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自転車のハブとグリスについてのあれこれ

2016.6.22

ところで皆さん、自転車のハブってご存知ですか? グリスってどんなものか、何に使うものか分かりますか?
ロードバイクに乗っている方たちは、ハブやグリスがどんなものか皆さん当然ご存知ですよね。
でも一般的には、ハブとかグリスとか言われても、よく分からないのが当たり前です。また、分からないからといって何か困るということもありません。
ですが、知っていれば自転車のお手入れをする時にいろいろ役に立つことがあります。そして、しっかりとお手入れをすれば、あなたが思っているより自転車はずっと便利で快適な乗り物になるでしょう。
ということで、今回は自転車のハブとグリスについてのお話をちょっとしてみたいと思います。

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自転車のハブって何ですか?グリスって何ですか?

たぶん、世の中の殆んどの皆さんには、自転車にはハブというものが付いていて、ペダルやハンドルと同じように大切な部品だというお話から始めないといけないでしょう。
では、ハブとはどこに付いているのでしょうか。それはホイールに付いています。簡単に説明すると、ハブはベアリングを用いた軸受けとスポークを取り付けるフランジなどからなるパーツで、ホイールの中心にあります。そして、そこに車軸を通すことでホイールがスムーズに回転する仕組みになっています。
要するにハブは、自転車が走るための要となる部品です。ハブがなければペダルが重くてあっという間に疲れてしまいとても自力でペダルを踏んで走ることはできません。また、車軸やフロントエンド、リアエンドはすぐに磨り減って壊れてしまうでしょう。
そして、ここでベアリングとともに大きな役割を果たすのがグリスです。グリスとは、潤滑油を増ちょう剤と呼ばれる薬剤で固めたゲル状の潤滑剤のことをいいます。例えるならば、サラサラのサラダ油に対してベトベトの白く固まったラードがグリスです。ハブの中にはグリスがたっぷりと塗られていて車軸とベアリングが摩耗することを防ぐとともに滑らかに回転することを助ける役目を果たしています。

自転車のハブから変な音がしたり、違和感はありませんか?

ロードバイクやマウンテンバイクなどスポーツバイクでければ、ハブのコンディションを気にする人は殆んどいません。言い換えれば、それだけハブは丈夫なパーツだといえます。なので、ママチャリやシティサイクルなどでハブのメンテナンスをする人は滅多にいません。たまにメンテナンスをする人は、パンクや変速機の不調など別の修理の際に自転車屋さんにハブのグリスアップをした方が良いとすすめられてするといった場合が殆んどでしょう。冒頭にも書きましたが、殆んどの人がハブというもの自体の認識がないためメンテナンスという意識もありません。
ただ、認識や意識はなくてもトラブルは起こります。自転車に乗っていてホイールからギシギシ、カリカリ、ガタガタといった音がしたり、ペダルを漕いでいて違和感があるという場合は、ハブのトラブルかも知れません。そうした時は自転車を降り、前輪か後輪のどちらか一方ずつホイールを宙に浮かせるようにちょっと持ち上げてください。そうして、まずはスポークの根元、車軸のあたりを掴んで左右に押したり引いたりしてみましょう。ガタつきがある時はハブの取り付けが緩んでいるかも知れません。次にホイールを軽く回してみてください。滑らかに回らず物が引っかかるようなカリカリといったような違和感があるようならベアリングが摩耗していたり、割れている可能性があります。また、普通に回るがすぐに回転が止まってしまう時はグリス切れかも知れません。いずれの症状にしろ、そんな時は自転車屋さんに持って行ってきちんと整備をしてもらいましょう。

自転車のグリスとオイルは、どう違うんですか?

