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ロードバイク、女性の人気いつまで続く?

      2016/11/25

ロードバイク、女性の人気いつまで続く?

週刊少年チャンピオンに連載の人気マンガ「弱虫ペダル」。そのアニメ化の影響で、女性のロードバイクへの人気が急上昇した。
テレビや雑誌でそのブームが取り上げられてから既に数年が経つが、その人気はいつまで続くのだろうか?
イベントや大会で女性が多く集まると、華やかになるし盛り上がるのは当然だ。
一過性で終わってしまうのか、このまま定着するのか、おじさんチャリンカーとしては気になるところ。
できればこのまま続いて欲しいと思うのだか、その裏側は今どうなっているだろう?

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女性向けロードバイク、ラインナップが充実

トレック、ジャイアントの2大メーカーをはじめ、ルイガノ、ブリヂストンアンカー、キャノンデール、スペシャライズド、ビアンキ等々。その他にも国内外の各メーカーが、ロードバイクの女性向け専用モデルを今年も次々と発表している。
やはり女性のための専用モデルは、シルエットはもちろんだが、男性用モデルと形は同じでも色使いが華やかだ。また、デザイン面での細部の形状なども、女性ならではの気配りが行き届いているのが特徴だ。さらに、ここ数年は身長150㎝以下の背の低い女性にも対応したモデルが増えていて、各メーカーとも女性を意識したマーケティングに力を入れているのが分かる。
男性ユーザーからは、女性用ロードバイクのデザインを羨む声も聞かれるほど。こうした女性をターゲットにしたメーカーのアプローチは、人気の定着には欠かせない要素だ。

ウェアやパーツも女性を意識、ポップで華やかに

女性をターゲットにしたロードバイクの充実もさることながら、ウェアをはじめ様々なパーツやアクセサリーも人気の盛り上がりとともに充実度を増している。今までにはなかった色使いやデザインなど、アパレルメーカーをはじめ、多彩な異業種とのコラボレーションにより新たな商品開発が進んでいるようだ。
日本最大の自転車ショー「サイクルモードインターナショナル」でもそうした商品が多数出展され話題を呼んでいる。
女性は、何といってもファッションに敏感に反応する。人気の上昇とアイテムの充実。互いの相乗効果をこれからも期待したい。
雑誌メディアなどもこうしたものの特集にもっと力を入れれば良いのではないだろうか。ジャンルの垣根を超えたメディア同士のコラボレーション企画など、新たなターゲットの掘り起こしにつながるだろう。
ただ、現在はまだそうした取り組みは、あまり見られないようだ。

国際大会で女性の観客急増、競技の人気も高まる

「弱虫ペダル」の人気は、ロードレースの国際大会での観客動員にも影響を与えているようだ。昨今の大会では女性の観客が急増しているとネットで報じられている。
ロードバイクに自ら跨らなくても、自転車競技に興味を持つ女性が増えることは自転車界にとっては朗報だ。
これまでは多くの女性の間に、自転車競技=競輪=ギャンブルという、あまり好ましくないイメージが定着していたように思う。
今回の女性人気の高まりは、そうしたイメージを払拭する良い機会であると同時に、ロードバイクをはじめとしたスポーツバイクやロードレースの認知度を高める上で大きな効果をもたらしている。
もう10年以上も前になるだろうか。あまり記憶が定かではないが、デジタル放送になる前の地上波でツール・ド・フランスを放送していたことがあった。その時も、ロードレースをはじめとするサイクルスポーツが急激な人気の高まりを見せたが、当時ブームの中心は男性で今回とは大きく異なってたと記憶している。

女性サイクリストのブログも急増

爆発的と呼ばれるブームが起こる場合、多くは女性や子供がその火付け役となることが多い。
現在、ネットを覗くと女性サイクリストのブログが数多く見られる。中には女性サイクリストのブログを集めたランキングサイトまで存在する。
メディアの影響力として、テレビ、ラジオ、新聞といったマスメディアの力が凋落して久しい。それとともに大衆という概念が希薄になり、流行をつくり出すメディアも大きく様変わりしてきた。
インターネットやSNSといったパーソナルな情報を自由に発信するソーシャルメディアが台頭し、今やその地位を逆転しようとしてる。
今、女性の間で人気が急上昇してるロードバイクをはじめ、クロスバイク、MTBなどのスポーツバイク人気も、ブログやツイッター、フェイスブックといったパーソナルメディアによる発信力に大きくかかっているだろう。

東京2020、女性ロードバイク選手も表彰台を目指せ

パーソナルメディアの発信力について、その影響力が世の中を動かす力になるかどうかは、ひとえにカリスマもしくはレジェンドと呼ばれるスターの登場にかかっていると私は考えている。
人間の行動というのは、昔も今も基本的には変わっていない。映画のスターが、テレビのスターに変わり、今はネットやSNSのスターが世の中を動かす時代になったというわけだ。
こうした世の中で、女性のロードバイクへの人気がいつまで続くのか?という問いかけに対し、その答えを握るカギの一つが2020年に開催される東京オリンピックなのではないかと思う。
自転車競技は、オリンピックの正式競技の一つである。女性もロードレース、トラックレース、MTB、BMXのすべてのカテゴリーで競技が開催される。
これまでのオリンピックでは、日本人女性の目立った活躍は少ないが、近年は海外のロードレースで日本人女性選手が表彰台に立つ活躍も見せている。
2020年の東京オリンピックで女性のロードバイク選手が活躍して表彰台に、できればその真ん中に立つことができれば、一躍脚光を浴びることとなるのは間違いない。

まとめ、ロードバイク界に女性のスター選手誕生を期待

「弱虫ペダル」からオリンピックへ。今のブームを牽引する原動力を上手くバトンタッチできれば、女性のロードバイクへの人気は、まだまだ続くだろう。
そのために必要なのは、オリンピックで活躍できる世界レベルの実力を持った女性選手の育成と強化だ。今、2020年東京オリンピックの自転車競技に向け、日本人女性選手のメダル獲得を目指した「チェリージャパンプロジェクト」という選手の育成・強化プロジェクトが動き始めている。
ぜひとも、金色に輝くメダルを獲得し、ロードバイク界にレジェントとして語り継がれるような偉大な女性のスター選手が誕生することを期待したい。

 - ロードバイク 女性, 自転車全般