車の空気圧はスタンドに立ち寄った時や、高速道路に乗る前などのタイミングでチェックしますよね。自転車のタイヤの空気って、そういえばどのくらいが適正なのでしょう。タイヤがはちきれんばかりにパンパンにいれておくのが正しいのでしょうか。今回はそんなお話です。
自転車のタイヤの空気量、足りないとどんなことに?
自転車に乗るうえで大切になってくる空気量についてですが、タイヤの空気圧が低いのは、自転車を乗る際に最も危険な状態といえます。
タイヤの空気は、ただおいていくだけで減っていってしまいます。
ママチャリなどのシティサイクルであれば、一か月間ほどしても空気を補充しなくても、あまり差支えないですが、ロードバイクなどのスポーツタイプの本格的な自転車となれば、話は変わってきます。
タイヤが細く、とても繊細なため、二週間に一度ほど、できるならば一週間に一度は空気を補充すると良いでしょう。
一週間に一度しか乗らない方であれば、乗る前に空気を入れる癖付けをしてしまえば非常に楽です。
空気の圧力についてですが、ロードバイクのタイヤの中の空気の圧力は、ママチャリと比べると、およそ3~4倍も入っています。
空気量が全く違うのです。
これほどの空気を入れなくてはならないロードバイクは、チューブのゴムから少しずつではありますが、空気が漏れ出してしまいます。
具体的にいうと、これが3日もすれば、5~10%以上は漏れ出して、1週間もすれば、15~20%近くも漏れ出してしまいます。
タイヤの空気圧が設定したものよりも、20%も少なくなっていれば、かなり走行しにくい自転車となってしまいます。
100万円のロードバイクでも、空気圧が設定したものより20%も低ければ、それはもう10万円のロードバイク以下といっても過言ではないでしょう。
そのため、空気を常にいれる癖付けをして、自転車を快適に乗る努力をしていけたらいいですね!
自転車のタイヤの空気量、入れすぎるとどんなことに?
空気入れを頻繁に行うのは非常に大切なことですが、空気を入れるときに大切なのは、タイヤ側面に記載の最大値よりちょっとだけ少ない値で入れることです。
なぜならパンパンに空気を入れてしまうと、タイヤの空気圧の高さから滑りやすくなるとともに、クッション性が失われ、乗り心地が悪くなってしまいます。
どうせならば、適正のタイヤの空気圧で快適に走行した方が気分が良いですよね。適正な空気量を把握しておくと良いでしょう。
ポンプで空気を入れすぎるとタイヤの中に入っているチューブがどんどん膨らみ、最終的に風船のように破裂してしまいます。
破裂するときのタイヤの音はひどい爆発音のため、耳がしばらくおかしくなるので気を付けて!!
空気が少なすぎても悪影響ですが、多すぎても状態が悪くなるということを理解しておくと、更に快適に自転車で走行することができるので、適正な空気圧を知るのが大切になってきますね。
自転車のタイヤの空気量、適正な量は?
タイヤの空気圧は実際どれくらいなのか。
そしてそれはどのように知ることができるのか。
自転車の乗り心地を左右する、空気圧チェック・タイヤの点検方法をお教えします。
先ほども記したように、タイヤの空気圧チェックはこまめに行うべきです。
そしてタイヤの空気を入れるときは適量が望ましいです。
空気を入れた方が良いからと入れ過ぎると、逆にパンクになる可能性が出て来ます。
空気を入れるときには、最大値よりちょっとだけ少ない値で入れることをおすすめします。
ちなみに、ポンプで空気を入れすぎると、チューブが風船のように破裂してしまいます。
これらに注意してタイヤの空気圧を調整しましょう。
2週間に1度は空気を追加するとよりパンクしづらく、タイヤ自体が長持ちします。
しかしながら、適切な空気圧はどれくらいなのか?それを知るにはどうすればよいのだろうか?実は、タイヤの側面に書いてあります。
例えば「MAX INFLATE TO 6.5BAR / 90PSI / 620KPa」と印字してある自転車で説明すると、「このタイヤには最大で、6.5BAR / 90PSI / 620KPa まで空気が入ります」ということです。
メーカーによって表記がまちまちですが、読み方さえわかってしまえば混乱することはないので、ぜひご自分のタイヤの側面をチェックしてみてください。
これで適正な空気圧を簡単に知ることができますね!
