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ロードバイクのクランク。FSAって駄目なの?

      2016/11/25

ロードバイクのクランク。FSAって駄目なの?

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
ロードバイクでFSAのクランクが嫌だっていう人が時々います。FSAかっこよくて良いじゃないですか、なんて僕は思うんですけどね。カーボンクランクとかカッコいいですよ。フルスピードアヘッド!
そんなわけで、今回はFSAのクランクのお話です。

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FSAのクランク、ロードバイク部品って安物なの?

FSAはフル・スピード・アヘッドの略だそうです。
「FSAって何者?!」
と思う人も多いでしょう。
そんなわけでFSAのお話をしましょう。
メーカーとしての歴史は浅いです。まだ10年ちょっとです。しかし、現在の流通量を考えるとFSAのすごさは分かるでしょう。

新興メーカーのFSAが現在までの短期間で伸びた理由はいくつかあります。
まず、多くの人がよく言う完成車用の安い部品を作るのも得意だということです。安い値段で、まあまあ、それなりに使える程度のものを作るというのも上手いです。
ただ、時々、いまいちな製品もありました。昔は一部のエントリー向きの安いクランクで変速がいまいちになってしまうなど。最近ではあまり聞きませんが、少し前まではFSAはまだ未知の新興メーカー、時々いまいちなものを出すメーカーと言われることもありました。
ただ、現在はそういう面は改善されつつあります。

FSAのロードバイク用カーボンクランクはすごい

また、安い商品とは対極にカーボンクランクが得意です。こちらは、非常に値段は高いですが軽いですし、カッコいいです。
世界の超大手コンポーネントメーカーのシマノ、カンパニョーロでさえFSAに出し抜かれました。当時、クランクにカーボンを使うというのは盲点でした。軽くなるとは言えど、需要があるか分かりませんでした。カーボンクランクに関してはFSAはパイオニアと言っても良いでしょう。
2016年現在もシマノはカーボンクランクは作っていません。
シマノの最高グレードDura Aceのクランクは約620g、FSAのトップグレードであるK-ForceライトBB386EVOカーボンクランクは約560g、一つ下のSL-Kライトでも約620gと重量面に関してはFSAのカーボンクランクは非常に優秀です。カンパニョーロのカーボンクランク、スーパーレコードでも約585g。軽量で有名なSRAMのREDですがクランクは約610gと意外と重量があります。
(なおグラム数についてはカタログ値なので、目安です)

もちろん、クランクは重量も非常に大事な部品です。
しかしながら、剛性もとても大事です。クランクは全ての力を受け止める部品ですので軽さだけではいけません。
剛性を重視するという人はハンドルなどのパーツでもそうですが、カーボンよりアルミの製品を好む人が多いですね。

それでも、圧倒的軽さ、FSAのカーボンクランクはすごいです。

FSAはクランク以外もロードバイクのパーツを

FSAを語る上でもう一つ大事なのが、コンパクトハンドルを流行らせたのもFSAでした。
コンパクトハンドルと言うと、今のロードバイクの大半が使っている普通のハンドルのイメージで良いでしょう。
以前はもっと大きいもの、下側のドロップポジションを握ると前傾がぐっときつくなるというものが主流でした。ただ、そこまで深い前傾はつらいという人もいましたし、スムーズに上ハンと下ハンを持ち変えたいという人もいました。これを解決したのがコンパクトハンドルだったのです。
いざ使ってみると、コンパクトが使いやすいという人が多いのですが、それまでの固定観念として小さいハンドルを作るメーカーはありませんでした。そんな中、颯爽とFSAはコンパクトハンドルを出したのですね。

それ以外にもFSAと言えば、ヘッドパーツやステムも人気がありますよね。最高グレードの車完成車にもFSAのパーツが使われていることも少なくありません。
20年も経たないうちにここまで成長するメーカーは本当になかなかありません。

そう、実はFSAはすごいんですね。

でも、最初に付いてたFSAのクランクを変えたい!

