ロードバイクのブレーキシューを交換したい!交換方法は?

ロードバイクのブレーキシューの交換しようと思っている方はいませんか?
でも、どれくらの頻度で行うのか?交換方法は?
わからない方もいるでしょう。

今回は、ブレーキシュー交換のアレコレについて詳しく解説していきます!

ロードバイクのブレーキシュー交換の頻度はどのくらい?

ロードバイクのブレーキシューは、こまめに交換する必要がありますが、取り替えるタイミングはいつ頃が良いのでしょうか。

全てのパーツに言えることですが、ロードバイクに乗り続ける限り、劣化を遅らせることはできても、完全に防ぐことはできません。
そして、それぞれにタイミングを見計らうための目安が存在します。

大抵のブレーキはハンドルに付属しているレバーを引いて、アーチを動かします。
すると、ブレーキシューがリムを挟み、ブレーキが掛かる仕組みになっています。

これを繰り返すと、ブレーキシューは徐々に擦り切れていきます。

交換をするかどうかは、表面に刻まれている溝の深さを目安にすると良いのですが、安全面を優先するのなら溝がまだ残っていても、半年ほど経過したら交換するようにしてください。

特に悪天候の日にロードバイクを使用した場合は、擦り切れるペースが通常よりも早まるので気を付けましょう。

キャリパーブレーキの大半はカートリッジタイプなので、素人でも取り替えられます。
ブレーキシューの角度や他のパーツとの間隔などに注意すれば、不具合が起きることもありません。

ブレーキシューとカートリッジだけの交換でアップグレードは可能

ブレーキシューとカートリッジを交換するだけで、ロードバイクの性能を大幅に向上させることができます。

カートリッジタイプなら、工具さえあればブレーキシューのみを取り外せるので、作業の手間が省けます。
おすすめはシマノの105以上のブレーキです。

ただし、グレードの低いものの中には、ブレーキシューとカートリッジが組み合わさって一体となっているタイプも存在します。

この場合は、カートリッジの調整もしなければなりません。

そんなときは、今まで使用していたものから、アルテグラに取り替えると良いでしょう。
そうすればブレーキシューを取り替えれば、コンポーネントの品質がそれほど高くなくても、十分な効果が期待できます。

コンポーネントのランクが高く、上質であるほどコントロールもしやすくなるため、交換するならそっくり同じタイプを組み込むのではなく、上のグレードに属しているタイプを選びましょう。

とはいえ、高性能かつ高品質のものは、値段も高いことが多いため、予算との兼ね合いも考えた上で選択してください。

交換手順のご紹介!まずは、ロードバイクのブレーキシューを外そう

ロードバイクのブレーキシューを交換するには、まず古いブレーキシューを取り外さなければなりません。
そのためには「六角レンチ」と「ドライバー」を用意してください。

気を付けなければならないのは、ワッシャーなどの小さいパーツを失くさないようにすることです。

また、どの順番で外し、装着するのかを覚えておく必要もあります。

外すときは片方ずつ行い、パーツは箱などに入れておけば、ミスをする確率を減らせるでしょう。

ロードバイクはメンテナンス専用のスタンドに設置してから、カートリッジを留めているボルトを六角レンチでゆっくりと外し、裏側に付いているネジはドライバーで緩めます。

そうすると、ブレーキシューをカートリッジから取ることができます。
そのまま引き抜くのではなく、横に滑らせると、すんなり取り外せるはずです。

そして、これは必須ではありませんが、ついでにブレーキアーチの裏側やリムを洗浄すると良いでしょう。

アーチはいらない布などで拭き上げて、リムにはゴム製の砥石を使って擦れば、ピカピカに磨き上げられます。

交換手順のご紹介!正しい調整が重要なポイント

ロードバイクのブレーキシューは、交換そのものは難しくないものの、カートリッジをアーチに留めておく際は、多少のコツと調整が必要になります。

上手く取り付けられていないと、品質がどれだけ優れていても性能を十分に発揮することができないため、手順に従って、ブレーキシューとリムの間隔を空けてください。

ポイントとしてはブレーキシューの端を、0.5mmほど広げることです。

カタカナの「ハ」の字をイメージすれば良いでしょう。
こうすれば反応が早くなり、異音も聞こえなくなります。

ブレーキシューの後ろに、0.5mmの紙を挟んでおけば、調節しやすくなります。

ですが、広げすぎるとコントロールが利かなくなるので、広すぎず、しかし狭すぎない範囲に設定してください。

ブレーキは乗り手の安全を一手に引き受けている、重要なパーツです。

きちんと調整できなさそうだと不安感を覚えるのなら、専用のチューナーなどを使うか、専門店へ持っていき、プロの手に任せてしまいましょう。

交換手順のご紹介!新しいブレーキシューを取り付けよう

ロードバイクにブレーキシューを取り付けるときは、カートリッジへ滑らせるように動かせば、すんなりと差し込むことができます。

上手くはまったら抜け落ちないように、ネジをしっかりとくぼみの内側に差し込んで、留めておきましょう。

カートリッジも交換するタイプは、ブレーキシューと一体型になっていることが多いようです。

ブレーキシューはいっぺんに締め付けるのではなく、調整ができるように緩く締めてください。
このとき、ワッシャーの向きには、くれぐれも気を付けましょう。

そうしたらブレーキレバーを握り、アーチを操作してブレーキシューを正確にリムへとくっつけます。

左と右のバランスを釣り合わせて、リムと平行になる位置にしましょう。

ブレーキシューとリムの間は1.5mm、シューの上側とブレーキの上側の端は1mm以上を目安として、スペースを空けます。

カートリッジを最適な位置に取り付けたら、ボルトを限界まで締め込みます。
その後は、ブレーキがきちんと掛かるかどうかをチェックしてください。

ロードバイクのブレーキシューの選び方は?おすすめはある?

ロードバイクのブレーキシューはこまめに交換しなければなりませんが、性能は様々なので、どれを選ぶべきなのか判断できないことも珍しくありません。

グレードの高いブレーキシューなら品質も性能も優れていますが、そのぶん高額なものも多いようです。
ですが長く使っていけるので、結果的にはお得と言えるでしょう。

性能の良いブレーキシューを使えばスピードの調節がしやすく、シューの台座も細かいところまで手を入れられるようになります。

具体的にはシマノの製品で、その中でもアルテグラ以上に属しているブレーキシューを組み込んでください。
これなら台座を動かすことなく、シューブロックだけを交換することができるため、コストパフォーマンスも悪くないのです。

なお、コンポーネントはアルテグラで揃える必要はありません。
105やティアグラにも対応できるように作られています。

また、購入後はカートリッジのみを買い直せば良いので、手間と出費を抑えられます。

ブレーキシューを交換して、グレードアップ!

今回は、ブレーキシューの交換について詳しく解説しましたが、役に立つ情報はありましたか?

ブレーキを変えるだけで、乗り心地も大きく変わってきます。
ぜひ、今のものよりグレードの高いブレーキシューに交換してみてはいかがでしょうか?