クロスバイクに乗って、夜景やツーリングを楽しもう!

クロスバイクを持っている方は、普段どのように利用されていますか?

朝日を浴びながらのサイクリングでしょうか。
それとも、通勤や通学のために乗っているのでしょうか。

たまには、他の楽しみ方にチャレンジしてみてはいかがですか?

今回は、夜の自転車走行「ナイトライド」と、ツーリングについてご紹介します。

夜こそ乗ろう!ナイトライドのメリット

ナイトライドを一度経験すると、その楽しさと魅力にハマる人も多くいます。
ナイトライドの良いところは、夜の街の明かりと星空がキレイで、交通量も少なく、日焼けの心配もないということです。

夜のツーリングは、昼間とはまた違う、見慣れた街の別の楽しさを感じることができます。
夜景スポットに行かなくても、いつも見ている街なみがとても魅力的に見えます。

郊外でのナイトライドで、遠くに都市が見える場所では、ビルなどの散りばめられた明かりがとてもキレイです。

夜のツーリングに慣れてきたら、ちょっと遠出をして星空を眺めてもいいですね。
都会から少し離れると、街の明かりの影響も少なくなり、夜空の星がよりキレイに見えます。

また、満点の星空を堪能したければ、田舎でナイトライドを楽しむのもいいでしょう。
街灯が少ない場所でのナイトライドを楽しむためには、専用のライトなどもいるので、のちほどご紹介します。

普段は車が多い道でも、夜は交通量が少なく、そこを自転車で走り抜けるのは、とても爽快です。
ただし、スピードを出し過ぎないことと、歩行者には気をつけましょう。

油断していると、人や車が急に出てくることもあるので、見通しが悪い曲がり角などには十分に気を付けましょう。

夜のツーリングに必要な装備

夜のツーリングに必要な装備ですが、夜道を走るときには、視界を確保したり身の安全のためにも、ライトはとても大切です。

郊外を走る人は、クロスバイクにライトを2つ以上取り付ける人もいるそうです。

まず、ライト選びでは、どんなタイプのライトで、どのくらいの明るさが良いのかと迷いますね。

明るさは、LEDライトのマックス300lm(ルーメン)くらいの明るさのものがおすすめです。
ハンドルにつけるタイプや、車輪につけるホイールライトなどもあります。

フロントライトは、Lezyne社のMICRO DRIVE XL400がおすすめです。
値段は少し高めの約5,000円ですが、小さな本体ですが強力なパワーを持つライトです。
USB充電タイプなので、重量は50gです。
バッテリーは、2時間充電で満タンになります。

400lmのライトで約1時間点灯しますので、長持ちさせたいなら照度を下げましょう。

ライトの前方を照らすだけではなく、横も照らせるのが魅力的です。

もっと明るくしたい場合は、2,000円くらいのキャットアイ社のヘッドライトを選びましょう。

夜におすすめの自転車スポット

準備ができたら、ナイトライドへ出かけましょう!
東京と京都には、おすすめの夜のライドスポットがあります。

東京は、東京タワーと東京スカイツリーを見てまわるルートです。
大都市の昼間の街とは、また違う別の魅力を楽しめます。

街やビルの明かりなどがキラキラと光り輝き、東京ならではの夜景を味わうことができます。
ひと際目立つ2つの東京シンボルタワーのイルミネーションの美しさもさることながら、間近から見る東京タワーとスカイツリーには圧倒されるでしょう。

東京タワーと東京スカイツリーの距離は約10kmなので、クロスバイクなら1時間くらいで行けます。

時間に余裕があれば、両方のタワーを見てまわるのもいいですね。
活気あふれる夜の街の東京ツーリングを、楽しんでみてはいかがでしょうか。

京都は、商店街や小道などをゆったりとまわるルートです。

日中は観光客で賑わっている、商店街や神社仏閣を巡ってみても良いですね。
格子戸や灯篭のぼんやりとした灯りがとても幻想的だったり、昔の風景が残っていたりして、しっとりとした魅力があります。

小路で散策しながらのツーリングは、スピードをあまり出せませんが、普段は混んでいる道でも、スムーズに走れて爽快です。
昼間とは違う、夜の風情ある魅力的な京都を楽しめます。

クロスバイクでツーリングに行こう!

