自転車を欲しいけど、どんなものがいいかわからない…
シンプルなものがいいな…なんて方はいませんか?
そんな方には、シングルスピードがおすすめです!
今回は、シングルスピードを買う際におすすめのブランドをご紹介します!
そもそもシングルスピードって何?
シングルスピードとは、変速機の無い自転車のことです。
変速機が無ければ、ママチャリでもシングルスピードということになりますが、主にはマウンテンバイクやロードバイクなどの変速機が付いている前提の自転車が対象です。
ピストバイクと呼ばれる変速機の無い自転車がありますが、原則ピストバイクは固定ギアですので、フリーホイールのシングルスピードとは違います。
固定ギアは惰性や下り坂などでペダルを漕がないときも、ペダルが回り続けているので足を止められません。
シングルスピードは基本的には普通の自転車と同じで、ペダルを漕ぐのを止めれば回転は止まります。
さらにピストバイクは、本来、競輪やトラック競技に使われるもので、ブレーキが付いていません。
日本で販売されている物は、公道でも走れるようにブレーキが付いているので、純粋なピストバイクと呼べるかは微妙で、シングルスピードと呼んで販売しているブランドもあります。
シングルスピードは変速機が無いぶん車体が軽いですし、スポーツ自転車の変速機周りはトラブルが多い箇所なので、そのストレスが無いのがメリットと言えるでしょう。
自転車を買うならシングルスピード!王道ブランドは?
先ほども少し触れましたが、厳密に言えば、ピストバイクとシングルスピードは似て非なる自転車です。
販売の便宜上、ブレーキも付けて公道を走れるようにした物でも、ピストと呼ばれているだけです。
今回はシングルスピードの一種としてピストを扱いますが、本来の違いについては覚えておいてください。
さて、シングルスピードの人気ブランドといえば「LEADER BIKES」ですね。
レース仕様であるピストバイクを、普段の街乗りでも使えるように開発したブランドです。
発足したのが1999年と歴史の浅いブランドではありますが、一気にピストバイクブランドの頂点に駆け上がったブランドです。
「ストリート最速」をテーマに掲げ、従来のピストバイクとは一線を画すような、大胆な極太エアロフレームには、空力・軽さ・耐久性の全てが備わっています。
アーティストや俳優など、多くの有名人が愛用していることでも知られ、人気の後押しになっています。
シングルスピードの自転車を購入しようとした場合は、まず真っ先に選択肢に入れたいブランドです。
日本の自転車ブランドの魅力
ピストバイクはシングルスピードであるがゆえに、やはり街乗りが用途の中心と考えて良いでしょう。
そうなってくると、日本独自の道を熟知した日本のブランドも視野に入ってきます。
日本のメーカーの中でも代表的なのは「FUJI」です。
現在は別国ですが、元は日本です。
クロモリ素材の自転車を数多く作っており、細身でスタイリッシュなクラシカルフレームのファンが多いブランドです。
シングルスピ―ド車としては「FEATHER」が定番モデルです。
ひと目で分かるクロモリフレームで、シンプルですっきりしたFUJIらしいフォルムです。
タイヤがロードバイクに比べると、やや太めの25Cを採用しているので、街乗りにも最適でしょう。
さらには、お手頃な価格も見逃せないポイントです。
シマノ・ソラを搭載した同グレードのロードバイクに比べ、約3万円のコストダウンは見逃せません。
コストダウンしているので、自分好みにカスタマイズしていける楽しみも広がるはずです。
フレームがシンプルなので、パーツの存在感が際立ちますよ。
自転車を買うならシングルスピード!海外ブランドの魅力
再び海外ブランドに目を向けてみますと、世界のファッション誌が認めるほどのモダンで美しいデザインが特徴的な「Focale 44」があります。
フランスに拠点を置くピストバイクのブランドですが、とにかくシンプルでスタイリッシュなクロモリフレームに、その他のパーツは全て単一色で統一されていて、見た目の美しさは群を抜いています。
走行面においても、スペインの企業から意見を吸い上げ、どのような環境でもしっかりと対応することができます。
次にご紹介する「SCHWINN」は、現存するアメリカ最古の自転車メーカーで、シングルスピード車は3万円台から購入できるのが魅力です。
シングルスピードらしく、スタイリッシュな見た目と太めのタイヤで、入門機としては申し分ない自転車です。
アメリカからは「STATE BICYCLE」もおすすめです。
コストパフォーマンスの良さが評価されていて、独創的なカラーも特徴です。
イタリアには「MASI」という老舗ブランドがあります。
中でも特徴的な1台は、ミニベロとピストを融合させた「ミニベロ・フィクスド」で、MASIならではの革新的アイデアが光ります。
スペシャライズドのシングルスピード自転車
アメリカのカリフォルニアに拠点を置く、自転車ブランドの「スペシャライズド(SPECIALIZED)」。
スペシャライズドはロードバイクやマウンテンバイクはもちろん、ヘルメットやシューズ、グローブなど、自転車用品の開発にも力を入れています。
そんなスペシャライズドの、人気シングルスピ―ド自転車をご紹介します。
【スペシャライズド:ラングスター(LANGSTER)】
アルミフレームにカーボンフォークの組み合わせで、軽い走りとしなやかなハンドルさばきを実現しています。
フリーホイールと固定ギアが両方装備されているので、街乗り仕様でもレース仕様でも対応可能です。
上位モデルの屋内専用自転車と違い、ロードバイクのブレーキが装着できるのも安心です。
ハンドルも一般のロードバイクと変わりませんので、フリーホイール仕様ならロードバイクをシングルスピード化した自転車と同じ走行性能が得られます。
さらには、スペシャライズドオリジナルサドルが装着されているので、差別化も図れています。
シングルスピードのミニベロもオシャレ揃い
ここでは各ブランドのシングルスピードのミニベロをご紹介します。
【Cycroc(シクロック):Flat-1】
ミニベロ扱いのシングルスピード自転車です。
スタイリッシュなフォルムはピストバイクのそれですが、トリックのしやすさはBMX並みで、用途の広い1台です。
高い巡航性を誇る451サイズのタイヤを採用しているので、高速巡航にも最適です。
【billion(ビリオン):ショートグリップ1】
シングルスピードでありながら、多段化にカスタマイズ可能と、多段化に向けて万全の備えになっています。
もちろん、シングルスピードとしてのメリットも十分で、8.2㎏の超軽量ボディで軽快な走りが楽しめます。
【MASI(マジー):Mini Velo Fixed】
ダブルスレッドなので固定ギアが苦手な方は、フリーの取り付けをおすすめします。
特徴的なブルホーンハンドルですが、フラットな部分を握ってのブレーキングが可能なので、フラットバーと変わらない操作性です。
街乗りするなら、シングルスピードを買おう
今回は、今話題のシングルスピードについて詳しくご紹介しましたが、役に立つ情報はありましたか?
現在、日本国内ではブレーキのないピストバイクの販売は違反行為となっています。
街中を走るなら、必ずブレーキのあるシングルスピードにしましょう。