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FELTのロードバイクの評判と性能

      2017/02/07

FELTのロードバイクの評判と性能

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
ときどきですが、「FELTのロードバイクが欲しいんだが、実際どうなんだろう」という相談を受けることがございます。
「別に日本国内で有名でもないのに、なぜまたFELT?」と思ったりもするのですが。

シンプルなデザインが好みだ、という理由の人が多いですね。
実際のところ、FELTのロードバイクは良いです。
有名プロ選手も使います。

でも、あまり日本での宣伝に力を入れないせいか、いまいち有名ではないです。
今回は、そんなFELTの評判と性能を見て行きましょう。

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FELTは日本での評判と違って海外では

実際のプロ選手にも機材提供をしているFELT、しかし、いまいち日本ではTREKやGIANTなどと比べると、少々有名さに欠けます。
ピナレロやコルナゴのような、少しマニア好みするようなヨーロッパメーカーとも、また違います。
何だか分かりにくいというのが、日本国内でのFELTのイメージです。

しかし、海外ではFELTは、実に元気です。
日本国内でも販売されているロードバイクなどはもちろん、街乗りに便利な自転車から電動自転車まで、非常に多くのラインナップを作っています。
スポーツ専門というより、すべてを作る巨大総合自転車メーカーという立ち位置です。

この点は、日本でも有名なTREKと同様ですね。
TREKは、日本ではバリバリのロードレーサーというイメージですが、母国アメリカでは、大型スーパーのようなところでもシティ車などを売っています。
幅広いです。

「大きい会社=良い自転車メーカー」とは言いませんが、「資金力のあるメーカー=開発力に余裕のあるメーカー」ということは言えるでしょう。
また、価格競争力も小さいメーカーより大きいメーカーの方が強いです。

FELTはロードバイクは苦手なの?

「じゃあ、日本で言うとブリジストンと同じような感じなの?スポーツ車は弱いの?」
いえ、FELTは元々スポーツ車出身のブランドですから、スポーツ車も得意です。

ちなみに、ブリヂストンアンカーも弱くありません。
どちらも、きちんとした良いロードバイクを作るメーカーです。

創業者ジム・フェルト氏は、フレームの魔術師と業界では呼ばれていて、元々、オートバイのメカニックの出身です。
自転車に関しては、トライアスロンバイクのフレーム開発がスタートだったそうです。

ホイールで有名なイーストンに在籍した頃には、かの有名なイーストンチューブを開発、チューブと言うとタイヤのチューブじゃなくて、フレームのパイプですね。

TREK・スぺシャライズド・Cannondale・GT・ロックショックスなど、今では超有名となったアメリカメーカー各社が、フェルト氏の開発したアルミチューブを使用しました。

そういった経歴の後、独立してFELT創業に至っていますので、ロードバイク、スポーツ自転車に関しての確かな技術・知識・経験を蓄積しているメーカーです。

FELTのロードバイクの評判と性能①

FELTは、ロードバイクを3つの種類に分けてラインナップしています。
この時点で技術力、資本力の強さがうかがえます。

まずは、エアロ系のエアロロードバイクARシリーズから見ていきましょう。

最高級モデルは AR FRD。
フレームセット 468,000円(税抜)。
UHC Ultimateカーボンという、FELTの最高グレードのカーボンを使っています。

FRDとは、FELT Racing Developmentの略で、各シリーズの最高グレードに付けられていますね。
ARはFRD・1・3・5・6とラインナップがあり、最もリーズナブルなAR6は 248,000円と、カーボンのエアロロードバイクの中でも、非常に手の届きやすい価格を実現しています。

エアロロードバイクを作るために、メーカーに必須のことは、TTバイクの制作経験です。
この点では、創業者ジム・フェルトが風との闘いであるトライアスロンバイクの制作の成功によって、自転車界デビューしたという経歴からして間違いないでしょう。

また、風洞実験、ウィンドトンネルの設備を持っているかも大事なポイントですが、これもクリアしています。

『ヨー・アングル』
正面からの風の抵抗じゃなく、実際に速度を出している自転車が受ける風の角度のことをヨー・アングルと言いますが、これを考慮して作られているかも大事です。
この点でも、FELTはバッチリです。

また、トライアスロン、TTでも使えることを想定して、シートポストにひと工夫あります。

前後をひっくり返せるんです。
エアロロードバイクの場合、シートポストが特殊な形状のため、前後を逆に付けることが出来ないメーカーも多いです。

「え?なにそれ?意味あるの?」
これは、地味に結構重要なんです。

前後をひっくり返すと、サドルを前に出せます。

トライアスロンの場合、次の苛酷なランパートに備えて、DHバーにもたれて体を休ませながら走るため。
TTの場合、短距離での大きな爆発力を出す筋肉を使いやすくするため。

サドルを前に出したいのです。
ロードレースの場合は、長時間それなりに大きい力を出し続けられる筋肉を使いたいので、サドルは後ろにします。

細かいところまで、よく考えられて作られています。

FELTのロードバイクの評判と性能②

伝統的な一番王道的なシンプルな普通のロードバイク(最近では軽量モデルとか言われることもありますが)がFシリーズですね。
Fシリーズは、日本国内では、F FRD・F1・F4・F5・F6がカーボンモデル。

