自転車にスタンドをつけたい!子どもの成長に合わせて選ぼう

子どもの頃、補助輪つきの自転車から卒業し、補助輪を外して乗れるようになったときは、誰しも嬉しかったのではないでしょうか。

補助輪を外した自転車にスタンドをつける方法をお伝えしますので、子どもがいる方でスタンドの取り付けを検討している方は参考にしてください。

自転車スタンドそれぞれのメリット・デメリット

子どもが自転車に乗るのが上達して補助輪を外せることになったら、今度はスタンドを付けてあげなくてはなりません。

スタンドには片足(1本)と両足(両立)スタンドの2種類が有りますが、それぞれメリット・デメリットがあります。

まずは重さが違います。
両足スタンドは、片足スタンドに比べて重さがあり、自転車を持ち上げて立てなくてはいけないので、まだ力の弱い子どもにはきついかもしれません。

一方、片足スタンドは1本の棒みたいなものなので軽いです。

立てるときにも軽く自転車を傾けて、足で立てれば良いだけですから、確かに楽です。

しかし、安定感は両足スタンドより無いので、坂道などには停めにくく、ちょっとの風でも倒れてしまうことがあります。

このようにメリット・デメリットがあるので、駐輪する場所の斜度や子どもの力によって、スタンドを選んであげましょう。

また、安全な場所にきちんと停めることは非常に重要なことですから、ちゃんと教えてあげましょう。

子ども用自転車のスタンドを購入するときの注意点

子ども用の自転車スタンドを購入するときの注意点をご紹介します。

前述したように、両足スタンドは力の弱い子どもには少し厳しいかもしれないので、もし不安なら片足用を選んであげましょう。

近年の補助輪なしの子ども用自転車は片足スタンドが主流ですから、問題ないと思います。

また、自分でスタンドを取りつける際には、サイズと種類を間違えないようにしてください。
特に、問い合わせができないネットショッピングなどでは注意が必要です。

車種によって合わないスタンドもあるので、心配な人はお店に自転車を持って行って、確認してから購入してください。

特に自転車に変速機が付いている場合は、専用のスタンドでないと装着できないので注意しましょう。

それでも心配な人は、そのままお店に取り付けまでお願いしてしまった方が賢明です。

工賃込みで3,000円程度かかると思いますが、サイズや種類を間違えて、二度手間になるよりは良いですからね。

子どもの自転車に片足スタンドを付ける方法

子どもの自転車に片足スタンドを付ける方法です。

まずは、チェーンの付いていない左の補助輪を外しましょう。
両方外してしまうと作業がしにくいので、まずスタンドを付ける左側の補助輪だけ外します。

ナットは基本的には15㎜の物が使われているはずですが、17㎜のときもあるので、こと前に確認しておきましょう。

このとき、一緒に泥除けやキャリアのステーも外します。
あとで取り付けるので、外した順番通りに並べておきましょう。

スタンドの取り付け方向に注意しながら、スタンド内側のふくらみと車軸の溝を合わせるようにして取り付けます。

泥除けやキャリアのステーを通す前に、必ずスタンドを最初に付けてください。

そして、右側の補助輪を外しましょう。
この際、車輪を固定している方のナットは緩めないようにしましょう。

片足スタンドの取り付けは、これで完了です。

子ども用なら安く購入できると思いますので、取り付けてあげましょう。

安定性のある両足スタンドを付ける方法

両足スタンドを取り付ける方法です。

両足スタンドの場合は、補助輪を両側とも外してから行うので、壁に立てかけるか、誰かに手伝ってもらうと良いでしょう。

まずは、全てのナットを外して、補助輪を外します。
全てのナットを外さないと、両足スタンドは装着できません。

外すナットが多いので、失くさないように注意してください。

スタンドを取り付ける作業ですが、タイヤの両脇から挟むようにして、車軸にはめ込みます。
あとは、外したナットを締めていきます。

このとき、スタンドとフレームがずれやすいので、1人で作業する場合は注意しましょう。

取り付けられたら、動作を確認しましょう。
スタンドが上手く動くか、ガタガタしないかを確認します。

こちらの両足スタンドも、片足スタンドとあまり変わらない値段で購入できます。
説明書が付いていないこともあるので、注意しましょう。

また、子ども用の自転車でも、変速機がついていると専用のスタンドが必要なので、こちらも注意してください。

取り付けたスタンドが子どもに合わない場合

子ども用の自転車へのスタンドの取り付け方をご紹介しましたが、想像していたより簡単だったのではないでしょうか。

ただ、両足スタンドを取り付けた場合は、子どもの力では持ち上がらないと、前述したデメリットに悩むことが多いようです。

また、スタンドのバネが硬いので、なかなかの力が必要になります。

こういった場合で手っ取り早いのは、片足スタンドに換えることなんですが、せっかく付けたものを交換するのは、何だかやるせないですよね。

そこで、両足スタンドのちょっとした立て方のコツをご紹介しておきたいと思います。

コツと言っても、難しいことはありません。

足でスタンドを地面に当たるまで押していきます。
そして、地面に当てたまま荷台をつかんで、上に持ち上げるのではなく、後ろに引っ張ります。

このとき、足にタイヤやフレームがぶつからないように注意してください。

これは力ではなく、てこの原理で自転車を持ち上げるので、子どもでも慣れれば上手くいくはずです。

現代の自転車スタンドは片足が主流

ずいぶん前からですが、自転車のスタンドは子ども用も大人用も、片足スタンドを装備しているものが主流になりました。

これはコストの問題が大きく関わっているのですが、自転車の部品はほとんどが中国で作られているので、スタンドもコストの安い片足用が多く生産されます。

ホームセンタ―やネットでの販売価格は数百円しか変わりませんが、大量生産の部品ともなると、その差は売れれば売れるほど大きくなります。

あとは近年、自転車がどんどん軽量化しているのも一因でしょう。

片足スタンドは言ってみれば、ただの1本の棒で支えているだけですからね。
なので、片足スタンドはとにかく不安定です。

風が強い日などは、あちこちで転倒している自転車を見かけます。
駐輪場などでは、横の自転車にもたれかかるようにして停まっているので、1台倒れたら、あっという間に将棋倒しです。

中には、ロードバイクやクロスバイクもあるので、フレームが傷んでそうで心配になりますね。

片足スタンドの方が、見た目がスタイリッシュではあります。
ただ、安定感となると、両足の方が断然良いので、難しい選択になるでしょう。

片足スタンドはバランスに注意して自転車を大切に!

ここまで、補助輪を外した自転車にスタンドを後付けする方法や、スタンドの選び方をお伝えしてきましたが、参考になりましたか?

また、今ではすっかり主流となった片足スタンドですが、安定性ではやはり両足スタンドにかなわないので、ドミノ倒しにならないよう停め方には気を配る必要があります。

そういったマナーも、子どもに教えていきたいですね!