ロードバイクに乗る方なら、ミニベロの存在はご存知だと思います。
また、街乗りをするのにおしゃれな自転車をお探しの方にも、ミニベロはおすすめです。
ブルーノ製ミニベロの魅力と選び方、2013年と2015年、2016年のモデルについてお伝えします。
ミニベロの概要と選び方
近年、自転車乗りが増えてきていますが、自転車の種類のひとつにミニベロというジャンルの自転車があります。
ママチャリとは明らかに一線を画すおしゃれなスタイルでありながら、ロードバイクなどに比べると、本気で構えなくて良い気軽さがあります。
ミニベロは日本語で小径車とも言われるように、タイヤの小さな自転車です。
そのため、速い速度を維持するのは苦手ですが、平坦な道路をひたすら同じ速度で巡航するようなシーンがない限り、街乗りで使うぶんには気にならないでしょう。
タイヤが小さいため、漕ぎ出してすぐスピードが出しやすく小回りも利くので、色々な道がありストップ&ゴーの多い街乗りには最適です。
ただ、ミニベロのタイヤの小ささは、道路からの振動をもろに受けやすいというデメリットがあります。
車道と歩道の段差などは、とくに振動がきたり、ママチャリなどより乗り越えるのが大変なので、避けたほうが賢明です。
またタイヤのパンク修理なども、タイヤの着脱にある程度の技術を要するので、その辺りは購入前に考慮しておかなくてはいけない点です。
そんなミニベロを生産しているメーカーで有名なのは、スイスのメーカー・ブルーノです。
ここからは、ブルーノのミニベロを2013年モデルからご紹介していきます。
ミニベロブルーノ2013年モデルの概要
では、ブルーノのミニベロを2013年モデルから、早速みていきましょう。
【2013BRUNO MINIVELO 20ROAD】
2012年にパイプの大口径化やホイールベースが見直されているため、2013年モデルはマイナーチェンジがされている程度です。
しかし相変わらず人気は高く、4色あるうちのサーモンピンクは、特に女性を中心に完売店が続出したそうです。
ドロップハンドル仕様ですが、サブブレーキが付いているので、ドロップハンドルに不慣れな人でも、安心して乗れるモデルです。
価格もそこそこだったので、ミニベロ好きにはコストパフォーマンスの高い1台でした。
【2013 BRUNO VENTURA(ベンチュラ) T】
10万円を超える高級ミニベロです。
ベンチュラTはこの時点でかなり完成度が高く、改善の余地もないと考えられていたようです。
【2013 BRUNO SKIPPER ROAD20】
5万円台で購入できたモデルです。
レトロな見た目をしているので、おしゃれに街中を走りたい人におすすめです。
2013年以降のブルーノ製ミニベロ・2015年モデル
次に2015年モデルですが、2013年モデルでも出てきた「MINIVELO 20」ですが、2015年モデルからフラットバーモデルと、フレーム設計が異なる「MIXTE」が出ました。
ドロップハンドルモデルが16段ギア、ほかの2つがリア7段のみとなっており、街乗りにより適したモデルになっています。
それぞれ、値段・カラー・サイズに違いがあります。
ミニベロのハイエンドモデルであるVENTURAの2015年モデルは、20インチタイヤを装備しています。
そのほかにも、ブルックスの革サドルやシマノ・クラリスが搭載されるなど、ツーリングバイクとしての機能が充実しました。
そしてこの年、ブルーノはロードバイクの「DAY TOUR 700C FLAT」・ミニベロ「MINIVELO 20 FLAT」と「MINIVELO 20 FLAT」で限定モデルとして「BLACK EDITION」を発売しました。
カラフルなモデルが多いブルーノでしたが、ユーザーのニーズを満たすために、シンプルなカラーリングのマットブラックなどの自転車を生産し、販売しました。
2013年以降のブルーノ製ミニベロ・2016年モデル
続いて、2016年モデルのご紹介です。
まず、2013年モデルから2015年モデルまでの「MINIVELO 20 DROP(ドロップハンドルモデル)」は、ブルーノ製のサドルでした。
2016年モデルからは、VENTURAでも採用されたブルックスのサドルが標準装備されました。
そのため、価格が上がりましたが、街乗り仕様のフラットバーハンドルモデルとの差別化が、より図られるようになりました。
また前年より登場し、特に女性人気が高いMIXTEはカラーを一新し、どれも他社には無いブルーノらしい淡いパステルカラーで販売されました。
さらに2017年モデルからは、フラットハンドルのタイプが、このMIXTEに統一されることになります。
ハイエンドモデルのVENTURAは2015年に変更した、トップチューブとクロスし、ダウンチューブまで伸びていたパイプが、トップチューブ部分までに変更されました。
そのため、より長距離走行に適した、ロングツーリング設計になりました。
ミニベロ全車のドロップハンドルが若干変更されましたが、幅広で持ちやすい部分は継続されています。
ブルーノ以外におすすめなミニベロ生産メーカー
ブルーノのミニベロをご紹介してきましたが、ブルーノ以外のメーカーからも良いミニベロは造られています。
ブルーノ以外のメーカーが、2013年以降に発売したミニベロをご紹介します。
まずは、チェレステカラーでお馴染みのイタリアの老舗自転車メーカー・ビアンキ(BIANCHI)です。
【MINIVELO-10】
若い世代の女性が良く乗っているのを見かけるのが、このビアンキのミニベロです。
ドロップハンドルモデルと、フラットバーハンドルモデルがあります。
価格はVENTURAと同じかそれ以上の高級ミニベロですが、その価格に見合った装備と性能を持っています。
こちらもブルックスの革サドルを採用しており、泥よけも装備されているので、気ままに旅をすることができます。
【PISA SPORT】
コンポはシマノ・クラリスを搭載し、走行性能に優れたモデルです。
フレームがサドルに向かって斜めに下がっているので、スカートをはいた女性でも乗れるようになっています。
こちらも、ドロップハンドルモデルとフラットバーモデルがあります。
【MINIVELO-7】
フラットバーで泥除けも付いた、非常にスタンダードなミニベロです。
コンポにはシマノを採用しているので、街乗りにおすすめな1台です。
ミニベロといえばジオスもおすすめ
ブルーノに限らず、2013年から進化し続ける自転車メーカーは多くあります。
そんなメーカーのひとつにジオス(GIOS)があります。
こちらもビアンキと同じイタリアのメーカーですが、ジオスのミニベロもおすすめです。
ジオスブルーと呼ばれる、鮮やかな青色をしたフレームが印象的なメーカーです。
フレーム精度の高さから、質実剛健なものが多いドイツメーカーが造ったようだと言われています。
【PANTO(パント)】
ジオスの最高峰ミニベロです。
コンポにはシマノ・ティアグラを採用しており、ロードバイクをそのままミニベロしたような設計です。
基本パーツはジオス製で、泥よけが付いていないので軽さがあり、ロングツーリングでも疲労感が違うでしょう。
もちろん、ドロップハンドルです。
【ALLEGRA(アレグラ)】
PANTOより安いものが良い人は、こちらのモデルはいかがでしょうか。
ビアンキの「PISA SPORT」と同じような仕様になっており、コンポにはシマノ・クラリスを採用し、フレームがサドルに向かって斜めに下がっています。
ミニベロも年ごとに進化してさらに魅力が増している!
セカンドカーとして人気の高いミニベロについて、ブルーノ製を中心に見てきました。
今では多くのメーカーがおしゃれで実用的なミニベロを出しています。
セカンドカーに加えたいものはありましたか?
これを参考に自分の1台を探してみてはいかがでしょうか。