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メリダのロードバイクの評判と実力

      2016/11/25

メリダのロードバイクの評判と実力

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
台湾メーカーと言えばジャイアントを思い浮かべる人も多いですが、最近話題なのがメリダ。ジャイアントに次ぐ台湾No.2メーカーです。ジャイアント同様コストパフォーマンスの良さが人気を呼んでいます。
「ジャイアントだとみんな乗ってるからなぁ」というのも一つの理由でしょう。
今回はそんなメリダのロードバイクの評判と実力をみていきましょう。

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OEMでのし上がったロードバイク!メリダ!①

「なに?台湾メーカーは安いの?」
そうですね、コストパフォーマンスは良い傾向にあると思います。
安いよ、と断言してしまうと誤解を招くこともありますが、総じてコストパフォーマンスには優れている車体が多いでしょう。

簡単にロードバイクメーカーの時代の流れとしましては、まずはヨーロッパから始まります。
クロモリ(鉄)の時代ですね。今あるメーカーで一番古いのはビアンキですね。
1800年台の創業、すごいですね。しばらくクロモリの時代です。

それから、1900年大後半頃にアメリカで、マウンテンバイクが出て来ます。「山で走るために頑丈で軽くて硬いやつが欲しい」そんなわけでアルミニウムを加工していきます。
『大径肉薄』直径を太くして薄くすることで、アルミニウムは頑丈で軽くて硬い、素晴らしい!となっていくわけです。

これをそのままロードバイクにも使ってきて、1990年台頃からアルミニウムが活躍し始めます。
実は、アルミニウムと同時期にカーボンも走り始めるのですが、活躍するようになったのはアルミの後ですね。
そうこうしていると、気付いた頃には台湾メーカーが現れていたのです。

OEMでのし上がったロードバイク!メリダ!②

「え、台湾メーカー、一体どこから現れた?!」
実は台湾メーカーは1970年台からあります。

当初はOEM生産のみでした。OEMというのは、人件費の安い国の会社に設計図と作り方、技術指導などして、そこの工場で製品を造らせて仕入れるというやり方です。
このOEM、作る側も依頼する側もほくほくに見えるのですが、作る側がどんどんレベルアップしていきます。
気付くと同じくらいの技術力、いえ、それ以上の技術力を手に入れて来るわけです。しかも、人件費は安いわけです。
ここからさらにブランド力、マーケティングなどの知識が加わると、もう立場逆転しちゃうわけです。

そんなわけで、昔からある中小のロードバイクブランドを押しのけるかの如く、OEM専門から台湾2大メーカーとして伸びて来たのが、ジャイアントとメリダです。
この2つのメーカーが、どんどん強くなったのは、安い人件費という背景もありますが、考えが柔軟でした。

通常のメーカーでは、伝統などもありますが、台湾メーカーには歴史も伝統もなく、ただ良い技術を手に入れて売れる良い自転車を作り、大きいメーカーになろうという向上心だけですからね。
様々なメーカーから技術を吸収して、着々と世界のロードバイク業界の中で『世界の自転車工場・台湾』という新しい立ち位置を確立しました。

特に、カーボンのロードバイクの技術については、もはや世界中で台湾ほど安く、しかも安定した上質な製品を作れる場所はありません。
カーボンの技術は、専門の工場設備とノウハウ、技術の蓄積が必要です。ですから、世界中のメーカーの製品をOEMで作ってきた台湾の工場が、一番巨大で強いものになっていったわけです。
MADE IN TAIWANは、良い製品であるというイメージも、今では定着しつつあります。

メリダのロードバイクの評判と実力①

「で、具体的にはどうなの? 何がすごいの?」
メリダのすごさは、スクルトゥーラ(SCULTURA)が分かりやすいでしょう。
スクルトゥーラは軽量ロードバイクです。

その重量たるや4.56kg、その少し前に、TREKが世界最軽量をうたって出したEmonda SLRが4.65kg、TREKと言えば、技術力の高いメーカーとして知られています。
もちろん、軽さだけで自転車を語ってはいけませんが、TREKを越えることをするっていうのは凄いことです。

しかも、凄いのが値段ですね。2016年現在の価格にして、TREKのEmonda SLRは、フレームセット価格約60万円に対して、スクルトゥーラ9000はフレームセット税抜329,000円。
これは凄いです。

ただ、私個人の正直な感想としては、マーケティングとして少々下手な値段設定じゃないかな、と思ってしまいます。それだけの超軽量ロードバイクなら40~50万円くらいでも十分に売れるでしょう。
安すぎる値段設定をすることで、『安物メーカー』の汚名を浴びてしまったメーカーがジャイアントです。

