唯一無二のアルミエアロロード!メリダ・リアクト400を語る

ロードバイクを選ぶ際にフレームの素材は重要な要素の1つですが、価格が安いこともありアルミを選択する方も少なくありません。

プロレースの世界では長らくカーボンフレーム一択状態が続いていますが、一般市場ではアルミフレームも相変わらず人気があり、今回ご紹介するメリダの「リアクト400」もその中の1機種です。

リアクトシリーズの中では貴重な唯一のアルミフレーム車であるリアクト400の魅力に迫ります。

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メリダのロードバイクの歴史

世界第2位の自転車生産台数を誇る台湾の総合自転車メーカー「メリダ」は、MTBではかなり前から世界レベルの評価を受けてきました。

メリダは委託を受けたメーカーの製品を自社の名前を一切出さずに製造する「OEM」で成長してきたメーカーであり、その依頼主がMTBの本場であるアメリカメーカーが多かったことから、自社ブランドもMTBが先行する形となりました。

一方ロードバイクは確かな製造技術は認められていたもののデザインの評価が芳しくなく、特にロードレースの本場ヨーロッパでの評価が低く苦戦をしていたようです。

しかし1998年にドイツに開発拠点を移し設計を行うようになってから評価はうなぎ上りとなり、2013年にあのツール・ド・フランスも含まれる「UCIワールドツアー」に初参戦するまでに成長を見せます。

2018年のツール・ド・フランスではバイクを提供するチームが総合2位に食い込むなどの活躍も見せており、ロードバイクにおいては正に今が旬と言っても過言ではないメーカーです。

今回お伝えするリアクトも世界中のレースを走るチームの主力バイクであり、そのコンセプトや技術が踏襲されたバイクを手ごろな価格で手に入れられるのが「リアクト400」になります。

メリダ・リアクト400のフレームの特徴

メリダのリアクト400はここまでお伝えしている通り、アルミフレームのエアロロードバイクです。

リアクトシリーズ唯一のアルミフレームの完成車で、2020モデルの価格は186,890円(税込)です。

アルミというとチューブの太さや形状にカーボンほどの自由さがないというイメージもあるのですが、リアクト400は様々な部分でその常識を覆す仕上がりになっています。

メリダ独自のダウンチューブ、シートチューブ、シートステイの後端部がカットされた「NACA FASTBACK形状」をアルミで見事に表現しています。

また、これだけ忠実にエアロ形状を表現しているため、インプレ情報を見るとエアロロードらしい加速性と高速巡行性の高さを高評価する声が多いです。

完成車は50サイズで9.3kgと、チューブが太めなアルミエアロフレームですから軽量というわけにはいきませんが、1度スピードに乗ってしまえばそれを感じさせないだけの高性能フレームと言えます。

メリダ・リアクト400の見た目、デザイン

リアクト400はシリーズ唯一のアルミフレームというところで、カーボンとの素材の違いからくる見た目やデザイン面も気になるところです。

しかし、昔から世界でもまれなマグネシウムフレームの製造を行っていたこともあり、金属フレームの性能に長けているメリダらしく、リアクト400は見た目の評価も非常に高いです。

チューブ同士が「スムースウェルディング」製法で溶接されているため、繋ぎ目に溶接痕が目立たず、スムーズできれいに仕上げられていますし、溶接強度まで高められています。

また表面加工にもこだわりが発揮されており、カーボンフレームとほぼ遜色のない見た目で、上質な仕上がりになっています。

そして、リアクト400にはメリダがスポンサーを務める「バーレーン・メリダ(2020シーズンよりバーレーン・マクラーレン)」のレプリカカラーが用意されており、ツール・ド・フランスを走った機体と同じデザイン、カラーで街を走ることができます。

