グリップはロードバイクやクロスバイクの操作するハンドルを握る上でとても重要なパーツです。ロードバイクに関しては、ドロップハンドルが標準装備となっていて、色んな持ち方ができます。そのときにしっかりハンドルを握れるようにする必要があります。今回はハンドルバーの交換方法と合わせてグリップの交換方法を紹介しましょう。
ロードバイクのグリップの交換方法~取り外し編①
ロードバイクのグリップについているバーテープの交換方法を簡単に紹介します。
まずは取りはずし。
バーテープを外して、デュアルコントロールレバーを抜いて、ステムからハンドルバーを外します。
装着はその逆で、ステム、デュアルコントロールレバー、バーテープの順で取り付けていきます。
またそのとき、ハンドルを外すためバーテープ以外にハンドルバー自体の交換をすることができます。
必要な道具は、デュアルコントロールレバーの着脱を簡単にするアーレンキーとバーテープを切断するハサミくらいです。
ハンドルバーの交換は、たとえばスピードトレーニングや山登りなどで違うハンドルバーを使用したい場合に交換することになります。
取り外し方は上記のように、バーテープ、デュアルコントロールレバー、ステムの順に外していきます。
ハンドルバーを頻繁に交換する場合は、ワイヤーを内蔵できたとしても、内蔵させずに外に這わせたほうが今後の交換が楽になります。
ロードバイクのグリップの交換方法~取り外し編②
ロードバイクのハンドルバーには、山登りや坂に向いているハンドルバーだったり、タイムトライアル用のハンドルバーだったり、様々な用途のものがあり、交換することで使い分けることができます。
これは余談になりますが、レース時にはバーテープを巻かずにグリップを握る方もいらっしゃるようです。
ハンドルバーの交換方法には、様々な考えが関与させると思いますが、身長や体格でハンドルバーの幅を決めるよりも、フレームサイズで決めたほうが実際的なサイズとなると感じています。
極端にフレームサイズが大きい(または小さい)ものは規格外ですので、体格にあわせるべきだと思いますが、一般的なロードバイク、440から560のサイズであれば、ハンドルバーの幅は全部400mmでよいのではないかと思っています。
気にするならば、ハンドルバーの幅よりも、リーチやドロップを気にしたほうが良いように思います。
そのほうが、より良いポジションでロードバイクに乗ることができるのでより良い走行につながるでしょう。
ロードバイクのグリップの交換方法~取り付け編①
ロードバイクのグリップにバーテープを取り付けることは、取り外しの逆順で作業を行うだけのことです。
交換方法は簡単で、サクッと取り付けることもできるのですが、それでも大切となってくるポイントがあります。
デュアルコントロールレバーを仮付けしてからプラケット部をまっすぐ進行方向にあわせます。
そして左右の高さも揃っていることを確認します。
そのときにこれが一番重要となるのですが、ハンドルバーとデュアルコントロールレバーの角度は地面と水平であることを確認してください。
ハンドルバーはトップ部(ウィング部)に合わせて、デュアルコントロールレバーはブラケット上部に合わせます。
それを原点として、そこから自分のポジションや乗り方に合わせて角度を上下に調整してください。
試して乗りしてみて違和感があったら微調整したり、原点に戻して再調整したりしていきましょう。
高さとしてはサドルの最下部とハンドルバーの最上部が揃っているような高さが良いでしょう。
ロードバイクのグリップの交換方法~取り付け編②
ハンドルバーの高さはサドルの高さを決めてから定めることになります。ショップで購入した場合でもサドルの高さから確認しているはずです。
ハンドルバーの高さがずれている場合は、ハンドルステムを上下ひっくり返して装着したり、スペーサーの位置を取り替えたりして調整して、ちょうど良い高さにすることもできますが、サドルとハンドルバーの高さがあまりにも合わないといった場合には、ショップに相談することをオススメします。
高さ調整が済んでから、左右の2本ずつのワイヤーをビニールテープで固定して、最後にグリップ部分にバーテープを巻きつければハンドルバーの交換完了です。
バーテープに関しては、消耗品なので安いものを使うのもよいのですが、クッションバーテープというものもあるので機能面を気にしても良いでしょう。
ロードバイクのハンドルバーの交換方法は結構簡単なものです。
レースに合わせて数本のハンドルバーを使い分けていきたかったり、今後ともハンドルバーを交換していったりするのであれば、ワイヤーは内蔵しないほうが、簡単にハンドルバーを交換できるのでオススメです。
クロスバイクのグリップの交換方法①
クロスバイクのグリップを使い続けているとベトベトになってしまうことかあります。
何時間握っても疲れ難い柔らかいグリップは、その柔らかさと引き換えに1年もすぎると表面が剥離して、接着面がむき出しになってしまいます。
それでベトベトした触り心地になるのです。接着剤によるベタつきなので乾かしてもベトベト感が消えることはありません。
そのような場合には交換すると良いでしょう。
グリップの交換方法を紹介します。
まずはバーエンドバーを外します。
機種によっては付いていませんし、後から自分でつけないとバーエンドバーが付いていないこともあるので、バーエンドバーが付いているクロスバイクのみ外すことになります。
だいたいはア、ーレンキー(六角棒レンチ)で外すことができます。
次にグリップを外します。
2010年のエスケープR2のグリップは、2ヶ所の固定ネジがあるので、そのネジを外してからグリップを外します。
それから新しいグリップを取り付けて、バーエンドバーを元のようにつけて完了です。
クロスバイクのグリップの交換方法②
クロスバイクのグリップ交換方法にもポイントがあります。
グリップを挿し込むときは、バーエンドバーを取り付ける幅を取っておきましょう。
またグリップを完全に固定してしまう前にバーエンドバーを仮留めしてみることをオススメします。
それで幅が足りないといった場合にグリップの位置を調整することができます。
バーエンドバーが装着できることを確認してからグリップを固定しましょう。
バーエンドバーの固定は、取り外す前の元の状態に戻せばよいだけです。
角度や位置の参考にもしかしたらハンドルのサビや傷がヒントになるかもしれません。
少しハンドルを観察してみてください。バーエンドバーをつけないのであれば、エンドキャップをつけるだけでよいでしょう。
最後にシフトレバーとブレーキの位置を調整します。
元々のグリップと交換したグリップの長さが異なる場合にシフトレバーとグリップ間に隙間が空くことがあります。
そのままだと握りとシフトレバーが遠くなってしまうのでつめましょう。
シフトレバーの六角ボルトを緩めて、グリップに寄せてから再び固定しましょう。
グリップは種類が豊富
クロスバイクとロードバイクのグリップの交換方法を紹介しました。
ロードバイクに関しては、バーテープ色を替えるのも見た目も変わるので良いですよ。
また、クロスバイクのフラットハンドルにバーテープを付けるのも以外に良いです。
バーテープは材質等も色々ありますし、デザインもスタイリッシュに見えてスポーツ自転車って感じがします。
自分好みのグリップをつけて格好良く自転車に乗ってください。