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シマノのカセットスプロケットで自転車を10速以上へ

      2017/06/27

シマノのカセットスプロケットで自転車を10速以上へ

ロードバイクをエントリーモデルからスタートするとリアの変速段数は大抵8速・9速ですから、乗り慣れてくると10速以上へ上げていきたくなるものです。

そこで今回は世界一のコンポーネントを製造・販売しているシマノのカセットスプロケットやディレイラ―を使い、リア段数を上げるカスタマイズをご紹介していきたいと思います。

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スプロケットはシマノ・コンポーネントのパーツです

ロードバイクのコンポーネントにおいて、日本の最大手自転車部品メーカー「シマノ」の右に出るものは世界中を見渡してもまずいないでしょう。

今ではクロスバイクなどにも、シマノのロード用コンポを搭載する車種なども出始めていますし、その走行性能の高さは折り紙つきです。

シマノのロードバイク用コンポーネントは全6種類あり、リアの変速段数によって、グレードが上がっていく仕組みになっています。

リア8速のクラリスや9速のソラはロードのエントリーモデルから、クロスバイクの中級モデルへの搭載が多いです。

10速のティアグラは、初~中級のロードと上級モデルのクロスバイクにも搭載されています。

11速からは上級モデルの扱いになりますが、105は中級クラスのロード、このほどフルモデルチェンジが発表されたアルテグラは中~上級のロードに、ハイエンドモデルのデュラエースは群を抜いて高額のため、高級ロードバイクやプロのレーサー仕様と言っても良いでしょう。

今回はこの中でも、リア8~9速の変速段数の自転車を10速以上にするカスタマイズをご紹介していきます。

スプロケットやディレイラ―などの変速機周りを中心に、まずはパーツのご紹介から始めます。

シマノのカセットスプロケット

変速段数を変更するのに欠かせないのが、スプロケットです。

スプロケットとはリアホイールに取り付ける歯車のことであり、何層にも重なり合っているので、カセットスプロケットと呼ばれています。

例えば、11Sの11-25Tと記載されている場合は11速ですので、11枚のギアが重なり合った状態で重いギアの方に11丁歯が付いていて、軽い方に25丁の歯が付いていることになります。

数字が大きい方が軽いギアになるので、ヒルクライムなどのレースになれば、ワイドレシオの32Tくらいまで必要になるかもしれませんが、通常の街乗りであれば、11速の場合は25ないし28Tで十分でしょう。

シマノの11速用を例に取ると、軽い方は25T・28T・32Tと、しっかり品揃えされており、重い方を1丁ぶん軽くした12Tも数種類が用意されています。

11速の話を例に出しましたが、これが10速ならば、ギアが1枚、9速ならば2枚と減っていくので、細かいギアが少なくなり、変速が大雑把な感じになっていきます。

なお、フロントの変速段数は、クランクについている歯車(チェーンリング)の数で決まっていますが、ロードバイクは2段が一般的です。

ロードバイクの10速・11速化のために必要なのはスプロケットだけではない

リア10速・11速化を図るにはスプロケットだけではなく、クランクもチェーンの幅が違うので交換になりますし、ディレイラー(変速機)とシフターも必要になります。

あとはホイールが10・11速対応のものでないといけませんので、もし対応していないものなら交換になります。

仮にシマノの105(11速)グレードで全て揃えると、大体以下のような金額になります。

・スプロケット(11-28T):¥4,000
・クランク        :¥12,000
・フロントディレイラ―  :¥2,800
・リアディレイラ―    :¥4,000
・シフター(STI)     :¥17,000

ここまでで約4万円くらいで、ここにホイールが入ってきます。

ホイールはシマノ製以外でも評判の良いものは多くあるので、こだわらなくても良いと思いますが、やはりグレードとしては2~3万円くらいの価格のものには、しておきたいところです。

その他にも、チェーンやバーテープなども必要なので、プラス5,000円くらいは掛かると思います。

こう考えると11速化は費用が掛かりますね。
(仮に10速にしても、そう大きな差はありません)

ましてお店に交換を頼めば、工賃だけで2~3万円掛かると思いますので、11速の完成車が視野に入ってくるくらいの費用になってしまいそうです。

クロスバイクを10速・11速化できるか?

