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自転車のホイールのリムにキズが出来てしまったときの対処法

2016.9.11

自転車ですと、どうしても悪路を走行しなければならないことがあると思います。
そんな悪路を走った際に、ホイールのリムにキズが入ってしまうことも十分あり得ます。キズが出来たときは、ブレーキ音が異常になるので、それを目安にいつもと違うブレーキ音が聞こえたら、ホイールのリムをチェックしましょう。
基本的には、自分で修正出来ますので、その方法をご紹介します。

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ホイールとリムの違いはなに?

自転車のハブとは中心の軸の部分、スポークとは、リムとハブを繋ぐ30本くらいある細い棒、リムとはタイヤの取り付け面を指します。

リムは、ハブとスポークで結合している部品で、スポーク穴とバルブ穴が開いています。
リムの外側には、チューブとタイヤが付きます。

ホイールとはハブ、スポーク、リムを組んだものを指します。
リムは、ブレーキシューで肌が荒れて、キズがついていきます。

ホイールの強度はスポーク、リムとハブの強度で決まります。スポーク数が多いほど、リムのスポーク間隔が短くなるので、ホイールの強度は大きくなります。

折りたたみ自転車は、リム径が小さいためスポーク数は少なくてもかまいません。

スポーク張力が大きいほど、圧縮荷重によってスポークの座屈が生じないので、ホイール強度は大きくなります。
リム幅が大きいと、タイヤが接地している付近のリムにかかる荷重が増え、そのために荷重を受けるスポーク数が多くなるので強度は大きくなります。

リムのフランジ間隔が大きいと、スポークのプレース角が大きくなるので、横強度は大きくなります。

ホイールのリムのキズを削ってみよう

雨天の走行を続けると、ブレーキシューとリムが当たっている面に異物の入り込みが多くなり、リムにキズがついていきます。

削ることで修正できますが、その分リムは薄くなっていきます。
それが続けばリムは、廃棄する運命にあります。つまりホイールは消耗品なのです。

リムの肌が荒れたままで使っていると、異物の噛み込みが起きやすく、シューの異常摩耗やブレーキのコントロール性の悪化、リムの摩耗が早くなるなどの原因となりますので、修正するべきなのは言うまでもないでしょう。

リムのキズをそのままにしておくと、削れてレコードの溝のようになり、アルミがささくれてもきます。

リムのキズの削り方を説明していきます。
ケンマロンなどのスポンジ状の研磨材をカットして使います。

まず、ブレーキのクイックリリースを解放ししてシューとリムの間に研磨材を挟みます。ブレーキアーチをリムに押し付けると、隙間が開きますので、シューのロックスクリュー側に挟みます。
軽くクイックリリースを閉じてブレーキをかけ、状態を見ながら走行して削っていきます。

ホイールのリムのキズを削ったら他も手入れ!

リムのキズを削ったらホイールのほかの部分も手入れしましょう。
リムのつなぎ目近くに、ピンホールのような小さなへこみがあります。
これが摩耗限度インジケーターです。リムがすり減ってこのインジケーターが見えなくなったら交換しましょう。

しかし、交換してもシューがそのままでは、シューに刺さった古いリムのアルミのささくれが、リムを削ってしまうので、シューもクリーニングしましょう。

まず、自転車をひっくり返します。
ハンドルやサドルにキズを付けないように注意しましょう。

次、にフロントホイールを外します。
シューのロックスクリューを外し、キャリパーブレーキのアームを握ってフォークの間からシューを外します。
こうすると、ブレーキシューを収めている部分をばらさなくて済みます。

外したシューの表面に張り付いたアルミを、コンクリートやサンドペーパーで削って綺麗にします。
シューに刺さっているアルミ片は、精密ドライバーなどで取り除きます。
このとき、カッターの刃などは使わないようにしましょう。
シューに刃が刺さってしまうと、またリムをキズつけてしまうからです。

