一般的に良く見かける自転車のママチャリは、値段も手頃で扱いやすいです。この記事を読んで下さっている皆様の中にもママチャリを乗っている人は少なくないのではないでしょうか。さて、ママチャリで長距離旅行は可能なのでしょうか。長距離と言えばロードバイクを乗っているが多いと思いますが、今回は、ママチャリで長距離の旅行が可能かを解説していきます。
自転車のママチャリで長距離を走る前に特徴を知ろう~メリット編
長距離の旅行が出来るのかの前に、ママチャリの特徴を知りましょう。
ママチャリにはどのようなメリットがあるのでしょう。
1つ目は、「頑丈」なところです。
ママチャリの用途としては子供を乗せたり、買い物の際に荷物を載せることを想定して作られています。
また、日常的に使われため、使用頻度も多いです。そんな中ずっと使用し続けることを考えると、丈夫に出来ている自転車ということが分かります。
2つ目は、「取り扱っている自転車が多い」ところです。
周りの自転車屋さんに行くと、必ずと言って良いほどママチャリは取り扱っています。
そのため、パンクや部品が破損してしまったときに整備が可能な自転車屋さんが多いです。
また、部品を購入したい時も、ホームセンター等に行けば取り扱っているお店が多いです。
この点は、スポーツバイクよりも良いところですね。
3つ目は、「価格が安い」ところです。
どの店舗においても取り扱われている自転車のママチャリは、販売されている価格が安いです。
性能を求めるとなると、4,5万円程度の値段になりますが、ママチャリは、初期装備がある程度しっかりしているので、2~3万台のママチャリを買えば、ある程度良いものが買えます。
格安で販売されているものもありますので、「壊れたら新しく購入する」というスタンスで買う人もいますね。
4つ目は、「初期装備が充実している」ところです。
初期装備がしっかりしているので、必要なアイテムを自分で付ける手間がなく、カゴや荷台が付いているため、バック等を持っていても安心して乗ることが出来ます。
自転車のママチャリで長距離を走る前に特徴を知ろう~デメリット編
ママチャリのメリットは分かりました。では、デメリットはどのようなところがあるのでしょうか。
1つ目は、「走行性能がスポーツバイクと比べて悪い」ところです。
ママチャリは、一般的な人が使用するように作られているため、速度が出しやすくなっていません。
その点においてはスポーツバイクに劣ります。また、長距離を走行をすると疲れが貯まりやすいですね。
2つ目は、「変速機の段数が少ない」ところです。
変速機の段数が少ないということは、坂道を上る時に大変になります。
また、スタートした時も、やはり変速機があったほうが、楽に漕ぎ出すことができます。
全てのママチャリに変速機が装備されていない訳ではないのですが、スポーツバイクのように多くの変速は出来ないようです。
3つ目は、「良い姿勢を保ちづらい」ことです。
良い姿勢を長時間保ちづらいその理由は、前傾姿勢が取りづらいことです。
ハンドルの形状やサドル等の自転車のパーツがスポーツバイクと違い、調整の幅が少ないので良い姿勢をキープしづらいんですね。
4つ目は、「気軽に修理が出来ない」ことです。
スポーツバイクは、ある程度簡単にメンテナンスが出来るように工夫されていますが、ママチャリは、自分で整備することを想定していないです。
その代わり、自転車屋さんでの修理が可能ではあります。
また、分解が簡単に出来ないため、輪行しづらい点がデメリットといえます。
ママチャリを使った自転車の長距離旅行は出来る?
ママチャリのメリットとデメリットが分かったところで、ママチャリで長距離旅行は出来るのでしょうか。
出来るか出来ないかでいいますと出来ます。
デメリットばかり見てしまうと、長距離旅行は出来ないように感じますが、実際にママチャリで日本一周をしている人もいます。
また、ママチャリのメリットである、頑丈で初期装備が充実している点や、修理を自転車屋さんにお願い出来る点等を踏まえて考えると、長距離旅行は可能といえます。
但し、時間が掛かることや疲れが溜まりやすいところが懸念されます。
やはり、スポーツバイクに比べると、スピードが出しづらいことや姿勢を保ち続けづらい点から、長距離旅行に向いているか向いていないのかで言いますと、向いていないのかもしれません。
しかし、時間を使ってのんびりと旅行を楽しむ人は、自転車トラブルが起こっても、修理の依頼がしやすいですし、快適に楽しむことも出来るかもしれませんね。
ママチャリを使った自転車で長距離旅行はどんな旅をしている?
