クロスバイクの後輪から異音が!? …その原因はどこに?

シュ、シュ、シュ、シュ…、カチカチ、カチカチ…、カラカラカラカラカラ…
どれもあまり聞きたくない音ですが、時としてクロスバイクの後輪から聞こえてくる異音。
それは、ひと口に異音といっても、擦れる、当たる、引っかかるなど、その原因により様々な音がします。
多くの場合、メンテナンス不足による調整不良やパーツの劣化によって起こりますが、日頃からメンテナンスを行っていても経年劣化が進行すれば、様々なパーツで異音が生じることがあります。
今回はそうしたクロスバイクの後輪から聞こえてくる異音について、その原因は何かを調べてみました。

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クロスバイクの後輪から異音、ブレーキが原因の場合

クロスバイクで走っていて何かが擦れるような音が聞こえる場合、ブレーキシューとリムの間隔が左右均等になっておらず、どちらか一方がリムに接触することで擦過音がすることがあります。また、ブレーキシューの間隔が正常でも、リムに歪みが生じて振れが出ている時はブレーキシューが接触して音が出る場合があります。
このような時はブレ―キシューの間隔調整、または振れ取りを行ってください。
これとは別に、ブレーキをかけると音がする場合は、ブレーキシューの片減りや取り付け不良、シューあるいはリムの汚れや異物の付着が音の出る原因となっています。
このような時はブレーキシューの交換やトーイン調整、クリーンアップしっかりと行ってください。

クロスバイクの後輪から異音、チェーンが原因の場合

後輪のスプロケットあたりからカラカラといった音がする場合は、チェーンが伸びている場合があります。これは、チェーンの伸び=チェーンピッチの間隔が広がったことによりギヤ(歯車)とのピッチが合わなくなり、チェーンとギアが噛み合う度にチェーンのローラー部分が不要な接触を起こし音が出るようになるためです。
このままの状態を放置するとギアの歯が摩耗しチェーンとしっかりと噛み合わなくなるなど、スプロケットの異常摩耗を引き起こします。すぐにチェーン交換をしてください。
チェーンは、小まめに清掃し注油をしていても徐々に接続部分が摩耗して伸びが生じます。メンテナンスの際にチェーンチェッカーで伸び率をチェックして定期的に交換するように心がけましょう。
交換の目安は3000㎞~5000㎞、伸び率が0.75%といわれています。

クロスバイクの後輪から異音、スプロケットが原因の場合

スプロケットは、上記のチェーンの項でお話ししたように伸びたままのチェーンを使っていて摩耗する他、オイルに付着した汚れをそのままにしておいてもチェーンとの間の摩擦が大きくなり異常摩耗を起こすことがあります。
こうした原因により劣化したスプロケットを使用していたり、また転倒をはじめ何かの衝撃によってスプロケットが損傷した場合にも異音がすることがあります。
このようなスプロケットからの異音は、チェーンの交換やディレーラーの調整によりある程度は解消できますが、スプロケット自体の損傷が大きくなるとカバーしきれなくなります。小まめな清掃と注油を怠らないよう、日頃からしっかりとメンテナンスするようにしてください。

クロスバイクの後輪から異音、ディレーラーが原因の場合

クロスバイクの変速機、ディレーラーのワイヤーが伸びていたり、また転倒などの衝撃で変形していたりすると、ディレーラー自体から音がする場合はもちろん、チェーンやスプロケットなどから異音がする原因になります。
ディレーラーから音がする時は、まずワイヤーの張りを確かめてください。ワイヤーが伸びきっていたりするとガイドプーリーと呼ばれる歯車がシフトチェンジのための適切な位置へと動きません。そのためスムーズな変則ができずにガチャガチャと音を立てたり、チェーンが適切な位置に定まらないなどの理由で異常な音を立てたりします。
そのような時は、ワイヤーをしっかりと張り直し、ディレーラーの動きを調整しましょう。
ディレーラーの調整を行い、変速がスムーズになっても異音が解消しない場合は、変形している可能性があります。その時は、ショップに行って確かめてもらい、必要なら交換するようにしましょう。

クロスバイクの後輪から異音、ハブが原因の場合

後輪からの異音では、転倒の衝撃でシャフト(車軸)が歪んだり、ベアリングの経年劣化、グリス切れ、玉当たり調整の不良など、ハブが原因で異音がする場合もあります。
ハブは自転車のパーツの中では比較的耐久性が高いものなので、クロスバイクに乗る人はメンテナンスもホイールをチェックする際に異常がないか確かめる程度という人が殆どです。
もし、異音がしたり、回転が滑らかではない場合は、一度オーバーホールをして原因を確かめるようにしましょう。
また、後輪のハブからカチカチと音がする場合、フリーホイールのラチェットが原因であることもあります。この場合はグリアアップをすることで多くの場合は解消することができます。

まとめ、クロスバイクに乗るならメンテナンスを忘れずに

近年、自転車ブームと言われていますが、自転車はクルマや大型バイクと違い、車検のような定期点検を義務づけた制度はありません。そのためホビーライダーとしてスポーツバイクに乗る人以外、自転車に対するメンテナンスの意識はまだまだ低いのが現状です。
クロスバイクにおいても、ママチャリやシティサイクルと同様、スポーツバイクとはいえ通勤や通学、また街乗り用として気軽に乗る人も多く、メンテナンスが疎かになっているケースをよく見かけます。
今回のテーマである後輪の異音についても、その多くはメンテナンス不足が主な原因といえるでしょう。
スポーツバイクとして、クロスバイクを快適に乗りたいのなら日頃の点検・チェックは必要不可欠な要素。パーツの交換やオーバーホールなど定期的にメンテナンスを行うよう心がけましょう。