自転車の保管!アパート編!

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
大切な自転車、出来れば家の中に入れたいですよね。特に値段の高いロードバイクの場合、室内保管がマストと言っても過言ではありませんよね。ただ、アパートだとなかなか難しいですよね。
今回は、アパートでの自転車の保管について考えてみたいと思います。

自転車を保管しやすいアパートの部屋

自転車を持っているアパート暮らしの人で自転車の保管に困っている人は結構多いでしょう。特に2台以上持っている人は困りますよね。
僕も以前、狭いワンルームで4台くらいまで増やしてしまったことがあって、非常に困ったことがあります。なぜか無闇に増やしてしまう時期というのがあるんですよね。

「ワンルームに4台ってどうやって置くの?」
そう思うかもしれません。4台となると立体的に置かないと難しくなります。最低でも一台は宙に浮かすようにします。縦に2台飾れる専用のディスプレイスタンドを使うのが最も一般的ですね。ポールに2台、上段と下段に引っ掛けられるようアームが付いています。(裏も使って4台まで収納できるものもあります)
メーカーとしてはミノウラが有名ですね。その他、トピークなど。自転車屋さんで聞いてみれば何かしら勧めてくれると思います。
だいたいですがどこのメーカーでも2~4万円ほどで手に入ると思います。

ポールを立てる方式としては、
・4本か3本に足が分かれて立つタイプ。
・2本の足がV字に開いて、壁に持たれるようになっているタイプ。
・伸縮式で床と天井で突っ張るようになっているタイプ
の3タイプです。
それぞれメリットとデメリットがあるので、順番に見ていきましょう。

複数の自転車保管に便利なスタンド

・4本か3本に足が分かれて立つタイプ。
完全に自立するタイプです。初期装備としては2台収納でき、オプションでアームを買い足せば4台まで収納できるというものが多いですね。一番収納量がありますね。
ただ、問題点は支える足のために結構面積を専有してしまうんです。
なので、僕の狭いワンルームではちょっと難しかったです。
足の周りのスペースに自転車用品をしまうちょっとしたケースなどを置くとベターでしょう。
3台以上を綺麗に飾りたいという人にはオススメです。

・2本足で壁にもたれるタイプのスタンド。
こちらは4本足ほど面積を取りません。壁にもたれているので意外と安定しています。ただし、壁際にしか設置できません。ただ、壁際への収納を狙う人が多いと思いますので、問題ないでしょう。収納可能台数は2台までです。

・突っ張り棒式
突っ張り棒式は一番人気があります。専有する面積が少なく、安定感もあります。オプションでアームを買い足せば4台まで収納することも可能です。
唯一の欠点としては、丁度いい天井と床があるかどうかです。しっかり突っ張らないと転倒の恐れがありますので、天井が滑りそうだったり、弱そうな場合は難しいでしょう。あとは、小さい子供がいる場合は倒してしまう可能性があるかもしれません。どのスタンドにも共通ですが、意図的に強く押せば倒れますが、突っ張り棒式は特にいったんズレてしまえば倒れるのみです。
自分の部屋と収納したい自転車の台数で決めると良いですね。

アパートの玄関に一台保管する

僕の場合はスタンドは使わず、ロフト部分に都合良く自転車のサドルが引っ掛けられるような取っ手があったので、そこに一台吊るしていました。(元々、自転車を収納するスペースを考えて部屋を選んでいるのですが)
サドルは基本的に強い部品、人間の全体重を掛けても簡単に壊れることはない部品ですので、上から吊るす場合には使いやすい箇所です。
宙に1台、その下に2台。最後の一台は玄関に置いていました。
ただ、玄関に置いていると同居人からクレームが来ます。自分自身が玄関を出入りするときにも、正直邪魔です。子供がいる場合は絶えず危機にさらされ続けます。
しかし、クロスバイクなど普段よく使う車体の場合は玄関が一番楽ですね。

アパートの室外に保管する

しかし、さすがに4台を家の中に保管していると何かと無理があります。
そんなわけで僕の場合、現在は1台は知人に譲って、1台は玄関の外、1台は玄関、1台は部屋のメインのスタンドに立てています。