実際に、ママチャリで長距離旅行をしている人は、どのような旅をしているのかを調べてみました。
すると、日本一周をする人や全都道府県を渡ることを目的とした人もいるようです。
他にも、数日掛けて関東をまわってみる旅や、大阪から東京に行く旅をしている人もいるようです。
このほかに、沢山の人がママチャリで旅をしているようです。
そう考えますとやはり、ママチャリで長距離の旅行は、可能ということです。
しかし、気になる点がありますね。それは、宿泊です。
実際に、このように長距離の旅をしている人がいますが、一夜を明かす時はテントや寝袋を使うのか、宿を使って過ごすのかが、気になるところですね。
スポーツバイクで旅行をする方は、テントや寝袋を使う人もいるようです。
ママチャリの旅行はどうなのでしょうか。調べてみたところ、テントや寝袋を使う人は少ないようです。
この宿泊アイテムを積むことで自転車に載せる重量が重くなり、走行しづらくなります。
このことを考えて、走行を少しでも快適にする人が多いようですね。
ママチャリでも坂道を楽にする乗り方!
どの自転車に乗っていても坂を上るのは大変です。
長距離の旅をする人は、少なからずも上り坂を越えなければいけないことがあります。
また、普段自転車に乗っている人のお住まいの周りにも、坂があると思います。
乗っている自転車がスポーツバイクであるなら、多少楽にはなると思いますが、ママチャリだと坂道は大変です。
そんな坂道を楽に上る自転車の乗り方を紹介します。
重要な事は乗る時の「フォーム」です。
一般の方で自転車の乗り方を考えて乗る人は、少ないのではないでしょうか。
周りを見てみると乗り方は、それぞれ異なっています。
体格や骨格や違うこともありますが、乗る時の姿勢を気にしている人が、そんなにはいないため、一人一人が違う乗り方をするのではないでしょうか。
1つ目は、「ペダルの漕ぎ方」です。
まずペダルを漕ぐ時の足の位置です。つま先側をペダルに乗せます。
指の付け根付近で、ペダルを漕ぐと力が入りやすいです。
また、ペダルが上に来た方の足を踏み込んで、下に来た方の足の指で引き上げるようにすると、ペダルが漕ぎやすいです。
2つ目は、「サドルの位置」です。サドルに座ったときに、地面に両足の指のつけ根が着くぐらいの高さに設定すると、ペダルを回しやすくなります。
3つ目は、「前傾姿勢」です。前傾姿勢を取ると、ペダルを漕ぎやすくなります。
但し、極端に前傾しても疲れやすくなります。力を入れすぎずに軽く前傾姿勢を取ると良いです。
4つ目は、「立ち漕ぎ」です。
立ち漕ぎをする時は、自分が左右に揺れるのではなく、自転車を左右に振ることで走行しやすくなります。
このことに気をつけて走行すると、坂道が少し楽になると思います。
自転車が快適走行!ママチャリのちょっとした改造!
自転車を走行する時に、ペダルが回りにくくて疲れませんか。
そのような方のために、ママチャリを快適に乗れるように、簡単な改造法を紹介します。
最初は、「タイヤに空気の確認をして入れる」ことです。
タイヤの空気は、一度入れたら抜けないものだと思っていませんか?
走行していると、すぐに全部が抜けるわけではないですが、少しづつ空気は抜けていきます。
空気がないとパンクの原因にもなりかねません。
また、抵抗力も増えるため、ペダルが回しづらくなります。空気の量は親指で押して、タイヤが凹まないぐらいの圧にすると良いです。
お次は、「チェーンにオイルメンテナンス」をしましょう。
チェーンもメンテナンスをしないとサビが出ます。
また、オイルをしっかりつけとくことで、ペダルが少し軽くなります。
先程も少し紹介しましたが、「サドル位置を高く」しましょう。
坂道を楽に走行するときにも紹介しましたが、自転車に乗った時に地面に両足の指のつけ根が着くぐらいが良いです。坂に限らずに走行する時に楽になります。
サドルを高くしたら「ハンドルの高さをサドルと同じぐらい」にしましょう。
このように、高さを近づけると前傾姿勢が取りやすくなるからです。
このように、自転車を軽く改造するだけでも効果が出ます。
ママチャリで長距離の走行をする方は、に楽に走行が出来ると思います。
まとめ・ママチャリで長距離旅行は可能
ママチャリで数日掛けての旅行をすることは、実際に行っている人もいるので可能だという事は分かって頂けましたでしょうか。でもやはりスポーツバイクで旅をしている人の方が多いですし、快適なことは確かです。しかし、予算もありますし自転車を安く済ませたいということであれば、ママチャリも良いと思います。ただママチャリで日本一周ともなると忍耐力は少なからず必要になりますね。