「FSAが凄いのは分かったよ!それでも、オレはクランクをシマノに変えたいんだ!!」
そうですね、その辺りは好みです。

ただ、BB30系の車体については安易にオススメはしません。
BB30系の車体はBB30用のクランクを前提に作っています。BB30系とは、クランクの軸が30mm、シマノのクランクは24mmです。変換アダプターを使えばシマノのクランクも使えますが、フレームの設計段階では、BB30を使うことを前提にしているので、24mmのクランク軸を使うということはいくらか本来の性能を失う可能性があります。
「それでも、FSAの文字が嫌なんだ!」
そういう場合は仕方ありません。

ただ、BB30の車体なら、SRAM、カンパニョーロを使うということを考えても良いかもしれません。ただし、クランクのみの交換は基本的に互換がないので、出来ればコンポごと交換がベストです。そうは言っても、FSAのチェーンリングはシマノ、スラム、カンパ全てに対応と謳っているくらいなので、推奨はしないものの問題なく動くという可能性もあります。
しかし、基本的にはメーカー推奨外のことはやらない方が安全です。

ただ、それを言ってしまうと、BB30のフレームにシマノの24mmクランクを付けるのも駄目という事になります。
しかし、現実問題として多くの人が付けています。
非常に判断の難しいところですので、行きつけの自転車屋さんで相談してみると良いでしょう。

FSAと他メーカーのロードバイクパーツの互換性①

そうなんです。
FSAの話題で一番問題になるのは、この互換性の話なんです。
ハンドルやステム、ヘッドパーツは問題ないのです。この辺の部品は規格さえ合っていれば、どこのメーカーのものでも問題なく使えます。(カーボンハンドルについては同じメーカー同士でも時々ズルッと回ってしまいますが)
クランクと言うのは、チェーン、フロントディレーラーと深い関係を持つ部品ですよね。FSAはチェーン、ディレーラーは作っていません。

FSA自身はシマノ、スラム、カンパのチェーンに対応しますと言っています。
しかし、シマノもカンパも自社パーツにしかチェーンとクランクの互換性はないと言っています。
FSAが主張するように、シマノ-FSA-カンパという互換が完全に成立するなら、シマノ-カンパの互換も成立すると考えても良い気がします。しかし、シマノ、カンパは駄目だよ、と言います。
どちらかが嘘をついているのでしょうか?

FSAと他メーカーのロードバイクパーツの互換性②

嘘だけれど嘘じゃない、嘘じゃないけれど嘘、というグレーゾーンですね。
シマノ、カンパの言う「互換性がある」というのは、自分たちの想定した範囲内での動作、性能が間違いなく保証できるということでしょう。
FSAのいう「互換がある」というのは、実際に試したところきちんと動きましたよ。ということでしょう。
基本的にチェーンのピッチは何段変速でもどこのメーカーでも12.7mmですが、外幅、内幅がほんの少し違います。
一番ベストな動きをするのは、やはりコンポーネントメーカーを揃えた状態です。

FSAに限らず、サードパーティのパーツにはこの問題が発生します。
それでも、フレームメーカーがシマノ組の完成車にFSAを付けて出すということを考えると、シマノ-FSAについてはフレームメーカー公認の組み合わせと考えても良いのかもしれません。

同様にKMCのチェーンなどについても、サードパーティのものは互換性の問題がよく話題に上がります。
気になる人は同じメーカーで使うのが一番無難です。

まとめ「FSAだってすごいんです!」

互換問題の話になってしまうと、サードパーティであるFSAは少し不利ですが。基本的には特別ダメということはありません。
ただ、すべてのパーツを自分で作っているコンポーネントメーカーと比較すると、どうしても不利ということは否めません。
そうは言っても、現在使っていて特別不満を感じなければ、急いで変えなくても良いパーツかもしれませんね。チェーンリングの摩耗などと時期を合わせて交換するなどでも良いでしょう。

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