山でも街でも活躍できるMTB!トレック・マーリン7をご紹介

MTBは太くてゴツゴツしたタイヤに頑丈な車体に安定した乗車姿勢など、山道や河川敷などの未舗装路を走るための自転車です。

ただ、乗り方や目的は人それぞれというところで、MTBでも通勤などの普段使いや舗装路メインのサイクリングをしたいという要望もあります。

それに応えてくれるのが今回ご紹介するトレックの「Marlin 7(マーリン7)」であり、MTBの基本的な部分もしっかり網羅されているため、初めて乗るという方にもおすすめしたい機種です。

今回はそんなマーリン7の魅力に迫ります。

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トレックの歴史とMTB

トレックはアメリカ・ウイスコンシン州で1976年に創業された、世界最大規模の自転車製造、販売のメーカーです。

アメリカでは1700以上の販売店を通じて販売を行い、世界でもロードレースのヨーロッパやアジアに子会社や多くの販売代理店を持ち、世界90ヵ国以上で販売されています。

これだけの強大なマーケットを持つ一方でレースへも情熱を傾けており、後にドーピング問題でその偉業は取り消されてしまいましたが、ツール・ド・フランスを7年連続で優勝した選手が乗っていたのがトレックのバイクでした。

また、MTBではMTBの産みの親とまで言われるゲイリー・フィッシャーの名前を冠した「ゲーリー・フィッシャーマウンテンバイク」を買収し、それまでの勢いをさらに加速させたとも言われています。

現在のMTBのラインナップは今回ご紹介するマーリン7も含め非常に豊富で、レースの種類や乗り方に合わせたモデルをプロ仕様から初心者グレードまで幅広く取り揃えています。

トレック・マーリン7の概要

トレックのMTB「マーリン7」は基本性能が備わっている初心者向けのエントリーグレードで、価格は85,800円(税込)と10万円を切ります。

MTBの代名詞であるサスペンションですが、マーリン7はフロントのみに付属している「ハードテイル」という種類です。

サスペンションのトラベル量(伸び縮みする量)は、クロスカントリーレースに使用される機体と同等の100mmで、これは完全に山に入り込んでゴツゴツしたところを連続して走るような乗り方や、下りがメインのダウンヒルなどでは少し心もとなく感じますが、普段使いの中の砂利道や未舗装路であれば十分なトレイル量です。

またエントリーモデルではありますが、油圧式ディスクブレーキを装備していますし、ワイヤー類がフレーム内蔵であったり、障害物へヒットするリスクが低い「シマノ」のシャドー形状のリアディレイラーを採用するなど、レースにも使用できるような本格モデルでもあります。

その一方で、サスペンションの動きを止めることができる「ロックアウト」の機能や、キャリヤ(荷台)やキックスタンドが装備できる台座が用意されているなど、普段使いの街乗りにも対応しています。

トレック・マーリン7が街乗りでも活躍できる理由

トレックのマーリン7はMTBとしての基本的な性能を有しながら、街乗りにも対応している点を筆者は重視しています。

まずサスペンションですが、100mmのトラベル量は生活の中での未舗装路であれば十分に振動を吸収してくれるものですが、アスファルトなどの舗装路であまり意味がありません。

サスペンションが作動すると車体が沈み込んでしまう分だけペダルを漕ぐ力がロスされますので、舗装路をスピードを出して走るにはサスペンションは不要です。

その点でマーリン7はサスペンションの作動を任意でストップすることができるロックアウトの機能がついているため、いつでも動きを止めることができます。

またこの価格帯のMTBでディスクブレーキが油圧式である点もポイントが高いです。

従来型のブレーキはワイヤーで引っ張ってブレーキを動かすため、少なからずも抵抗が掛かる分でレバーの引きが重くなることがあります。

しかし油圧式は文字通り油圧でブレーキのピストンを動かしますので、ワイヤーの必要が無いため、抵抗が掛からず軽いレバータッチでも強い制動力が得られます。

また制動部分が地面から離れているので、天候や路面状態に左右されない安定した制動力がありますので、ぬかるんだ山道などはもちろん、通勤などで雨の日も乗るという普段使いにももってこいです。