イメージというのは、一回付いてしまうと、どうしようも拭い去れません。ジャイアントも苦労して、最近ちょっとずつ『安物メーカー』のレッテルから脱出しつつあります。

そう、もはや安過ぎてまずいんじゃないかというレベルの価格です。
マクドナルドのハンバーガーが80円だった頃みたいです。

メリダのロードバイクの評判と実力②

同様にスクルトゥーラTEAM、これは一つ下のグレードですが、プロが使っているのはこちらのモデル。UCI規定の6.8kgを想定したフレームですね。
こちらはフレームセット価格269,000円(税抜)です。もはや驚異的です。
完成車プライスは83万円。
「え?83万円って高いじゃん?」
付いてるパーツが凄いです。レーゼロカーボン(約27万円)、RORTORクランク(4万円弱)+DURA ACE(15万円弱)というアッセンブル。
ハンドル、シートポストもFSA K-FORCEとフルカーボンのもの(2つで約6万円)が入っていますし、タイヤもコンチネンタルGP4000Sと高級タイヤが入っています。

アルミモデルのスクルトゥーラ400も約14万円で105アッセンブル。
アルミと言えど105仕様で、税込にして15万円。

2016年モデルに関して言えば、もはや価格破壊と言ってもいいほどのコストパフォーマンスを発揮しています。

メリダのロードバイクの評判と実力③

「どうしてそんなに安いのにあんまり乗っている人がいないの?」
単純に、まだ日本で本格的に販売し始めてからの期間が短いんですね。

OEMメーカーとして、長いこと頑張って、その後も低価格帯のモデルに関しては、MERIDAブランドでもいくらかやっていたようです。高価格帯の本格的な展開に関しては、本当にここ数年のことです。
仮に良い商品を安く多く安定して作れても、ブランドイメージが全くないと、「得体のしれない安くてものの良い台湾メーカー」と思われてしまって、失敗する可能性がありますからね。
特に、高価格帯のロードバイクを売ろうと思ったら、ブランドイメージは大事です。

ロードバイクに関してはツール・ド・フランスなどのビッグレースへの参戦も2013年頃からですから、
「何だ?メリダって何だ?台湾?ジャイアントは知ってるけど、メリダって誰だ?!」
ってなりますよね。

そういうわけでして、まだみんな様子見といった状態でしょうか。
「おい、誰か買えよ、そして感想を教えてくれよ」
と言った具合でしょうか。

当然ですが、ツールも走っていますし、元がOEMメーカーですから、技術力は間違いないんです。
かの有名なSPECIALIZEDや、ちょっとマニア受けするヨーロッパ車カレラなんかは、MERIDA工場での生産と言われてた記憶があります。

新城幸也選手がメリダに!

でも、ロードバイクって値段と性能だけじゃないんです。
仮にですよ。
物凄くよく走って安いロードバイクで「ふくだ」っていうメーカーが出来たとします。
ただこれが物凄くかっこ悪い文字で、大きくFU・Ku☆dA(ふくだ)って書いてるとします。
もう、誰も買いたくないですよね。乗ってるのは僕だけでしょう。

じゃあ、もう少しかっこいいデザインになったらどうかというと、それもやはり微妙なんです。
なにせロードバイクって形自体はさほど違いはないです。何色でどんな字体でロゴが書いてるかっていうくらいの違いなんです。

吉本隆明先生じゃないですが共同幻想なんです。
みんなが良いと認めている、というのがとても大事なんです。

メリダがあと一歩日本で広まりそうで、あともう少しっていうのはその辺りです。
共同幻想が育ちきっていないわけです。

しかし、今季は新城幸也選手がランプレ・メリダに入りました。
日本人選手で世界のロードレースで、第一線で戦っているのは新城選手、別府選手の二人くらいです。すごいんです。

新城選手がいるだけで頑張れメリダ!
別府選手がいるだけで頑張れトレック!
そういうもんです。
そりゃ、日本人選手が本場ヨーロッパのレースで活躍したら、僕ら日本人は嬉しいですよ。感動しますよ。

そんなわけで、ぐぐっと日本国内のメリダ人気も広まるかもしれません。

まとめ「OEM出身メーカーのロードバイクは強い」

メリダを見てきました。どうだったでしょう。欲しくなったでしょう。
今回は数字が分かりやすいので軽量バイクスクルトゥーラで比較しましたが、エアロバイクリアクトも非常に評価が高い車種です。
メリダにせよジャイアントにせよ、やはりOEM出身のメーカーは強いです。
今がちょうどメリダとしては良いイメージを作りたい時期、頑張っている時期でしょうから、もしかすると今こそメリダをお得に買える時期かもしれませんね。

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