次に、ブレーキクリーナーなどで綺麗にします。キャリパー自体も洗いましょう。

その後、リンクやピボット部などの必要個所に潤滑剤を吹き付けます。

最後にばらしたのと逆の手順で元に戻して終わりです。

ホイールのリムを定期的にメンテナンスしよう

ホイールのリムのキズを削った後は、定期的にメンテナンスをしましょう。

まず、リムをパーツクリーナーで汚れをふき取りましょう。

リムを掃除するときは、絶対に脂分がつかないように注意することが大事です。
一度使用したウエスは、綺麗そうに見えても絶対に使いまわしたりしてはいけません。

そこでお勧めなのが、使い捨てのペーパーウエスです。
ペーパーウエスは、不織布でボロボロになりにくいものがお勧めです。
からぶきするよりも、速乾性のパーツクリーナーをウエスに吹き付けた方が、断然きれいになります。

パーツクリーナーを、直接リムに吹き付けるとタイヤを痛めることがあるので、絶対に避けてください。

リムサイドは、パーツクリーナーでかなりきれいになります。
しかし、ブレーキシューとリムの間に挟まった小石などで削られキズがついています。

そのキズの間に汚れがこびりついていますので、ラバー砥石を使ってきれいにします。
ラバー砥石は様々な型番がありますが、K-141がお勧めです。
これでリムサイドをこすります。これは別名「リムの消しゴム」と言われるように使用中は細かく黒いかすが出ます。

室内で作業をするときには、下に新聞紙やマットを敷きましょう。
リムが完全にシルバーになるまでこすろうとすると、かなりの時間がかかりますので、ある程度のところで切り上げましょう。

ホイールのリムを定期的にメンテナンスしよう 続き

ホイールのリムのキズを削った後は、定期的にメンテナンスしましょう。
ホイールのリムをメンテナンスする際には、ラバー砥石を使用するのがお勧めです。
このラバー砥石を濡らしてリムを削ってみましょう。

ラバー砥石を水で濡らしてリムをこすってみます。初めてこする場合は、最初少し「ツルッ」とした感じで水をはじきます。
それだけ油分が残っているということです。
何度もこすっているとあるとき磨きあがった感触が分かります。

ラバー砥石を水に濡らした方が砥石も目詰まりしません。

磨きあがったあとは、ウエスにパーツクリーナーを吹き付けてリムサイドをきれいに仕上げて下さい。

リムサイドをきれいに仕上げたら、ブレーキシューのチェックも忘れずにチェックしましょう。
シューにアルミの金属片や小石、シューのカスが付着している場合があります。
それらは、先端のとがった千枚通しや精密ドライバーなどで取り除いて下さい。
シューの溝にもカスが詰まっていますので、きれいに取り除いて下さい。

最後に、シューの表面をラバー砥石で軽くこすってやれば完璧です。

レバーを引いて、遊びの状態からリムに軽く触れた瞬間の感触が変わります。
リムに油分が残っていると滑る感じがしますが、掃除した後では、シューがリムに触れた瞬間がはっきりと分かるようになるので、よりダイレクト感のある、細かいブレーキングが出来るようになります。

ホイールにも寿命があります

ホイールのリムのキズを削っても、ホイールには寿命があるので、交換しなければなりません。

リムは、ブレーキシューが当たる部分なので、どうしても削れていきます。
ゴムが金属を削るというと驚く人もいるかもしれませんが、かなりの力や熱がかかっていますので、削れていくのです。

いつもブレーキのシューが当たるところと当たっていないところに手で触って分かるぐらいの段差があれば交換の時期です。

シマノなどの場合は、シューに溝が切ってあるので、それがなくなったら交換時期です。
ホイールは高いので、交換をためらう人も多いのですが、そのまま使い続けていると割れてしまい危険ですので交換しましょう。
一説によると、交換時期は2万キロという人もいますが、メーカーや使用状況によって大きく違うので一概には言えません。

こまめなブレーキシュー交換をして、リムにダメージが溜まらないようにすると、長持ちしやすいです。

かなり長い距離を走る人の場合は、決戦ホイールと練習ホイールを使い分ける人もいるほどです。

自転車のホイールのリムにキズが出来てしまったときの対処法 まとめ

自転車のホイールのリムにキズが出来てしまったら意外と自分で修正出来るものです。
ただし、削りすぎには注意してください。バランスが崩れてしまったら元も子もなくなってしまいます。

初めての修正は一度プロにお任せして、その工程を観察して学ぶのも良いかもしれません。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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