F75・85・95がアルミモデル。

さらに、F 95Jr. と F 24という子ども向けモデルまで展開されています。

実に多いです。
それぞれ、カーボンのグレードが違ったり、パーツが違います。

トップグレードF FRDは、フレームセット価格 428,000円。
とにかく軽くて高剛性。

Fシリーズすべてに共通ですが、ストレートフォークなのでカーブの切れ味が良い。
This isロードレーサーと言わんばかりのフレームです。

TeXtremeという、カーボン技術が使われているのも特筆点でしょう。

通常のカーボンは糸を折り合わせて作っていますが、TeXtremeは糸状のカーボンでなく、テープ状のカーボンを織り込みます。
糸を織り込むよりカーボン同士の隙間が減るので、隙間に流し込むレジンという樹脂の量を減らすことが可能です。
軽量、剛性に貢献するわけです。

ちなみに、このTeXtremeというやつ、F1などの膨大な予算が投入されるシーンでしかされていない最新素材なんです。
エアロのARシリーズでも、上位グレードに使われています。

もう一つ美味しいのがF1。
セカンドグレードですが、十分に硬く、軽く、そしてプロがレースで使う機材の中で最も安いフレームの一つです。
F1フレームセット価格 268,000円。

安さで強いGIANT、MERIDA並の価格です。
FRDのひとつ下のグレードですが、こちらにもTeXtremeが使われています。

そしてF75。
アルミチューブの巨匠ジム・フェルトのお家芸ですね。
105組で 158,000円。

多段バテッド、分厚いところと薄いところの作り分けの段数を多くすることで、軽量化しつつも必要な強度を保ちます。
航空素材にも使われる、7005番アルミニウム。

そして、路面からハンドルへの衝撃をマイルドにしてくれるカーボンフォーク。
このフレームに105で 158,000円、文句ないと思います。

最も安いF95は、SHIMANO SORA組で、11万円とリーズナブルな価格設定。
初心者に優しいメーカーは良いメーカーです。

FELTのロードバイクの評判と性能③

そして、Zシリーズがありますね。
ロングライド向けモデルですね。

こちらのFRDの販売は日本ではありませんが、代わりにZ2 DISC・Z4 DISC・Z75 DISCと、ディスクブレーキモデルをラインナップしています。
もちろん、ディスクブレーキじゃないノーマルモデルもラインナップしています。

はて、「ロングライド向けモデルとは何ぞや?遅いのか?」という疑問が立ち上がるかもしれません。

この疑問には、ひと口では答えられません。
メーカーによりけりです。

例えば、ロングライド向けモデル、英語で書くとEndurance Racingモデルです。
メーカーの立ち位置としては、基本的にRacingもいくらか想定している場合が多いです。

しかし、実際の販売ラインナップでは、レースでも使いたいモデルを出すメーカーと、そうでないメーカーに分かれます。

FELTはFRDも1もなく、Z2からの展開というところを見ると、レース向けのものは日本では展開していませんね。

ただ、だからって一概に遅いというわけではありません。
物凄くがちがちのレーサー向けロードバイクを、おなかの出たおじさんがヒィヒィ言いながら、坂を上っている光景を見かけることもあります。

走りの性格としては、そういうおじさんはロングライド向けモデル、柔らかめのフレームに、直進安定性が良いようにホイールベースに余裕を持たせたモデルを使った方が楽できます。

でも、バリバリのレースモデル、特にハイエンドラインナップは、所有していて心躍ります。
それはそれでOKです。
楽しみ方は、人それぞれ自由です。

ただ、その人にとって乗りやすいモデルの方が、速く遠くまで走れるというのは事実です。
ですから、用途、目的によっては、Zシリーズが良いという人もいます。

ちなみに、レースでバリバリ使えるEnduranceモデルをラインナップとして有名なところは、TREKのDomane・Speciallizednoルーベ・ピナレロのDOGMA K8あたりでしょうか。
この辺は値段や、実際のレース現場でのプロ選手の使用を見ると分かります。

選手はメーカーを選ぶ自由はないですが、同一メーカーであれば、ある程度は車種を選ぶことは出来ますので。

初心者にオススメのFELTのロードバイクは?

予算にもよりますが、アルミロードバイクのF75(105)がコストパフォーマンスも良いですし、使い勝手も良く、しっかり走ってくれます。

105を積んでいれば、ハマってきた時に、フレームだけカーボンに買い替えて進化ということも可能です。
105は11速ですから、気になった部品だけULTEGRAやDURAに変えるということも可能です。

もう少し金額は出しても良いから、カーボンが欲しいという人にはF5ですね。
せっかくカーボンにするなら、105まで積んでる方が良いです。
価格は、248,000円とカーボンの105モデルとしては、十分リーズナブルです。

予算は特に気にしない、見た目がカッコいいのが良いという人には、個人的にはAR FRDかAR1をオススメします。
まず、エアロ形状がかっこいいです。

TeXtreme採用モデルは、特有のシマシマ模様がかっこいいです。
でも、乗り味は硬いので、走りに関しては初心者向けではないですが。

まとめ「プロが使えるモデルで安くならFELT」

さて、FELTのラインナップをぐるりと見てきました。
個人的な好みではF1が良いな、と。

TeXtremeカーボン搭載でフレーム価格 268,000円。
やはりTeXtremeカーボン、魅力的です。

見た目、性能ともに良いです。
レースでも、がっちり踏めます。

FRDも性能はすこぶる良いですが、フラッグシップ価格はやはりお財布に少々つらいです。
ただ、結構硬く、キレるタイプなので、好みの分かれるところかもしれません。

エントリー向きのプライスもリーズナブルですし、さすが巨大メーカー。
惜しむらくは、日本国内での知名度、イメージでしょうか。
もっと評価が高くても良いメーカーだと思います。

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