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車の不注意で大事故!後ろを見ずにドアを開けたら自転車が

2017.4.29

自動車のドアを開けたら、後ろから来た自転車がスレスレを通って、ヒヤッとした経験はありませんか?
また、自転車に乗っている側を経験したことがある人もいるでしょう。

日本では、そのような事故が実際に起きています。
今回は、そのような「ドア解放時の事故」を防止するための方法についてご紹介します。

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車のドアが開けたら、後ろから来た自転車が激突

皆さんは自転車が法律上では、軽車両として扱われることをご存知でしょうか。

軽車両のため、自転車は車道を走らなくてはならない訳ですが、ルールを知らないと「自転車がなんで車道走ってんだよ!邪魔だな」となるわけです。

そんなことも頭に入れておいていただき、今回の本題に入ります。

まず、ひとつの交通事故の判例をご紹介します。
2007年に宮城県仙台市で起きた事故です。

自転車が走っていたところ、停車していた車の助手席のドアが急に開き、衝突して転倒してしまいました。
自転車に乗っていた人は、後遺症が残るほどの大事故になりました。

そしてこの事故では、実際に助手席のドアを開けた人ではなく、車のドライバーに損害賠償の責任が課せられました。

これはドライバーには、同乗者が助手席などのドアを開ける際には、後ろを良く確認させるという注意義務があるためです。

自転車側は、前方に車が止まっている場合、「突然ドアが開くことがあるかもしれない」という意識を持つことが大切です。

ドア解放時の事故、過失割合は?

前述した事故の場合は、ほとんどのケースで自動車側の過失が100%とみなされます。

相手が自転車ではなくオートバイだったとしても、過去の判例から見ても90%以上の過失責任が自動車側に課せられることがあります。

このように、後ろを確認せずにドアを開けたために起きた事故は、ほぼ全責任を自動車側が負うことになります。

しかも前述した判例でも分かるように、その責任は運転手にかかってきます。

これはシートベルトなども同じ考え方で、運転手には同乗者に対して、様々な責任を取らなくてはいけないということなんですね。

では一方で、自転車側にこのような事故を防ぐ手立てはないのでしょうか。

冒頭でも話ましたが、自転車は原則的に車道通行となります。
そのため、停車している自動車の横を通り過ぎる行為は、日常茶飯事に起こりうるわけです。

となれば、先ほどもお伝えしたように、突然ドアが開くかもしれないという、意識を持たなくてはならないのだと思います。

横を通り過ぎるときは、可能な限りドアから離れるとか、徐行するなどして危険を避けるようにしましょう。

ドア解放時の事故は後ろからの衝突がほとんど!原因は?

この手の事故が自動車側に100%の過失があるとされるのは、逆に言えば、自転車やバイク側に過失と判断される要素がないからです。

スモークを貼っている車などは、中に人がいるかどうかの確認ができませんし、光の加減で中の様子がうかがえないこともあります。

そのため、通り過ぎるほうの立場からしてみれば、ドアが開くことを事前に予見するのは不可能に近いですから、何も考えずにただ通り過ぎていくのが必然です。

自動車側はドアを開けるときに後ろを確認さえすれば、この手の事故を未然に防ぐことができます。

後ろから自転車やバイクが走ってきているのが分かれば、追い越すのを待ってからドアを開ければ済むことです。

ですから、後方の確認を怠ったとして、この手の事故は自動車側の過失が大幅に大きくなるのです。
そしてこの安全確認は、その自動車の運転手に義務があります。

助手席や後部席のドアを同乗が開けようとした場合は、ドライバーも一緒になって、後方確認をしなければいけないのです。

後ろから来る自転車とのドア解放時の事故を防ぐ方法①

ここでもう一度自転車=軽車両という話を思い出してください。
自転車は車道を通行するのが基本です。

しかも、車道の左端に沿って走るという原則もあります。
まず、これを踏まえておいて下さい。

さて自動車のドライバ-の方は、車道に車を止めるとき、どこに止めるでしょうか?
当然ですが、可能な限り左に寄って止めますよね。

そこで同乗者の方を降ろしたり、荷物を出し入れしたりしますね。
そのとき、「左端に寄せて止めたから安心だ」と思ってないですか?

「後ろからは何も来ないから、ドアを開けても大丈夫」と思っていませんか?
来るんですよ、自転車は!

だって車道の左端を走らなくてはいけないんですから、端に沿って走ってくるんですよ。

ですから、後ろから自転車が来るんだという前提で、必ず後方確認をしなければならないんです。

また、人が降りるときだけでなく、乗るときも同様に確認をしましょう。

さらに風が強いときは、ドアの取っ手を握ったままそっと開けましょう。

取っ手を離して開けると風にあおられて、思いもよらぬ勢いで開いてしまい、大惨事になる可能性もありますので。

後ろから来る自転車とのドア解放時の事故を防ぐ方法②

今回のテーマである自動車のドアへの激突事故は、街の至るところで起こる可能性があります。
例えば、同乗者の方を自宅や目的地まで送り届けるときの話です。

目的地付近に来て赤信号で止まったときに、「あ!ここで大丈夫です」と言って信号が赤の内に、急いで降りようとする人がいたりしませんか?

このとき、不用意にドアを開けたばっかりに、後ろからきた自転車が衝突するというケースがあります。

また、子供を乗せているときは要注意です。
ただでさえ車に乗って気分が高まっている子供が、目的地に着いた途端にドアを開けることが良くあります。

こういったときは、内側から開かないようにするか、大人が外からドアを開けてあげるのが良いでしょう。

あとは駐車場なども、この事故が起こりやすい場所です。
特にスーパーやショッピングモールなどの駐車場は、徒歩の人も自転車の人も行き交っています。

駐車場だからといって安心できる状況ではないということですので、十分に注意してください。

オランダで採用されている、ドア解放時の事故防止策!

このような事故は、何も日本だけに限ったことではありません。
この手の衝突事故のことを「ドアリング」と呼び、以前は避けようの無い、仕方のないものと考えられていたそうです。

しかし、これではいけないとオランダで考えられたのが、「ダッチリーチ(オランダのリーチ)」というドアの開け方でした。

これはドライバーがドアを開けるときに、ドア側と反対の手で開けるというやり方です。
オランダでは現在でも、このダッチリーチを自動車の教習所や運転免許の試験にも採用している事実から考えるに、ドアリングの減少に効果的だと考えられます。

日本は右ハンドルの車が多いので、左手で運転席側のドアを開けることを想像してみてください。
すると、体をひねる形でドアを開けることになるので、身体が自然と横から後ろ向きになっていきます。

こうなれば視線が自然と後方に向くので、後ろから来た自転車などに気付きやすくなるという訳です。

人は意識をしていても忘れてしまうものですから、ついつい後方を確認せずに、ドアを開けてしまうこともあるでしょう。

ですから、習慣として「ダッチリーチ」を体に覚え込ませるのは、とても効果があると思います。

双方共に、前方・後方確認をしよう

今回は、「ドア解放時の事故」についてご紹介しましたが、簡単にできる対策法ばかりではありませんでしたか?

こうした事故は、双方の前方後方確認によって大幅に減らすことができます。
ダッチリーチもとても簡単な方法です。

これを機に、より一層事故への意識を高めましょう。

 - 自転車 交通ルール