トレック・マーリン7の利便性

トレックのマーリン7ですが、車体には街乗りでの利便性も配慮がされています。

スポーツサイクルは全般的に競技用であるため、装備品がほとんど付属してきませんし、後付けも想定されていないフレームの方が多いです。

しかし、マーリン7はリアキャリアを取り付けられるラックマウントと、キックスタンドのマウントが用意されています。

こういったマウントが無い場合は取り付けられないこともありますし、無理に取り付けてフレームを傷付けてしまうこともありますので、一見地味なことに映りますが実はありがたい仕様なのです。

また、トレックの新システムである、ステムにライトやサイクルコンピューターなどのアクセサリーを直接付けることのできる「Blendr(ブレンダー)」もしっかり搭載されています。

装備品が後付けになるMTBではハンドル周りにあれやこれやと付属させたくなるもので、いつしかごちゃごちゃして使い勝手が悪くなりがちなため、ブレンダーを使えばすっきりさせることができます。

マーリン7のスマートホイールサイズと女性モデル

MTBはホイールのサイズがいくつかありますが、マーリン7はフレームサイズによってホイールのサイズも変わってきます。

適応身長が低いXSサイズとSサイズは27.5インチ、MサイズからXLサイズまでが29インチを採用しており、フレームの大きさに見合った車輪の大きさにすることで、操縦さや機敏な動きを可能にするというものです。

ちなみにXSサイズはトレックが提示している適応身長では137cm~となっており、これは小学校3年生から4年生の平均身長です。

子供用と大人用では適応身長が同じでも作りが違うので、子供でもフィットするという意味ではありませんが、小柄な方にも対応しているということは事実です。

またマーリン7には女性モデルである「Marlin 7 Women’s」も、マーリン7と同価格で用意されています。

サイズは27.5インチのXSとS、29インチのM、カラーはマーリン7には無い鮮やかな水色で、イタリアの「ビアンキ」のシンボルカラーとして世界的に有名な「チェレステカラー」に近いです。

小さいほうのフレームはトップチューブがサドルに向かうにつれて低くなっていて、それに伴って車高も低くなるため、背の低いほうがまたぎやすくなっています。

また体が直接触れるサドルやグリップ、操作性のカギとなるハンドルに女性専用モデルを使用していますので、ユニセックスモデルが合わないと感じる女性ライダーに試していただきたいです。

マーリン7以外のトレックのMTB

それでは最後にマーリン7以外のトレックのMTBをご紹介します。

【Fuel EX 5】

・参考価格:¥280,500(税込)

前後にサスペンションの付いたフルサスペンションモデルで、トレックのフルサスのMTBでは最も安価になります。

山に入るという意味ではマーリン7はあまりヘビーな路面は厳しいですが、こちらは下りのダウンヒルやコブや木の根っこなどがある凸凹のコースもこなす本格派です。

【Roscoe 7】

・参考価格:¥152,900(税込)

マーリン7と同じハードテイルのMTBで、MTBの本分である山に入ることを最初から重視したいライダーにおすすめです。

サスペンションのトラベル量が120mmになりますし(XSサイズは100mm)、タイヤもマーリン7よりかなり太目な2.8インチが採用されています。

またサドルを走行中に上げ下げできる「ドロッパーシートポスト」も装備されており、刻一刻と変化する山道での路面状況や地形に対応しやすくなっています。

【X-Caliber 7】

・参考価格:¥108,900(税込)

マーリン7の直系の上位モデルというイメージで、山道をスピードを出して走るクロスカントリーモデルです。

リアのホイールハブの幅が広く取ってある「Boost」規格や、フレーム素材の「Alpha Gold アルミ」など、上位グレードからの技術の踏襲も多く、ドロッパーシートポストにもカスタムが可能なように、アップグレードにも対応しやすいモデルです。

マーリン7は多用途に使える

トレックのマーリン7はMTBに初めて乗る方向けのエントリーモデルという位置づけですが、MTBの本分である山道はもちろん、街乗りとしも活躍できるモデルです。

サスペンションのトラベル量や油圧式ディスクブレーキなど山に入る必要十分な装備もありますし、街乗りではサスペンションをロックアウトして快適にスピード走行も楽しめます。

多用途に使えるMTBですから、まずMTBに乗ってみたい、走りを味わってみたいという方におすすめです。