空気入れの頻度はどのくらい?
あまり神経質になる必要はありませんが、2週間に1度は最低でも空気を入れてあげると空気が抜けにくく、タイヤも長持ちしやすくなります。
基本的に、ロードバイクなどの自転車は、タイヤがママチャリなどのシティサイクルよりも細いため、チューブも小さく空気の減りが早いです。
タイヤのサイズが、20インチや700×23cのサイズに関しては、1週間ごとに空気圧をチェックするのがベストです。
ママチャリなどのシティサイクルや、タイヤが頑丈なマウンテンバイクなどの自転車は、2週間に1回、ロードバイクは1週間に1度ほど空気圧チェックをしてあげてください。
クロスバイクも同様、一週間に一回見てあげると良いでしょう。
高圧で入れるものは、空気圧が早く低くなりやすいといわれております。
そのため、一週間に一回空気を補充する必要性があるのです。
もし、週末しか自転車に乗ることができないのなら、毎回空気を補充してください。
ちなみに空気を入れる道具であるポンプですが、携帯用のミニポンプも販売されています。
これに関しては、あくまで走行時に突然空気圧が低くなってしまったときなど、緊急時に向いているポンプなので、通常の大きさのポンプで空気を補充すると良いでしょう。
小さいポンプだと、空気を入れるのにかなり時間がかかってしまうので要注意!
正しく空気を入れよう!〜空気を入れる時の注意点①
自転車のタイヤに空気を入れるとき、バルブに空気入れの口金を差し込む作業が必要です。
空気を入れる際、自分自身、空気が入れやすくなるように、バルブを上側にしてからスタートするとやりやすくなるでしょう。
バルブを上側にする際ですが、後輪の場合、タイヤを前進する方向に回さないと、チェーンが壊れてしまうなどの危険性があるので気を付けてください。
フリーが空回りするように、後ろ車輪を前進する方向に回すと良いですよ!
また、空気を実際入れるときにワンポイント!
バルブの先端のねじを緩めたら、一瞬上から押すことがポイントです!
するとチューブの中の空気がプシュ~と抜けます。
こうすることで、バルブの中で空気の通り道が確保されます。
毎回プシューっと空気を抜いてから空気をいれると、スムーズに空気を入れることができるので試してみてください。
正しく空気を入れよう!〜空気を入れる時の注意点②
先ほどの自転車タイヤのバルブをしっかり固定することができたら、ポンプでいざ空気を入れる作業です!
その際、空気入れの脚を両足でしっかり抑えてください。
そしてただ空気を入れる作業ですが、ここにも注意点が潜んでいます。それはできる限り全力で上下にポンプをフルストロークすることです。
レバーは一番上まで引き上げて、一番下まで押し込んでください。
速さが大切に感じるかもしれませんが、速さは全く関係ありません。
それよりもゆっくりで良いので、確実に上下に最大限にポンピングすることが重要です。
上にポンプのレバーを上げることも大切ですが、それより更に大切なのは、一番下までポンプを押し込むことです。
硬いからといって、一番下まで押し込む前に引いてしまっては、なかなか空気が入ってくれません。
最後の固いところで、空気が大きく入っていくといわれています。
身長の低い女性であれば、ポンプを全開上下するのは非常に大変な作業になってきてしまうので、なるべく全長の短いポンプを選ばれると良いでしょう。
また、最後の一押しのときに硬いからといって、ポンプの脚を抑えずに、ジャンプした勢いで体重をかけて、空気を押し込むのはとても危険です。
バランスを崩し転倒し、けがの危険があるので絶対にやめて下さい。
タイヤの空気はしっかり確認しましょう
以上、タイヤの空気に関してですが、一週間に一度は空気を入れてあげることがベストあるということが分かりましたね。
空気を入れるのはなかなか面倒だという方たくさんいらっしゃると思いますが、タイヤが突然パンクしてしまってはもっと面倒なことになるし、一週間に一度の空気補充でタイヤを長持ちさせれるならばと考えれば空気を入れるのも億劫ではなくなるはずです。
ぜひとも試してみてください!