ロードバイクに補助ブレーキは必要?取り付け方法を教えて!

ロードバイクに乗っている方、これから乗り始める方。
補助ブレーキの存在をご存知でしょうか?

補助ブレーキとは、その名の通りブレーキの他に取り付ける補助のブレーキです。

今回は補助ブレーキの必要性と、取り付け方法についてご紹介していきます。

ロードバイクに補助ブレーキを取り付ける必要はあるの?

ロードバイクは、どちらかというとレースなどのイベントに適している自転車ですが、日常生活で使用する人も決して少なくありません。

しかし、町中は専用のコースとは違い、大勢の通行人や自動車、他の自転車が通っています。
そのため、怪我や事故を引き起こさないように、周囲に気を配らなければなりません。

また、積んでいる荷物が多かったり、姿勢をいつまでも変えられなかったりすると、乗り手の身体に掛かる負担は大きくなります。

さらに信号機や曲がり角に差し掛かったときは、一とき停止をしなければならないため、こまめにブレーキを掛ける必要があるのです。

ですが、体勢次第では、すぐにブレーキレバーを引くことができません。
そんなときに便利なのが「補助ブレーキ」の存在です。

補助ブレーキを取り付ければ、素早く止まることができる上に、最近はデザインも考えられているので、見栄えが悪くなるのではないかという心配も無用です。

安全性を高めたい人や疲れやすい人、長距離走行をよく行う人は、ぜひ装着してください。

ロードバイクに補助ブレーキを取り付けよう!

ロードバイクに補助ブレーキを取り付けるときは、新品の「ブレーキワイヤー」と「バーテープ」を揃えてください。

使う工具は「アーレンキー」があれば十分です。

ハンドルの中央から5~6cmいった辺りが細くなっているので、その細くなっている部分に取り付けましょう。
角度はハンドルを握ってみて、腕の角度の延長線上になるのが最適でしょう。

アウターに関しては、もともと取り付けられているレバーと補助レバーまでの長さと、補助レバーからブレーキまでの長さがありますが、重要なのは前者となります。

この長さを正確に調節しなければ、アウターがしっくり収まりません。

また、長さの測定は、ハンドルと密着させた状態で行いましょう。

微調整はアウターをミリ単位で切り落としてやり、大抵のものは「イモネジ」と呼ばれるネジを回せば、間隔を変えられます。

右回転させると距離を縮められるため、手が小さくて上手く掴めない人は、使いやすくなるところまで移動させてやりましょう。

作業はシンプルですが、細かい調整がなかなか大変なので、ミスをしないように焦らずゆっくり進めてください。

補助ブレーキを取り付けたら、バーテープを巻こう!巻く前の注意点

ロードバイクに補助ブレーキを取り付けたら、次はバーテープを巻き付けます。
これを綺麗に巻けるかどうかで、ロードバイクの見た目は一気に変わってしまうので、丁寧に作業を行いましょう。

まずはブレーキワイヤーを、ハンドルと沿うようにセロテープなどでくっつけます。
剥がれないように気を付けてください。

ハンドルの種類によっては、ワイヤーを通すための溝が刻み込まれています。
ドロップバーを使っている場合は、バーテープを巻くとハンドルが太いと感じる人もいます。

ポイントとしては、ハンドルを握ってみて、指の第1関節と第2関節の裏側の辺りにワイヤーを付けると良いでしょう。

なお、シマノの製品は溝が刻まれていても、特に使う必要はありません。
また、シフトワイヤーも同様に、ハンドルと並べるタイプのレバーも存在します。

性能はもちろんですが、見栄えの良さもロードバイクにとっては大事なことです。
デザインの美しさを損なわないためにも、決して手を抜かず、焦らないで巻き付けてください。

補助ブレーキを取り付けたら、バーテープを巻こう!ロゴの向きもポイント

ロードバイクへの補助ブレーキの取り付けが済んだらバーテープを巻きますが、作業を進めるための「ハサミ」と、バーテープが剥がれないようにするための「テープ」も忘れずに準備してください。

なお、バーテープには指紋を付着させないようにしてください。
くっつきにくくなります。

バーテープによっては、すでに専用テープが付いていることがあります。
その場合、上に張られている紙は邪魔なので、あらかじめ取っておきましょう。

巻き付けるときは、エンドキャップをはめ込むスペースを空けておきます。
どれくらい空けるのかは、ハンドルやキャップのサイズ次第で変わります。

もしもロゴマークなどが入っているようなら、ロードバイクに乗ったときに読み取れる方向から巻いていきます。

レバーから下は内側に向かっていくように巻き、3分の1~4分の1くらいが重なるのを目安にしてください。

強く締め付けるコツは、巻きながらバーテープを引っ張ることです。

慣れないうちは力加減がコントロールしにくいかと思われますが、何度も繰り返していけば、自然と身に付くことでしょう。

補助ブレーキを取り付けたら、バーテープを巻こう!山場はブラケット部分

ロードバイクへ補助ブレーキを取り付けた後はバーテープを巻くのですが、これにはややコツが必要です。
特にブラケットの辺りは、気を抜けないと言えるでしょう。

まずはハンドルとSTIレバーの間に、バーテープの真ん中が来るように意識しながら、内側からブラケットの上を通していきます。

レバーの下をくぐらせたら、再び上へと持っていってください。

バーテープは、強く引っ張りながら巻き付けるようにしましょう。
ポイントは、左の親指の先端にバーテープを来させることです。

ブレーキワイヤーに差し掛かったら、ワイヤーを指で軽く押してやれば、きつく締め付けることができます。

巻き終わったら、その位置で切るのですが、指紋が付かないように気を付けてください。

そして、付属されているテープなどを貼り付けて、エンドキャップをはめ込めば作業は終了となります。

テープの余りは内側に折り曲げてやり、エンドキャップにロゴマークが記載されているようなら、それがきちんと読み取れる方向ではめ込みましょう。

おすすめのロードバイク補助ブレーキはある?

ロードバイクに補助ブレーキを取り付けようにも、種類が豊富なので、どれを選べば良いのかが分からないという人は多いかと思われます。

そこで、おすすめのものをいくつかご紹介します。

【FF-R:160A Top Mount Lever】
ドロップハンドルの先端に取り付けるタイプです。
ヒンジ式なので、そのまま装着できる上に、デザインもそこまで目立ちません。

長さの調整も自由に行えます。
付属品として、ケーブルアジャスターが備わっています。

【武田産業 Ruler(ルーラー):RL-721】

町中での使用に向いています。
日常生活で乗ることが多い人におすすめです。

【TESTACH(テスタッチ):Aid Arm(エイドアーム)】

ロードバイクだけではなく、ピストバイクにも組み込まれることがあります。

コントロール性は申し分なく、小柄な人や女性でも扱いやすいように、やや長く作られています。
ハンドルのタイプを変更しても、すぐに対応することができるでしょう。

リターンスプリングが最初から付いてくるので、必要な人は設置してください。

補助ブレーキを取り付けて、より安全に運転しよう!

今回は、補助ブレーキの必要性や取り付け方法をご紹介しましたが、役に立つ情報はありましたか?

補助ブレーキは街乗りするには、とても便利な機能です。
より安全に運転するためにも、取り付けてみてはいかがでしょうか?