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ロードバイクの軽量ホイール・究極ホイールたちを比較しよう

      2017/03/13

ロードバイクの軽量ホイール・究極ホイールたちを比較しよう

ホイールといえば、走りの質を上げるのにもっとも効果的なカスタムです。
アルミ軽量ホイールについては、ある程度結論が出ていると思います。
剛性重視ならRacing Zero、軽量化したいなら9000C24、丈夫さで選びたいならZondaなど、です。
しかし究極の軽量ホイールについては、比較するサイトはあまりありません。
今回の記事では、禁断の究極軽量ホイールについて比較します。

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究極の軽量ホイールたちを比較

世の中には、40万円も50万円もするホイールが存在します。

なかには日本では入手困難で、海外から取り寄せるしかないホイールもあります。

誰がそんなもの使うんだ?という声が上がりそうですが、プロもこっそり使っていたり、アマチュアの方で使っているのを何度も見たことがあります。

こんなホイールを使ってしまうと、他の軽量ホイールが、練習用鉄下駄ホイールに思えてしまうほど、魅力的な走りを見せてくれます。

財産としての価値もあると思います。

大事に走らせれば、普通の形状のホイールよりも丈夫なものもあります。

ただ、普段使いやメンテナンスで苦しい部分もあるので、そういったネガティブな面も含め、色々比較しながらお伝えしたいと思います。

軽量ホイールの比較その1:Lightweight

究極の軽量ホイールといえば、皆さんが真っ先に思いつくのが、Lightweightだと思います。

Lightweightのホイールラインナップの中でも、最も軽量なのが、MEILENSTEIN OBERMAYERです。

前後で925g、リム高は47.5㎜です。

非常に強度の高いカーボンで作られていて、しかもスポーク・ハブ・リムがすべて一体化しています。

そのため、普通の構造のホイールで発生するはずの力の伝達ロスが、ほとんど起こりません。

使用している方に聞くと、「全然たわまずにどんどん進んでくれるホイール」だそうです。

また、リム重量もかなり軽いため、リムハイトが高いにもかかわらず、ヒルクライムにも十分使用できるようです。

しかし、その究極のインテグレーションのために、他のホイールと比較すると補修が効きません。

補修するにしても、工場のあるドイツに送り返して、という面倒さもあります。

またライダーと荷物、バイク重量合わせて90kgという重量制限があるので、重量級のサイクリストには使用できません。

しかし、重量制限をクリアできる方ならば、平坦もヒルクライムもダウンヒルにも、ライバルに一歩差をつけることができる機材です。

真面目にステージレースで結果を出したい方には、見逃せないホイールです。

軽量ホイールの比較その2:Ax Lightness

現在のところ世界最軽量のホイールだと思われるのが、Ax LightnessのU24Tというホイールです。

もし、軽量なロードバイクをつくりあげたいと思うのならば、このホイールを見逃すわけにはいきません。

世の中広いですから、軽量ロードバイクコンテストというのも実在するのです。
前後で784gという軽さです。

リム単体では、なんと195gという軽さです。

アルミホイールのデュラエース9000C24のリムが、390gほどだといわれているので、それと比較すると、とんでもない軽さであることが分かります。

しかし、リムハイトは24㎜です。

リム幅もあまり広くはないので、このホイールにエアロ性能まで求めるのは無理があります。

Lightweightのホイールなどと比べると、ヒルクライム限定のようなホイールです。

使用している方から聞くと、ブレーキもある程度安心できるらしいので、軽いダウンヒルでも使ってもいいかもしれません。

他のホイールと比較すると、一般的なスポークやハブも使用可能なので、補修の難易度は下がります。

重量制限は100kgで、Lightweightのホイールと比較すると、少し重量の余裕があります。
重量級の私でも乗れそうです。

軽量ホイールの比較その3:Reynolds RZR46

もともとLew社が試作したホイールを、Reynoldsが復活させたホイールです。

ホイールセットで約900gの軽量級、それでいてリムハイトは、46㎜もあります。

カーボンスポークが採用されていますが、リムやハブと一体化しておらず、スポーク自体を交換可能です。

この部分は、Lightweightに対して持っている優位性ではありますが、カーボンスポークが折れたりゆがんだりしてしまったとたん、リムも歪んで修正不可能になる可能性が高いです。