自転車のグリスとオイル、元は同じ油ですが、ベトベトなのとサラサラなのとではどう違うのでしょう。自転車に使う油としては、どちらも潤滑剤としての働きを担うものです。
ですが、それぞれ使うバーツや場所で目的に合わせて様々なプラスの効果を得るために使い分けられています。
例えばオイルの場合、サラサラなのでチェーンにオイル注しで注油をしたり、スプレーで吹き付けたりします。粘度がないのでチェーンの表面には薄い皮膜できる程度にしか付着しませんが、チェーンにはその方が好都合なのです。グリスでも同様の効果は得られますが、粘度が高いためにその粘り気のせいでペダルが重くなり快適な走行には向いていません。ただし、オイルは薄い皮膜しかできないために長持ちしません。すぐに取れてしまうので小まめに注油が必要になります。
これに対し、グリスは潤滑油に増ちょう剤を混ぜ、敢えてゲル状にすることで簡単に取れたり、流れたりせずに留まるため、長時間にわたって保護する効果を発揮します。そこで、自転車では簡単に注油することができないハブの軸受けなど閉じられた場所やボルトの癒着防止といった目的でグリスは使用されます。
ということで、使用する際の大きな違いは、このサラサラかベトベトかの違いにより使い分けられます。また、この他にも使用場所、環境などに合わせて耐熱・耐水性を加味した添加剤を混ぜることで、様々な用途に合わせた製品があります。
自転車用のオイルやグリスをホームセンターなどで購入する際は、しっかりと確認するようにしましょう。

自転車のハブ、できれば定期的にグリスアップを

さて、自転車のハブとグリスについて、何となくお分かりいただけたかと思います。自転車のホイールが滑らかに回転するためには、どちらも欠かせないものです。快適に自転車を走らせるためには、スポーツバイクに限らず、ママチャリやシティサイクルであってもメンテナンスをするように心がけましょう。
とはいえ、一概にハブといっても様々な種類があり、メンテナンスもそれぞれ異なります。
しかし、ベアリングを使用して車軸を滑らかに回転させるというハブの基本な構造、そして考え方はすべて同じです。グリスを潤滑剤として使用し、ベアリングを摩耗から保護しています。なので、このグリスがメンテナンスのキーポイント。劣化したり、汚れや水分が混ざったり、また場合によってはハブからグリスが流れ出てしまったりすると、ベアリングが摩耗して歪んだり、割れたりといったハブのトラブルの原因になります。
メンテナンスの方法や目安は、大別してカップ&コーン型かシールドベアリングかで大きく変わります。
カップ&コーン型の場合は、パーツをオーバーホールしベアリングをきれいに洗浄してグリスを入れ替えるグリスアップといわれるメンテナンスを行います。目安は5000㎞前後、スポーツバイクなら1~2年に1回といわれています。ママチャリやシティサイクルなら3年に1回くらいでも十分かと思われます。
これに対してシールドベアリングを使用しているハブは、メンテナンスの目安は同じでも対応が異なります。シールドベアリングの場合、ベアリングはユニット内にグリスが漏れないよう蓋をして封入されているため通常グリスアップは行いません。ベアリングが不調の場合はユニットの交換が基本的な対応です。
いずれにしても、しっかりとハブのメンテナンスを行うと、あなたが思っている以上に自転車のペダルは軽く快適になります。

まとめ、快適な自転車ライフの基本はメンテナンスから

自転車のハブは、ベアリングとグリスが命。たまに気が付いたら前輪でも後輪でも、ちょっと持ち上げてホイールを軽く手で回してみましょう。すぐに回転が止まらずに気持ちよく回り続ければ大丈夫ですが、もしそうでなければ1度自転車屋さんに行きましょう。その際に、チェーンやスプロケット、ホイールなども併せてきれいに汚れを落として注油をすれば、見違えるように走りが変わり軽快になります。
何気なく乗っているとペダルが重いことやホイールが渋い音を出していることなど、気づかずにいることも多いかと思います。ですが、それは毎日ムダなエネルギーを浪費しているということで、とっても損をしています。
メンテナンスは、定期的に行うようにすることが大切です。

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