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自転車のホイールの歪みに関して

2016.4.10

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
いかに大事に乗れども、ある日、突然にホイールの歪みは出てくるものです。

別に重い荷物を積んでいても、そうじゃなくても。
もちろん、重い荷物を積んでいる方が歪みやすいですが。

歪んでしまったホイールは、どうすればいいの?
今回は、そんなおはなしです。

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自転車のホイールの歪みは自転車屋で

「ホイールって高いらしいからなー、どうしよー!?」
と、悩む人も多いかもしれませんが。
自転車屋さんに持っていくと、案外すぐに直してくれます。

いや、すぐと言っても30分くらいはかかるでしょうが。
タイミングが良くて、早いところなら5分かからず直してくれます。

タイミングが悪いと、預かりという場合もあるので、ホイールだけ外して持っていく方が間違いないかもしれません。
工賃は自転車屋さんによっても違いますが、1,000円から3,000円くらいじゃないでしょうか。

慌てず、自転車屋さんに相談に行きましょう。
預かりになるか、電話で確認してから行くと間違いないです。

自分で直すのは、ちょっと難しいです。
振れ取り台とニップル回しという道具が必要ですし、原理が分かっていて、経験がある程度ないと悪化する可能性が高いです。
自宅で自分で直すのは、やめておいた方が良いと思います。

もし、振れ取りをご自身でしてみたいという人は、いらないホイールを1本と振れ取り台、ニップル回しを用意して、バラバラにして、組み直すというのを何回かしてみると良いかもしれません。

今の時代、手組ホイールも少ないので、別にオススメはしませんが、出来ると楽しいです。
自転車の修理の中でも難しい作業、技術の差が出る作業です。
そう、書き忘れていましたが、テンションメーターという道具も必要ですね。

なんでホイールの歪みは出るの?①

それにしても、どうしてホイールは歪むんでしょうか。
歪まないように作れないものでしょうか。

自転車のホイールは、ハブ・スポーク・リムという3つの部品で出来ています。
ハブは中心の回転軸。
リムは外の輪っか。
スポークは、そのふたつを結ぶ針金のような金属の棒です。

このスポークというやつが伸び縮みし、あるいは折れてしまったりしてバランスが悪くなると、ホイールは歪みます。
一般的には自転車ではホイールの歪みと言わずに、ホイールの『振れ』なんて呼ぶことが多いです。

歪んだ車輪を回すと、うねうねと歪んだ部分が振れて見えるので、そう呼びます。
歪みと言わず「振れが出てしまいました」と言うと、ツウっぽいです。

振れをなくすことを振れ取りと呼びます。

「すみません、振れ取りお願いしてもいいですか?」

なんて言えば、もう自転車上級者かもしれません。

なんでホイールの歪みは出るの?②

しかし、そんな細っちょろい針金のようなものを使わず、1枚の金属板で作れば強そうな気がします。
競輪なんかのディスクホイールなんて、見るからに強そうです。
でも、案外そうでもなかったりします。

車も列車も、ホイールにはスポークがあります。
車の場合、自転車のように細くはないですが。
中心と外周をスポークでつなぎます。

自動車の場合、スポークが中心と外周と一体で作っているものが大半ですが、スポークシステムであることには違いありません。
(自転車のホイールでも、ライトウェイトというメーカーは、リムとスポークが一体ですね)

スポークシステムを使うと、まず軽くなります。
見た目から想像が付く通りですね。

そして、見た目と裏腹に強くなります。
スポークはホイールにもよりますが、少なくとも500N程度のテンションを掛けます。

500N=約50kg。
倍ぐらいかけるホイールもあります。

結構なテンションです。
これが24本だったり32本あるので、合計すると、ざっくり1t以上の力になります。

これだけの大きい力でリムを引っ張れば安定しますよね。
少々の段差を越えても、自転車の軽いリムがすぐには壊れないのは、そういうスポークたちの頑張りのおかげです。

さらに自転車の場合、車体の大きさの割に、非常に直径の大きいホイールが入っています。
そうなると横風の影響が出ます。
スポークシステムなら風通しが良いので、横風の影響を受けにくいわけです。

当然、ホイールは走れば回転します。
下側に来たスポークは、体重で圧縮されるので、張力が落ちます。
横に来れば解放されて、ぐるぐる回ります。
左右にしても、右足を踏み込む時と、左足を踏み込む時で伸び縮みの違いがありますよね。

そう、スポークたちは日々頑張っているので、使っているうちにくたびれて伸び縮みしてしまい、ホイールは振れてしまうのです。

どうやって歪みを取るの?