クロスバイクの変速の基本はフロント3速・リア8速ですが、ロードバイク用のコンポを搭載している車種もあります。

それでも、リア10速以上のものは、あまりありませんので、ロードバイク仕様にしたい人はカスタムを考えるようですね。

まずロードバイク同様、確実に交換が必要になるのは、変速機関連のスプロケット・ディレイラ―・シフター・クランクです。

ただ、シフターはロードバイクに使用するブレーキと一体型の、デュアルコントロールレバーがクロスバイクのフラットバーハンドルには付けられないので、変速用のシフターのみになります。

あとは、もちろん10速・11速対応のホイールが付いていない場合は交換です。

シマノ製で揃えた費用は、ロードバイクのデュアルコントロールレバーがシフターになるだけで、基本変わらないので、マイナス5,000円程度です。

ただ、ここまできて、「どうせならドロップハンドルにもしてしまえ」なんて欲も出たりすると、さらに高額なカスタマイズになりますね。

最初からリア10速以上のバイクを選ぶ!

ロードバイクの場合、各メーカーが初心者向けと銘打って販売しているエントリーモデルは、大体がリア8速~9速のコンポを搭載しています。

それでもシマノのコンポであれば、エントリーモデルとしても走行性能は素晴らしく、最初はスポーツ自転車を始めたばかりということもあり、快適に走れるでしょう。

しかし色々なシーンを体験するうちに、徐々に物足りなさを感じてくると思います。

しかもスプロケットなどの変速だけの問題だけでなく、フレームの剛性であったり、サドルの座り心地、ホイールの空気抵抗など、どんどん気になる部分が出てきます。

安かろう悪かろうと言うつもりはありませんが、エントリーモデルはエントリーモデルであり、全てがそれなりなのです。

ですから、結局は上記のように結構な出費をしながら、10速以上へのカスタマイズをすることになるのです。

それならば、最初から少しグレードの高い物を選んでおくというのはどうでしょうか。

そこで次項では、実際の車種でグレードが違うと、何が違うのかを比較してみたいと思います。

シマノ・コンポーネント搭載車を比較してみる!

では、実際に比較してみたいと思いますが、今回はコスパに優れていることでも有名な世界No.1の自転車メーカー「ジャイアント」のロードバイクを比較します。

対象はアルミフレームのエントリーモデル「コンテンド」シリーズです。

【CONTEND SL 1】参考価格:¥140,000

搭載コンポ:シマノ・105(リア11速、スプロケット11-32T)
重量:8.7㎏(フレームサイズ480㎜)

【CONTEND 2 (2018 NEW)】参考価格:¥80,000

搭載コンポ:シマノ・クラリス(リア8速、スプロケット11-34T)
重量:9.9㎏(フレームサイズ465㎜)

この2つの車種は同じモデルで、価格が一番高いものと低いものになります。

価格差6万円ですが、シマノ・コンポーネントのグレード以上に、差を感じる作りになっています。

コンテンドSLの方はアルミフレームながら、上級モデルのカーボン素材使用車に習った造形で、超軽量なボディを実現しています。

同じアルミでコンテンド2よりも1㎏以上軽いのは、はっきり言って破格です。

また、コンテンド2の軽い方のギア34Tは、8速のエントリーモデルとしては「そこまでいるのか?」と疑問であり、間の抜けた変速になってしまわないか心配になります。

エントリーモデルらしく補助ブレーキも付いていますが、個人的にはそれなら元のブレーキをグレードアップしてくれた方が良いかなと思います。

あとコンテンド2よりも上のモデルに、リア10速のコンテンドSL2もありますが、それを選ぶなら25,000円くらい高くなりますが、1速上のSL1がおすすめです。

自転車の10速・11速化はコスパ的にどうか?

今回は自転車の変速段数をアップさせることを考えてみました。

細かいギアが増えるメリットは否定しませんが、コストを考えると体感できる効果が、若干低いと言わざる得ないと思います。

今回の検証を通じて感じたことですが、カスタムより、もう少し頑張って11速の完成車を購入する方が、ベターな選択のように思いました。

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