室外保管については、正直よろしくないです。雨風にあたります。圧倒的に早く劣化します。ただ、僕の場合は外に置いているのは、毎日の通勤、買い物に使う町乗り用にランドナーを改造したものですから、「まあ、仕方ないか」ということで家の前で妥協しています。
室外保管のデメリットは盗難の危険性もあります。ロードバイクの室外保管はほぼ間違いなく数年以内になくなります。クロスバイクはロードバイクと比較すれば値段はいくらか安いとは言えど、ママチャリと比べれば十分に値段は高いのでやはり盗難の危険は高いです。
カバーをかぶせるなどして「ああ、原付かな?」と思ってもらえるように工夫した方が良いでしょう。
僕の街乗り号は、アップハンドル、ママチャリのようなハンドルに付け替えていて、元々がクロモリのフレームなので一見するとちょっとレトロなママチャリみたいに見えるようにしているので、今のところ盗難には遭っていませんが、明日の朝、突然になくなっている可能性は否定できません。

また、駐輪場に置く場合は、隣のママチャリが倒れて来る可能性がありますので、その危険もあります。スポーツバイクとママチャリがぶつかると、頑丈で重いママチャリが勝ちます。

自転車をベランダに保管するのは?

「ベランダに保管するのはどうだろう?」という方もいますよね。僕も学生時代は実家のベランダにロードバイクを置いていました。家の中に置くには家族の理解が必要ですし、家族がいると、なかなか自分の部屋だけ自転車を保管できるほど広くしてくれとも言えませんよね。しかし、値段の高いロードバイクを外の駐輪場に置くのは自殺行為。毎日、ロードバイクの姿を見て、「良かった、今日は盗まれていない」と不安と共に日々を生きるのは辛すぎます。
そこでベランダに行くのですが。
ベランダは盗難のリスクこそ下げられますが、やはり雨風の影響があります。カバーをして雨風こそ守っても、気温の変化や湿度など。やはり自転車の劣化は早いです。ちょっとした物置でも作れたら嬉しいです。それでも、気温変化は避けられません。
人間と同じですね。ベランダで眠れと言われて嬉しい人はいませんよね。自転車もベランダで寝るのは正直つらいようです。
それでも、盗難のリスクが下がる分いくらかマシではあります。

一台だけ室内保管するなら縦に置く

一台だけの室内保管、家族に頼めば何とか一台だけは許してもらえるかもしれません。ロードバイクのために何とか一台だけは室内保管を実現しましょう。
普通に置くのだと、どうしても専有面積が広くなります。ですので、縦に置くのが良いでしょう。普通に使うスタンドでも、ハンドルをどこかにヒモ等で固定して、ウィリーしているような形にすれば縦置きにできます。ヒモの先端にカラビナを付けるなどして、すぐに着脱できるようにしておくと楽です。
縦置き専用スタンドは一万円以上するものがほとんどなのでちょっとためらうところです。そこまでの金額を出す場合は、先ほどのポール式の複数台保管できるタイプのスタンドで下のアームだけ外し、上の段だけ使う方が現実的です。自転車の下のスペースは自由になります。
週末しか乗らないという人はホイールを外して保管するのもありです。
また本棚やタンスなどの上を狙うというのもアリです。ある程度しっかりした棚であれば、前輪と後輪を置く場所さえ確保できれば問題ありません。ある程度安定性のあるタイプのスタンドを使えば、棚の上にロードバイクを置いてもすぐに転倒するなどの心配は少ないでしょう。
天井からワイヤーが吊るせるならばサドルとハンドルで天井に吊るのもありです。
壁にフックを取り付けられるなら、前輪のホイールだけ引っ掛けるようにして縦にするのもアリです。

縦置きや棚の上など、普通の保管より不安定な場所に置く場合はロープなどでの固定を考えた方が良いです。
重量が気になる場合は、ホイールを外せばかなり軽くなるでしょう。

まとめ「ロードなら軽いのでアパートでも」

僕の経験を交えながら、いくつかの方法を考えてみました。
ロードバイクなら軽いので、意外と工夫次第で何とか上手く保管できるように思います。室外保管の車体については、メンテナンスをマメにしてやることで対処しましょう。
予算さえ何とかなればレンタル倉庫を借りるというのもアリですが、家の近くに都合よく安いレンタル倉庫があるというのは珍しいかもしれません。