ホイールの歪みは、スポークの伸び縮みでしたね。
歪みを取るためには、伸びたスポークを張りなおしてやります。
基本的には縮むことはほぼないので、伸びている部分を張ることで調整します。

スポークの張りの調整は、リム側に付いているボルトのような部品、ニップルを締めることで調整します。
ニップルを締めると、ぐいぐいっとスポークがニップルに吸収されて行き、張力が上がります。

左に振れていれば、ハブの右側から伸びているスポークを張ってやれば良いわけです。
ギターなどの弦楽器の調弦と同じで、基本的に張る方、締める方で調整します。

緩める方で調整すると、一時的には直っても、その後すぐにずれるという場合が多いです。
ニップルを締めるのは、出来るだけ少ない回数で出来る方が良いです。

一部だけ張り過ぎれば、その反対側の方にも影響が出ます。
振れている箇所を的確に見付け、最短の手数で調整するのが腕の良いメカニックです。

横に振れている場合は、そういう方法で調整が出来ますが、縦に振れている場合があります。
縦に振れるというのは、極端に言えば、ホイールが楕円形になっているという事です。

横振れよりも縦振れの方が、走行に影響が出ます。
ただ、縦の振れの場合、調整が難しい場合が多いです。
最悪、1回バラシて組み直さないと、難しいということもあります。

ホイールに振れが出たら、何かしらのテンションバランスが狂っています。
狂った状態で乗り続ければ、一部にだけ大きい力がかかるようになり、大きい縦振れにもつながります。

程度にもよりますが、早めに振れ取りはしておいた方が良いです。

自転車の中でも技術が問われる作業

振れ取りは、どの程度まで精度を求めるかにもよりますが、小さな町の自転車屋さんでも出来ます。
しかし、自転車を調整するいろいろな作業の中でも、最も技術が問われる作業の1つです。

自転車をいじる上で一番難しいのが、金属の伸び縮みだからです。

自転車というのは、フレームとパーツを違うメーカーが作ります。
ときどき、「シマノの自転車が欲しい」という人がいますが、シマノはコンポーネントメーカーです。
フレームは作っていません。

あるいは、「シマノの部品なので、他の部品、ハンドルなんかも全てシマノで揃えたい」という人もいます。
シマノもハンドルなどは作っていますが、そっちはメインではないので、別のメーカーで統一しても問題ありません。

そうなんです。
いろんなメーカーの部品が組み合わさって、1台の自転車になるんです。

おおまかに分けると

・フレームメーカー(ジャイアントやトレック、ピナレロ、コルナゴなど)
・コンポーネントメーカー(シマノ、カンパニョーロ、SRAMなど)
・ハンドル、ステムなどのパーツメーカー(シマノ、NITTO、FSA、デダ、3Tなど)
・ホイールメーカー(シマノ、カンパニョーロ、マビック、コリマなど)

という4つのジャンルに分かれるでしょう。

仮にホイール、ハンドルステムなどを全てシマノで揃えても、一番大事なフレームは別のメーカーなんです。

部品同士の組み合わせの際に、それぞれの部品が金属ですので、いくらか伸び縮みします。
ネジ1本しめるにもトルクが大事です。
トルクオーバーし過ぎると、ネジは張力を失ってしまい、逆に結合力が落ちます。
最悪の場合、破断します。

そういう金属の伸び縮み、いうなれば金属の呼吸が最も顕著に出るのが、ホイールのスポークなんですね。
(他に分かりやすいところだと、ワイヤーも伸び縮みしますね)

今は時代が変わったので、手組ホイールをメインでする店は減りました。
ですが、昔からホイール組が上手い店は技術があるというのは、そういう自転車整備の核心でもある、金属の呼吸を理解できるということが背景にあるんですね。

まとめ「ホイールが振れたら自転車屋さん」

ホイールに手を出すのは難しいです。

今回の話の振れ取りもそうですが、ハブのグリスアップや玉押しの調整など、微妙な力加減を要求する作業が多いです。
独学で覚えるには、少し難しい作業が多いですね。

ホイールが振れたら、自転車屋さんに行くのが間違いないです。
預かりの作業になってしまうこともありますが、慎重に確実に作業してもらうためです。

預かりの作業が困るという人は、予備のホイールが1本あると便利かもしれません。

 - クロスバイク, ホイール スポーク, ロードバイク