自転車トレーニング!ローラー台はマンションでも大丈夫?

速く、快適に走るためのロードバイク。車体のパーツ機能は年々進化し、グレードアップモデルをせっせとカスタマイズし、あとは。。。自分自身。レースなどを目的にしトレーニングを行う方も多いと思いますが、室内トレーニングって使用する機械でいろいろ気になることが出てきますよね。ローラー台とか、音は大丈夫なのでしょうか。一軒家でなくマンションなどに住んでいたら余計に気になるところです。今回は自転車のトレーニング、ローラー台はマンションでも大丈夫か、そんなお話です。

自転車トレーニングの種類

自転車のトレーニング方法はかなり大雑把に分けるとまず屋外、屋内の2種類で大きく変わってきます。当然屋外で実際に走行して様々な路面状況を体感した方ががその経験値は大きく得られるのですが、天候によってはいつでも走れるわけではないのが悩ましい所ですね。なので今回は屋内トレーニングについてのお話をしていきましょう。
屋内トレーニングするのはローラー台が必要になってくるのですが、大きく分けて自転車を固定するか、しないかで使用する道具が変わってきます。それでは色々と見ていきましょう。

ローラー台種類別メリット・デメリット~3本ローラー台

まずはじめにローラー台の代表格「3本ローラー」についてです。
3本ローラーでは、脚力など部分的な強化に限らず、ライディング技術という総合的な技術の向上を目的のものです。正しい体勢や効率的なペダリングを習得が可能で最終的に3本ローラー上で手放し運転ができるようになるまで習熟できれば、実際の路面走行においても安定した走行ができ、長距離を疲れず速く走るノウハウが身につきます。

そんな3本ローラーの最大のメリットはなんといってもその自然な乗車感にあります。
姿勢の安定のため、小刻みに左右に自転車のバランスを取りつつ走るという自転車本来の乗車感は、やはり3本ローラーでないと体感できません。
3本ローラー上でふらつきなく走れるということは、実際の路上走行でも無駄な動きを最小限に抑えた理想的な姿勢制御、ペダリングが可能になっているということになります
3本ローラーはそのような総合的スキルを磨くためのトレーニング機材として最適です。
しかしデメリットもあります。3本ローラー上の自転車は固定されていないため、バランスを崩すと自転車はすぐにローラーから逸脱し落車してしまう危険があります。コツがつかめればなんということのないものですが、それが3本ローラーの使用を拒む人がいる理由になっていることも事実です。また常にバランス取り続けなければならなので、トレーニングに集中しなければならないのです。固定ローラーのようにテレビを観たりなどのながら運転ができません。そのため疲労感が大きいと感じることもあります。
ただ慣れてしまえば一番楽しいトレーニングになる可能性を秘めている方法だと思います。

ローラー台種類別メリット・デメリット~固定ローラー台

お次は固定ローラー台について。固定ローラーに関しても方式がいろいろありおおよそ3種類の方式に分類できます。「タイヤドライブ式」・「リムドライブ式」・「ダイレクトドライブ式」の3つです。これらの違いは自転車の消耗する部分の違いです。「タイヤドライブ式」はタイヤが、「リムドライブ式」はホイールのリムの消耗が早いです。「ダイレクトドライブ式」は特に目立った消耗部品はないのですがローラーを後輪の代わりに装着するのでその手間がかかってしまいます。大まかな違いはこんなものですが詳しいところは割愛します。
では、これら3種の固定ローラーに共通しているメリット・デメリットをお話します。
まずメリットとして転倒の危険性がほとんどないことが挙げられます。なのでバランスをあまり気にせずペダルをこぐだけなのでテレビを見ながら、本を眺めながらなどのほかの行動が取れるのもいいですね。まあ、ながら運転だとトレーニング効果はうすいのでおススメはしませんが、シェイプアップ目的ならいいのかもしれませんね。

