮みするんですか?」
という問題ですね。
そして、金属はそう簡単に伸び縮みしないとも言いました。

でも、チェーンは現に伸びてたるんでいます。
これは、チェーンの金属が伸びているんじゃなくて、チェーンのつなぎめの穴がどんどん削れて大きくなって、チェーンの金属と金属の間の距離が伸びてしまっているせいなんですね。

「クロスバイクのチェーンはたるまないの?」という問題については、変速機が引っ張ってくれているから、目に見えてたるみはしませんが、きちんと消耗しています。

ママチャリと同じように、全長が長くなっていってしまっています。

チェーンが伸びると何が問題なの?

でも、チェーンが伸びる(実際には金属は伸びていませんが、チェーンの全長は伸びていますよね)のは、何か問題があるのでしょうか?

ママチャリの場合、チェーン引きをしていっても、当然ですが永久にホイールを後ろに引っ張り続けるわけにはいきません。
ホイールを後ろに引っ張るのも限度があるので、そこまでくるとチェーン交換です。

ママチャリに対して、クロスバイクはホイールを後ろに引くことはありません。
勝手に変速機が、後ろに引っ張ってくれます。

でも、チェーンが伸びると変速が遅くなっていってしまいます。

実際に、チェーンが伸びたクロスバイクと、新車のクロスバイクを乗り比べると、変速のもたつき、トラブルの差というのが分かります。

でも、チェーンは徐々に削れて伸びていくので、実際に乗り続けていると、伸びていることに気付かないことが多いです。

そして、ある日突然に「あ、そろそろチェーン交換ですよ」と自転車屋さんに言われるわけです。

チェーンのたるみは何とか防げないのか?

何となく原理が分かりましたね?

でも、何とかしてチェーンのたるみ、伸びとは防げないものでしょうか。

この答えは簡単で、チェーンが削れるのを防ぐのが一番の方法です。
力いっぱい漕ぐと当然ですが、大きい力でチェーンを削ります。

長持ちさせようと思えば、急な加速は減らした方がいいですね。

「でも、立ち漕ぎしないと遅刻しちゃうもん」
そうですよね。
急ぐこともありますよね。

問題は、チェーンがこすれて削れるということです。
摩擦を減らすには、油です。

そうなんです。
チェーンの油が大事というのはこういうことですね。

ギアの歯が削れないようにということもありますが、チェーン自身が削れないように油は差さないといけないんです。

特に、走っていても油が簡単に落ちない油が良いです。
力をかけても、速度を出しても簡単に落ちない油。

なおかつ、チェーンの細かいところまでしみわたってくれる油。

自転車屋さんで売っているチェーン専用のオイルとは、そういう油です。
ぜひ、使って、自転車を長持ちさせてあげてください。

正しい使い方については、自転車屋さんで聞くと教えてもらえると思います。

まとめ「心に愛を、チェーンに油を」

チェーンのたるみ問題を、ママチャリと合わせてクロスバイクでも考えてきました。
もちろん、ロードバイクでも同じ原理でチェーンは伸びます。

正直なところ、ママチャリでは割とどんな油でも差しておけば、ある程度は大丈夫という面があります。
ですが、掛かる力の大きい自転車ほど、油はきちんと選ばないといけません。

自転車専門店で売っている油は、スポーツ自転車に使えるものを選んでおいていますので、特に悩む必要もありませんが。

それぞれの油に特徴もあります。
自転車屋さんで、どんな使い方をどんな自転車でしているのかを伝えて、オススメの油を聞くと一番最適な油を出してくれると思います。

愛ある心で、チェーンにはしっかり油を注いであげて下さい。

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