また、このカーボンスポークの入手性も非常に良くないです。

実際の使用場面では、やはりスポーク交換は現実的ではないように思います。

Lightweightのホイールと使い方は、比較的同じようなものになります。

ステージレースで結果を残すことができる、とても良いホイールです。

軽量ホイールの比較その4:Enve

軽量ホイールを手組でつくることを考えている方にとっては、Enveのリムは絶対に外せない存在です。

私自身Enveの1.45という45㎜リムのホイールを使っていますが、1.25という軽量リムで組むと、900g台で組むことが可能です。

Enveは自分で組み上げてみたのですが、他の高級ホイールと比較しても、リムの精度が非常に高いので、ほとんど苦労せずに完成させることが出来ました。

リムの精度や丈夫さは、ブレーキにも影響を与えます。

精度の悪いリムは、ブレーキにムラが出ますが、Enveのホイールをずっと使ってきて、ブレーキで不安になったことはありません。

すでに3,000キロほども使用していますが、ほとんど振れていません。

Enveのリムが持っている本来の頑丈さが、リムをしっかり支えているようです。

しかもEnveには、専用のニップルが必要で、このニップルもホイールの歪みを抑えるのに貢献しています。

そのため手組でも、完組軽量ホイールに匹敵するような横剛性を出すことができます。

手組にこだわりのある方は、是非Enveのリムを使ってみてはいかがでしょうか。

逆説的ですが、手組ホイール初心者こそ、精度が高くて簡単にセンターがでてくれる、Enveのリムのような丈夫なリムを使うべきだと思います。

Enveのリムは様々なラインナップがあるので、ヒルクライムを頑張りたい方から、ステージレーサー、そしてトライアスリートにも愛用されているブランドです。

軽量ホイールの比較番外編:中華カーボンホイール:

最後は手を出したくても、別の意味で出せない中華カーボンホイールについて述べたいと思います。

私が見たことのある最軽量の中華カーボンホイールは、Extraliteという会社のハブを使い、スポークはSapim Cx Rayを使った884グラムのホイールです。

リム高は20㎜、リム重量は250gをうたっています。

頑張って入手方法を検討すれば、15万円ほどで手に入れる事が可能です。

先にご紹介したメーカーのホイールたちと、重量も負けていません。

他のホイールと比較すると、リム高は20㎜と低いです。

価格は他の高級ホイールと比較すると、かなり安いと言えるでしょう。

ただし、非常に乗る人を選ぶホイールです。

具体例を言えば、体重が軽くて、しかもヒルクライムしかしない方しか使ってはいけないと思います。

ヒルクライムのレースに出場する方が、レース用に装備するのはありかもしれません。

手組が基本となりますので、スポークの本数を増やしていけば、体重のある方も乗れるようなホイールになるかもしれません。

そのかわり軽量性は、犠牲になります。

中華ホイールは全体的に、精度とブレーキ面が心配なので、初心者の方が手組で手を出すのは危ないでしょう。

また、ダウンヒルはやめた方がいいでしょう。

かなり使いどころが限定されますが、こういったホイールにも目を向けてほしいと思います。

比較まとめ:超高級軽量ホイールには金額に見合った価値があるのか?

今回は、超軽量ホイールをまとめて比較してみました。

このように比較してみると、軽量性というのは、必ずしも性能につながらない事が分かります。

また、超軽量ホイールは使っている素材の特殊性や、スポークやリムといった部品の入手が難しいことから、振れたらおしまいです。

非常に趣味性の高い機材だと言えます。

レースのみに使い、ロングライドなどには、もうちょっと補修のきくホイールを装備したいものですね。

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