自転車のペダルを定期メンテナンスでベアリングの消耗を防ぐ

普段、自転車を漕ぐときに何気なく使っているペダル。そのペダルも使い続けていると付属しているベアリングが消耗して、ぎこちない回り方になってしまいます。
ベアリングはものを動かすときに出る摩擦を軽減する役割があるので、自転車に限らず多くの製品や機械にも使われている重要な部品です。
今回は、その重要な役割のあるベアリングの消耗を軽減させるために、自分で出来るペダルの定期メンテナンスの方法をご紹介します。

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自転車のペダルとベアリングをケアしよう!

前輪ハブ、後輪ハブ、ボトムブラケット、ペダル、フロントヘッドと、このように自転車には五ヶ所の回転部分がありすべてにベアリングが使われています。

ベアリングはチェーンに油を差すように定期的なグリースアップが必要です。雨ざらしになっている自転車は回転部分の油切れで性能が低下していることでしょう。

ペダルが油切れを起していると、ペダルはこぐたびに力が加わる部分でもありますし、しかもその力は、一定の方向や強さではなく、負荷が強いこともあって、ベアリングとカップで削りあってしまうことがあります。
カップが削れてくるとペダル回しで引っかかるような感覚が生じてしまい、乗り難く走り難い自転車になってしまいます。そのようなことにならないためにも、グリースアップしましょう。油が足されることで回転が滑らかになります。

グリースアップは、新たに足すグリースと、ナットやダストシールなどの部品を外すためにレンチやマイナスドライバーを用意して開始しましょう。

まずは自転車からペダルを外そう!

ベアリングをグリースアップするのに、自転車のペダルを外すには、ペダルレンチ以外にも、メガネレンチでは狭くて入らない隙間にも入れることのできるラチェットレンチを用意しましょう。
12mmのラチェットレンチで外側のナットを外せます。サイズはそれ以外にも14mmのナットのものも外しました。

それからペダルには、ダストシールという樹脂のキャップが付いているので、マイナスドライバーの細いものを用意しておくと、簡単に取れて便利だと思います。

ペダルとクランクを取り外すときには注意点があります。右側は普通のネジの方向でよいのですが、左側のペダルは逆方向になっています。つまり、左側だけ時計回りでネジが緩みます。これは、ペダルこぎでネジが緩まないようにするための工夫です。

ペダルを外していくには、通常のスパナを挿し込む隙間がないこともあるので、ここでペダルレンチを使用します。しかも、ナットの大きさが14.3mmと通常のスパナには、小数点込みの大きさであるため、やはりペダルレンチを用意しておくのが良いでしょう。

ペダルを分解してベアリングもキレイに!

自転車のペダルは、クランクのペダルシャフトにねじ込まれています。
15mmのペダルスパナか柄の長いスパナで取り外せます。それから、ほとんどのペダルには樹脂製のキャップが付いています。
埃が入り込まないためのもので、先端の細いものでこねると簡単に外せます。そして軸の先端部分のブラスチックカバーを外すことでベアリング部が見えてきます。
回転を滑らかにするためのベアリングが軸の左右に付いています。構造を見ていくと、ペダルの軸受けは球受けで、クランク側も球押しになっています。

ここで注意点です。ベアリングはバラバラに入っています。うっかり落としてなくさないようにしてください。分解前に布を敷いておくと、転がり難くなるので良いでしょう。もしくはトレーを置いておくのも良いです。

かなりの間そのままにしておいたなら、ベアリングにグリスを足すのではなく、交換してしまいましょう。脱脂剤などでグリスを落としと清掃をしてから新たなグリスをつけていきます。

ペダルを分解してベアリングもキレイに!その②

自転車のペダルを分解してから、メンテナンスします。脱脂剤のグリーサーで、古いグリスを除去して新しいグリスを塗布します。
ベアリング部が分解できない場合は、浸透性のあるスプレーグリスをたっぷりと使いましょう。そのあとに万能グリスを外側に詰めます。
その後、ペダルエンドのキャップをはめて元のようにクランクを取り付けることでペダルのメンテナンスは完了です。

ペダルシャフトのベアリンクについては、まずパーツクリーナーで洗浄します。そのあとにペダル左右のカップをグリスアップしていきます。
それが終わってから、2つのナットで固定していくのですが、2つ目のナットを締めるときに食い込むので1つ目のナットは緩くしておきましょう。回転時にゴリゴリとなってしまっては締めすぎなので緩めましょう。

調整後にペダルを回してみてスムーズに回転するのか確かめてみます。引っかかるようで異常がある場合は転倒につながりますので再度調整しましょう。

自転車のペダルはケアすることで長持ちする

自転車ペダルが使えなくなるときは、ペダルをぶつけることでもペダルが破損して使えなくなってしまうこともありますが、ペダルボディ(バレル)とプレートが寿命を迎えるケースと、軸受けが破損して寿命を迎えるケースがあります。
ペダルボディとプレートが緩くなる場合はペダルこぎでの力の強弱や製品のばらつきが大きく寿命に関わってくるので、一概に寿命を語ることはできません。そしてだいたいの場合は受けが寿命で破損してペダルが使えなくなります。

それでも、定期的なメンテナンスで寿命を延ばすことはできます。カップアンドコーンタイプのペダルであれば、3000kmから5000km(もくしは一年ごと)にグリスアップすれば良い状態で乗り続けられます。
それから、ペダルの軸受けに注油してしまうと中のグリスが流れ出してしまう恐れがあります。メンテナンスするときはベアリングに注意しましょう。

ペダルは、転倒時に激しく地面にぶつかるパーツで、ペダル本来の寿命の前に歪みや破損によって、使えなくなってしまうことの多いパーツと言えます。
メンテナンスなしで8000kmも乗れたとすると十分な寿命でペダルを使い切ったと言えるのではないでしょうか。

シマノの初代ビルディングペダル(PD-7401)は10年以上使用していますが削れてはいるもののアルミ製ということもあって本体はまだまだ使用に耐えます。

ベアリングが消耗しているとペダルが重くなる

自転車の各回転部分、つまりベアリングの調整不良というのは良くあります。
以前のことですが、クランクの付け根になるBB(ボトムブラケット)のベアリング調整が硬くて逆回転するのもつらい自転車を直したことがありました。

まずは、自転車を持ち上げた状態で車輪を手で軽く回してみて、スムーズに回転するでしょうか。調整が適切だといったん止まってから少し逆らうように回ろうとするはずです。
そうでないならばペダルに直結するパーツのBBのトラブルを疑ってみましょう。
チェーンを外して、クランクだけで回してみます。
スムーズに回転するのであれば、原因は他ということになりますが、スムーズに回らずゴリゴリとする感覚があるならばBBのベアリングに異常があります。
そのような場合は、だいたいはグリスがなくなっています。

それからBBは現在主流のカードリッジ式以外にもカープアンドコーン式があり、カップアンドコーン式だと玉当たり調整の不良といったことも考えられます。そのためBB異常の対策にはグリスアップやベアリングの交換をすることになります。

自転車のペダルを定期メンテナンスでベアリングの消耗を防ぐ まとめ

ペダルを漕ぐのが重くなる原因は、色々なところにありますね。
重いとトレーニングにはなりますが、長距離乗る場合などですと、軽い方が良いので、定期メンテナンスをすることをオススメ致します。

ベアリングの交換などが出てきた場合や分解するのが怖いと感じる方は、素直に専門店に持ち込みましょう。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。