デメリットについてですが、これは固定ローラーに限らず3本ローラーにも関して言えることで、騒音がうるさいという点です。実際の音だけでなくある程度の振動も発生するのでまわりに人間にはわずらわしいと感じることもありますね。特にマンションなどの集合住宅にお住まいの方には悩みどころだと思います。では次はそのような方へのお話をしていきましょう。

自転車のローラー台、マンションでも大丈夫?気になる騒音は

結論から言いますが騒音対策をせずに、ローラー台を使用するとマンションの近隣住民には多大な迷惑をかけてしまうでしょう。特に階下に住人にはたまったものじゃないでしょうね。マンションの構造にもよりますが鉄筋コンクリートだろうが、木造だろうが騒音、振動は伝わってきてしまいます。その騒音・振動対策を後述しますが、まずは近隣住人の迷惑にならない時間帯を模索してみましょう。昼間なら掃除、洗濯、テレビなど生活音が入り乱れているのである程度は神経質にならなくてもいいかもしれません。また不在にしている可能性も昼間の方が大きいと思いますので少し気が楽かもしれません。しかし、寝静まった夜中などにローラー台を使用するのは大問題ですね。これは気遣いの面ですが、根本的な解決にはなりえませんので、騒音防止のローラー台やグッズを紹介していきます。

自転車のローラー台、マンションでも大丈夫?おススメはこれ①

まずローラー台のおススメ品です。
・サイクルオプス サイレンサーダイレクト マグ ダイレクトドライブサイレンス
サイクルオプス社が製造しているローラー台です。分類は「ダイレクトドライブ式」のローラーです、静寂性に長けた最高性能を持つローラー台です。サイレンサーと銘打っているだけあって、その静音性には脱帽です。また「ダイレクトドライブ式」なのでタイヤ・ホイールの磨耗・消耗を気にせずトレーニングできるという点もいいですね。ただし、一つ難点が、この製品はとてもおススメできる逸品なのですが少々お値段が高いのです。定価で10万円ほどのものなので気軽に買えるものでなないのですよね…。それでも値段以上の価値はあると思いますが、それはお財布と相談ということで。

ではもう少し価格を抑えたローラーを紹介します。
・Elite(エリート) Supercrono Digital Mag Elastogelトレーナー
ローラー台メーカーとして有名なエリートの製品です。
老舗メーカーということもあり、静寂性にもかなり優れています。 他にもミノウラやFlowなど様々なローラーメーカーがありますが、固定ローラーはこちらを買っておけばとりあえずは問題ないと思える製品です。価格に関しても3~4万円で、さきほどの「ダイレクトドライブ式」に比べるとだいぶ抑えられてると思います。また、このローラーの方式は「タイヤドライブ式」なのでタイヤの磨耗が早いのでローラー専用のタイヤも準備したほうがいいですね。

自転車のローラー台、マンションでも大丈夫!オススメはこれ②

お次はローラー台の下に敷いて防音・振動対策をするグッズを紹介します。
・ブルカットメタル2
これは製品は振動を吸収する金属とスポンジを重ね合わせて滑り止めを付けたものです。これをローラー台の下におくと結構な防振対策になると思います。価格も1個1400円ほどでコストパフォーマンスを考えるととても優れたアイテムだと思います。

・コンクリートブロック+耐震マット
耐震マットの上にコンクリートブロックを乗せるのもかなりの防振対策なります。ややDIYに近いのかな?設置に手間がかかり、移動するのがやや大変なのでローラー専用スペースが確保できないと厳しいかもしてませんが、その効果は抜群です。耐震マットも前述したエリート社から専用のトレーニングマットが発売されているのでそれも要チェックです。

まとめ、ローラー台のトレーニング

自転車のトレーニングについてローラー台とその騒音について色々と説明・紹介してきましたが、一番のトレーニングは実際に走ることです。あくまで今回のお話は補助的なトレーニングの話にすぎません。それにローラー台の騒音・振動についても軽減対策なのでそれをゼロにする事は不可能です。トラブルを回避するための方法の一つでしかありませんので過信しすぎないようにしてくださいね。