GIANT(ジャイアント)の自転車は安い?その性能に迫る!

「GIANT(ジャイアント)の自転車は安い」というイメージが広く伝わっていると思います。他メーカーに比べると安価で手に入れやすいことは確かです。ただ価格が安い、という見方ではなくその性能に対して見合う金額なのか、ということも考えなければいけませんよね。GIANTの特徴や性能を見ながら、そのコストパフォーマンスを探ってみましょう。

GIANT(ジャイアント)はどんなメーカー?

まずはジャイアントってどんな会社?ってことでそれについても少々紹介。
正式名称「ジャイアント・マニュファクチャリング」(英語名:Giant Manufacturing、台湾語名:捷安特)。台湾の会社なんですね。では、その沿革について軽く紹介します。
ジャイアント(Giant)というブランドは劉金標が、1972年に台湾で設立したブランドです。最初は自転車の会社ではなく、うなぎの養殖を生業していたようです。しかし、1971年の自然災害で壊滅的被害に遭ってしまったことにより、自転車メーカー設立のきっかけとなっということらしいです。
設立当初はOEM生産しか行っておらず、経営苦が続いたようだったのですが、アメリカの大手メーカー、シュインバイシクルカンパニーの下請けに参入したことがきっかけとなり、その後自転車製造業者として大きく躍進し、技術力に関しても確実に進歩していくこととなりました。
1980年には台湾における自転車製造メーカーとしてトップとなり、欧米にも進出。現在ではなんと自転車の出荷量世界一の超巨大自転車製造メーカーへと成長しています。

GIANT(ジャイアント)が初心者にもすすめられる理由

ジャイアント製のバイクの評判として多いのは、良い意味でも悪い意味でも“オーソドックス”という声ですね。大手のブランドであり、初心者の方にオススメしやすいブランドと言えます。
初心者の方が気になるコストパフォーマンスに対して返答として、オススメの候補の筆頭として挙げられるのが、このジャイアントバイクでしょう。
その反面としては、初心者の方にとって失敗の少ないブランドであるのですが、ある程度自転車のことが分かってきた方にとっては退屈だと思われがちなところもあるのも事実です。
性能面は当然問題のないブランドと自信をもってススメられますが、比較的コストの安いモデルを発売していることから、安物のイメージがあったり、こだわりがないと思われることもあるかもしれません。しかし他人の意見よりも自分の意思が大切だと思います。
ジャイアントのバイクはコストパフォーマンスが高いことでも有名です。世界最大の自転車メーカーである強みを最大限生かした生産体制は、その量産効果によって仕入れコストや製造原価を下げ、安く製造することを可能にしています。
その安心感が初心者の方にとってオススメできる理由ですね。

GIANT(ジャイアント)の自転車は本当に安い?~クロスバイク~

価格と性能の兼ね合いで本当のコストパフォーマンスがはっきりしてくると思います。
なのでここではジャイアントのクロスバイクの中で人気の「エスケープAIR」について少々説明致します。
まず、ロードバイク近い漕ぎ心地を得られるという点。
ふつうクロスバイクは変速ギアが前3段×後8段の24段変速が主流なのですが、これがジャイアント「エスケープAIR」の2016年モデルでは前2×後9の18段変速で、ロードバイクと同じ仕様になってます。なので漕いでる時の感じと言うか変速の仕方がロードバイク感覚なのでそれに近い漕ぎ心地を得られるということなんですね。初心者の方は単純に24段変速の方がすごいような気がするのですが、変速が多すぎても使いこなせなすのは難しいものです。結局、変速に関してはフロントギアは真ん中で固定、リアギアの後ろを2~3枚の幅で変速する人が多いのです。その点、「エスケープAIR」はフラットバーロード感覚で乗れるのでその点ロードバイクを買うよりも安く抑えられるんじゃないでしょうか。

GIANT(ジャイアント)の自転車は本当に安い?~ロードバイク~

ジャイアントのロードバイクに関して。コストパフォーマンスは本当に素晴らしく、今すぐロードバイクレースに出れるようなスペックの完成車が10万円程度で手に入るのは他にはないと思います。価格と性能の兼ね合いを重視するのであればジャイアントの10万円程度のロードバイク完成車を買えば間違いないことでしょう。
ただ、ちょっと気になるのはその「ブランド力」かぁというところはあります。
ロードバイクが好きな人の中にはヨーロッパブランド(特にイタリア)ブランドが崇拝している人もいて、ジャイアントはちょっと…という人がいるのは事実なんです。
車で例えると、ジャイアントは「燃費も良くて大人5人乗せることができるアクア」のような感覚なのかもしれません。移動することだけを考えたらコストパフォーマンスが最高なのは間違いありませんが、面白みや人に自慢できるようなものが少々弱めな感じがあるかもしれませんね。
しかしそんなイメージを無視できるほどコストパフォーマンスに優れ、品質の良いロードバイクメーカーはジャイアントしかないと思います。

GIANT(ジャイアント)の自転車は性能から見ても安いか?

確かにGIANTは格安モデルが主流で、どちらかと言えば、クロスバイクやロードバイクの初心者が初めての愛車として購入するパターンが多いです。そして慣れてきたら、ステップアップする際に他ブランドへ移行する人も多いことでしょう。
そうは言ってもジャイアントもハイエンドモデルは他社に負けない、それ以上の性能のしっかりしたラインナップ揃えております。また、ツール・ド・フランスなどの大レースでも勝利するなどの実績も十分あげてますので、その性能の高さも信頼できますね。
そんな素晴らしいジャイアントを低く評価するような人は、おそらく上記のような事実は知らないでしょうし、安いというイメージが先行してその印象だけで語っているのでしょう。
自転車に好きになればなるほど、自分の愛車への愛情、こだわりやメーカーへの執着は増していき、他人がどのブランドのバイクに乗っていようがそんなことはどうでもよくなるものですから、ジャイアントというだけで低評価を下すような人の意見・感想などは、気にする必要は全くないように思います。

まとめ、GIANT(ジャイアント)のおすすめモデル

ジャイアントはクロスバイクの方がどちらかといえば有名ですがここではロードバイクについて紹介します。
・TCR2(2015モデルでは、TCR1も含む)
2013年のハイパー円高の時代は10万円程度で購入できましたが、アベノミクスで値上がりしてしまい当時よりも少々値上がりしています。13万円程度で比較的初心者にも買いやすいオススメのロードバイクです。10速でSTIがついて、重さも9.1㎏~9.2㎏となっており軽量モデルで超お買い得であると言えるでしょう。
TCRの特徴はというと、チェーンステイを可能な限りまで詰めてショートホイールベースに仕上げていることです。その為、その旋回性の良さと加速感(蹴り出し感)を実感できます。またヘッドチューブも短めになっており、ハンドルを低くセッティングすることで軽快なハンドリングとショートホイールベースからくる加速感を堪能できるロードバイクです。レース用に最適な車種です。

・DEFY2
こちらもTCR2と同価格帯のロードバイクです。
DEFYはさきほど紹介のTCRと逆でチェーンステイ長めに設計しており、ホイールベースを長くしてあります。その為、軽快さ重視というよりも直進走行の安定性を重視しており、乗り心地が抜群です。ヘッドチューブも長めの設計でより上体を起こしたポジションでの走行がしやすく、ロングライドに最適なモデルに仕上がっています。

ブランドイメージも大切ですが、自分に合った一台が見つかるといいですね。