クロスバイクで街を走るのにも慣れてくると、週末にはツーリングに出掛けたくなりますね。

クロスバイクで初めてのツーリングを成功させるには、ツーリングの距離とコース選びが大切です。
初心者なら、初めは無理のない片道15~20kmくらいから始めると良いです。

片道1時間~1時間半で、往復3時間くらいが移動時間になると考えましょう。
これなら、ツーリング途中に風景を見たり、買い物や食べ歩きなどを楽しむことができるくらい、時間にも余裕があると思います。

まだ慣れないうちは、行き帰りは同じコースにするのが無難です。
それは、クロスバイクで走れる道が限られていることもあり、初心者にとって違う道を無理に通るのは、危険な場合もあるからです。

だいぶ慣れてきて、中級者くらいになったら、別のルートから帰ってみましょう。
慣れてくれば、走る距離と時間も延びるので、昼のツーリングとは一味違う、夜のツーリングも楽しめると思います。

クロスバイクのツーリング、装備はどうする?

昼夜のツーリング装備で、必要なものは色々あります。

ツーリングでパンクした時のために、パンク修理キッド(タイヤレバー、パッチ、ポンプ)は必ず装備しておきましょう。
ツーリング中に自転車店があるとは限りません。

自分でパンク修理ができるようにしておくと、万が一パンクした時に慌てなくて済みます。
クロスバイクを購入するときに、タイヤを太めにしたり、普段から空気圧をみることも大事です。

クロスバイクに乗っていると風で汗が蒸発するため、わかりにくいかもしれませんが、思った以上に水分不足になります。
片道15km以上のツーリングとなると体力も消耗するので、水分の補給が大切になります。

ツーリング途中に自販機などがあるので、飲み物は買えますが、すぐに水分補給ができるよう、飲み物は持参しましょう。

ツーリング時の服装は機能を重視しましょう。
寒い季節には、しっかりとした防寒対策をしたり、昼と夜の温度差のある時は上着を用意しましょう。
それ以外では、Tシャツとパンツ(伸縮性のある)などでも大丈夫です。

なるべく身体にぴったりとしたウェアを選び、風の抵抗を少なくしましょう。
サイクルジャージが一番適していますが、いきなり初心者が着るのには、少し抵抗があるかもしれません。
機能性や通気性があれば、サイクリング用ではないスポーツウェアでも良いです。

クロスバイクでのロングツーリング

クロスバイクで長期間旅行に出たい人のために、必要なことや装備をご紹介します。

ルートを決めるときに、国道をメインにルートを組むと、速く移動はできます。
ですが、交通量が多いので危ない目に遭う確率も高く、排気ガスも息苦しいので、旧道を通るのがおすすめです。

初心者や普段運動不足の人の1日中のツーリングは、腕・足・お尻などの痛みが出て、予想以上に疲れます。
アクシデントがあった場合、暗い夜道をひたすら走ることもあるので、そういったことも考慮しましょう。

自宅から出発地点へ公共機関で移動する時や、突然の体調不良や復旧不可能なトラブルなどで中断せざるを得ないときのために、輪行の仕方を覚えましょう。

分解したクロスバイクを輪行バッグに詰める作業です。
輪行の仕方をマスターすると旅の幅が広がります。

先ほど軽く触れましたが、パンク修理をすることもあります。
ですので、パンク修理の仕方を覚えましょう。

クロスバイクがパンクしたときは、クロスバイクのホイールを外して、チューブの交換をするだけで出来ます。
慣れると10分くらいで完了できます。

その他に必要なものは、ヘルメット・サングラス・ボトル・バッグ・鍵・雨具・ポンプ・チューブなどです。
トラブルなどに備えて、工具(パンク修理セット含む)、輪行バッグなども必要です。

ツーリング途中で民家の少ない場所や自然の中でなければ、ある程度のものは現地調達できます。
スマートフォンと充電器も地図の確認のためや、トラブル時に必要な重要なものです。
荷物はできるだけコンパクトにしましょう。

安全走行を心がけましょう

いかがでしたか?
ナイトライドやツーリング・・・自転車には、いろいろな楽しみがありますね。

どんな楽しみ方であっても、一般道を走る際は自転車だけでなく歩行者や自動車がいます。

自分だけでなく、周りを事故に巻き込まないために、安全走行を心がけましょう。