ロードバイクに乗り始めて、まずグレードアップすべきパーツは車輪です。
タイヤやホイールのグレードアップは、確実にスピードアップにつながります。
ホイールの中でも人気が高い、カンパニョーロ・ゾンダはどれくらい違うのか?
2014年モデルのゾンダホイールを中心に調べてみました。
ゾンダホイール2014をご紹介!!
カンパニョーロのホイールグレードには、カムシン・ユーラス・シャマルなどありますが、今回はゾンダの2014年モデルをご紹介します。
ゾンダは、完全なハンドメイドで、見た目は下位グレードのカムシンと変わらないのですが、リアはG3のスポークの組み方になっています。
上位グレードのシャマルもおすすめですが、値段が倍以上します。
ロングライドでは、ゾンダでも乗り心地が良いので、コストパフォーマンスが良いホイールです。
重さは、
カムシン:約1,750g
ゾンダ:約1,550g
シャマル:約1,420g
と、カムシンと約200g、値段が倍以上違うシャマルとは、約130gの差しかありません。
カップ&コーンベアリングシステムを採用しています。
また、カンパニョーロのラチェット音では、様々な評価が出ています。
しかし以前は、ラチェット音が問題視されていましたが、現在では、そこまで音が大きいという噂はきかなくなってきました。
ゾンダホイール2014のインプレ
ゾンダの2014年モデルは、足を楽に回すことができ、1枚重いギアで巡航可能です。
漕ぎ出しはあまり変わりません。
ペダルを動かさない状態で、スピードが落ちにくい感じです。
スポークの形状は、エアロではないけど、音鳴りがして良い感じです。
フリー状態で走行すると、歩行者は、だいたい10m手前で気付いて避けました。
登り坂は、転がりが良くて、緩い坂なら軽々進んでくれました。
傾斜のある坂では、インナーローが必要になります。
下り坂は、安定感が増しているのか、カーブをしっかり曲がれます。
また、ブレーキの効きが良いので、安心して下れます。
ホイールを換えて、どれだけ速くなったかはわかりませんが、楽に走れるので、ロングライドでの足への負担は減るでしょう。
デメリットというデメリットは、特にありませんでしたが、ラチェット音が気になる方は注意しましょう。
クリンチャータイプを買ったので、タイヤもはめやすかったですし、振れもありませんでした。
軽く乗ってみた感じのインプレなので、長く乗るとどうなるかはわかりませんので、参考程度にしてください。
最初の交換ホイールにもおすすめ!ゾンダ2014
ゾンダ2014は、初めてホイール交換するときにおすすめです。
買った当初のままのホイールから換えたのですが、軽くなりました。
特に前輪に違いがあり、前輪は振れもなく、手で回すといつまでも回ります。
後輪も振れはなかったのですが、少し回りが悪かったので、練習がてらハブを取りました。
よく言われているのですが、確かにメンテはしやすかったです。
ベアリングの玉押しを直したら、回りが良くなりました。
ラチェット音は、乗っているうちにいい感じになると思います。
初めから音が欲しい方は、ラチェットにグリスがいっぱい塗られているので、それを少しふき取りましょう。
乗った感じですが、乗り出しにそんなに違いはないのですが、スピードが出たらとても楽になります。
ペダルを止めても速度が落ちず、軽くなったので、坂道が楽になりました。
初めてホイールを換えてみましたが、良い買い物ができたと思います。
ブレが少ないゾンダホイール
2014年モデルのゾンダホイールは、ブレが少ないです。
カンパニョーロ・ゾンダは、メガ G3 テクノロジーを採用しています。
そのため、ねじり剛性・横剛性が素晴らしいです。
様々な場面で使用でき、丈夫なホイールセットなので、たくさんのライダーから人気があります。
特に、硬い路面のレースやトレーニングライドに使用しやすい性能です。
軽さもすごいのですが、縦の重心にブレがないのが、最もすごいことです。
買った当初のままのホイールは、メンテスタンドで高回転させたら、ブレではなくリムのどこかが重いのだと思いますが、大きく縦に震えました。
しかし、このゾンダホイールでは、ほとんど無くなりました。
アウターで高回転すると、ブレが出るのですが、少しの重さを足せばなくなるでしょう。
また、回転のスムーズさが最高で、巡航速度が数キロ伸び、疲れにくくなりました。
素晴らしいホイールなので、良い買い物になりました。
元々のホイールからカンパニョーロゾンダに換えたら、漕ぎ出しの軽さや走行感にびっくりするはずです。
ぜひ試してみるのをおすすめします。
カンパニョーロゾンダホイールの特徴点
2014年モデルのゾンダホイールには、様々な特徴があります。
圧延リムで周縁部を軽くし、ホイールの反応性をアップしています。
Dynamic Balanceで、反対側と重量を同じにしてリムのバランスを取り、ハイスピードでも安定性があります。
前後差のあるリムの高さで、フロントは 26mmで最適なコントロール性能、リアは 30mmでホイールへのエネルギー伝達がスムーズに行なわれます。
非回転スポークシステムで、空気力学的にベストのポジションを保ちます。
Mega G3スポークパターンで、ホイールの両側のスポーク張力を最も良いバランスでキープします。
またMega G3は、重量級のサイクリストでも振動を減らしてくれます。
G3テクノロジーは、右側のスポークへの圧迫を減らして、横剛性をアップする組み立てです。
駆動側のオーバーサイズフランジで、ねじり剛性をアップしてペダルストロークのリズムへの反応性を高めます。
アルミニウム製ハブボディは、横剛性を高め、アルミニウム製アクシルによりホイールを軽くしています。
MoMagを採用しているので、リムテープがいらないので、ホイールが軽くなっています。
また、リムの外側の輪郭から穴をなくし、一部だけ負荷が強くならないようになっています。
MoMagは「Mounting Magnet System」の略で、リムの破損しにくくなっていたり、テンションを強めにかけられるようになっているなど、メリットが多くなっています。
ゾンダホイールが人気な理由!!
2014年モデルに限らず、ゾンダのホイールは、そのコストパフォーマンスの高さから人気があります。
カンパニョーロゾンダは、カンパ・ミディアム・プロファイルホイールの中核で、トップダウンの性能が惜しみなく使われているホイールです。
3本組みの『G3スポーキング』は、テンションバランスとエアロ効果と乗り心地の3つの要素がひとまとめになっています。
ゾンダより上のグレードで採用されている『G3スポーキング』が、ゾンダにも採用されたことに喜びを感じる方も、多いのではないでしょうか。
さらに性能だけでなく、スポークの配置バランスが絶妙で、外見の良さも人気の理由になっているのではないでしょうか。
口コミで、ハブの回転精度の高さが高評価されていますが、その通りで、値段以上の回りをします。
乗り心地が素晴らしく、コストパフォーマンスも高いゾンダホイールは、高性能なのに他ホイールの半額くらいの値段で入手できます。
ゾンダホイールはコスパが良い
ロードバイクのカスタマイズの中で、ホイールは最も効果を実感できるパーツと言われています。
趣味のロードバイクを楽しむ上でも、必ず取り組むべきカスタマイズパーツなのです。
ゾンダホイールは、コストパフォーマンスが良いうえ、高性能ホイールですので、初めてのホイール買い換えにおすすめです。
ホイールを変えることで、劇的に走りが変わることでしょう。