メリダ・リアクト400のスペック

ここまではメリダ・リアクト400のフレームについてお話ししてきましたが、ここではパーツやコンポのスペックをお伝えします。

メインコンポは「シマノ・105」の最新モデルR7000で、レーシングバイクに組み合わされるコンポとしては必要十分です。

アルミのエアロロードは上り坂が得意とは言えませんが、リアクトはその点を考慮してワイドレシオなギア構成になっており、30Tという軽いギアを持ちますし、リアディレイラーがロングゲージのためさらに軽いギアへのカスタムも可能です。

また、リアブレーキがBB裏へのダイレクトマウントになっているため空力性能に優れ、カチッとしたダイレクトな制動力があります。

そして、完成車の中では最も気になる部分のホイールですが、メリダオリジナルの手組みホイールでスポークの組み方に特徴があります。

カンパニョーロの「G3」組のように空間を大きく取るような組み方をしているため、空力性能に優れ、衝撃吸収性も高くなっています。

ただしこの価格帯の完成車の宿命でもありますが、ホイールの重量がかなり重くなっていますので、ここはカスタムの余地ありというところです。

リアクト400同様のアルミエアロロードは他メーカーにあるのか?

今回この記事を書くに当たり改めてアルミフレームのエアロロードバイクを調べてみましたが、メリダ・リアクト400以外にはほとんど見つけられませんでした。

調べる前から薄々は気が付いていたのですが、改めて調べてみると実に少ないことが分かりました。

近年はどのメーカーでも空力性能を重視したフレーム形状のロードバイクを作りますので、「セミエアロ」などというジャンルも出来つつあるようですが、いわゆる全てが太く平たいチューブで、いかにもエアロという形状はアルミでは少ないのが現状です。

唯一リアクト400の対抗馬と言えるのは、アメリカの「スペシャライズド」が製造する「Allez Sprint Comp Disc」くらいでしょう。

シートチューブの扁平具合やバターナイフのような形状のシートポストなどはいかにもという感じですが、全体の骨太感や重厚さはリアクト400ほどではなく、軽快さも残しているように感じます。

もちろん単純な比較をすることはできませんが、よりエアロらしさを求めるならリアクト400のほうが満足度が高いはずです。

リアクト400以外のメリダのアルミロードバイク

最後になりますが、メリダにはリアクト400以外にも魅力的なアルミフレームのロードバイクが揃っていますのでご紹介します。

【SCULTURA(スクルトゥーラ) 400】

・参考価格:¥164,890(税込)

リアクト同様にプロチームの主力ロードバイクになるのが、総合レーシングバイクのスクルトゥーラです。

軽量が売りになっているシリーズでもあり、このモデルもアルミながら完成車で9kgを切るサイズもあります。

リアクトに比べ漕ぎ出しや上り坂に強く、やや荒れ気味のオフロードもこなすため幅広い用途に使用することができます。

【SILEX(サイレックス) 400】

・参考価格:¥208,890(税込)

ロードバイクながらオフロード走行を得意とするモデルで、あまり重量にこだわらず頑丈なフレームに、太めのタイヤとディスクブレーキが組み合わされたグラベルロードというジャンルになります。

また衝撃吸収性も高い仕様になっていますから、路面状況が刻一刻と変化する長距離のツーリングにも向いています。

【RIDE(ライド) 80】

・参考価格:¥98,890(税込)

かつてはプロチームの主力モデルとして、ツール・ド・フランスも走った経験のあるシリーズです。

現在はその乗り心地のよさと低価格で初心者向けのエントリーモデルという位置づけですが、上位モデルからの技術を踏襲し、フルカーボンフォークやシマノ製のコンポなども採用されたコスパの高い1台でもあります。

リアクト400は世界でも貴重なアルミエアロロード

アルミのエアロ形状のロードバイクは世界中を探しても少なく、メリダのリアクト400は非常に貴重な存在です。

カーボンフレームに引けを取らない空力性能に仕上がりの美しさを加味し、とても10万円台のロードバイクとは思えない所有欲を掻き立ててくれる1台です。

皆さんも世界で活躍をするプロチームと同じデザインのモデルで走ってみたくありませんか。