豊かなサイクルライフをつくる自転車情報マガジン

BICYCLE POST

ロードバイクのBBに関するメンテとよくある勘違い

      2016/11/25

ロードバイクのBBに関するメンテとよくある勘違い

ギシギシ、カチカチ、ゴリゴリ…、ロードバイクのペダルを踏み込むたびに伝わってくる違和感と異音。
ペダルを止めた状態では全く音もしないし、ホイールの回転はスムーズそのもの、ノープロブレム!
ということは、問題はBB(ボトムブラケット)か?それしか考えられない。
つい思いがちですが、ペダル、クランク、BBは一体となって稼働し、推進力を生みだす自転車の心臓部ともいえる1つのユニット。回転するたびに違和感があったり、異音がしても、必ずしもBBの回転軸やその軸受け部分のトラブルとは限りません。調べてみると、意外なところにその原因があったりします。
そこで今回は、ロードバイクのBBに関するメンテと、BB周りの違和感と異音のよくある勘違いについてまとめてみました。

スポンサーリンク


  こんな記事もよく読まれています

pwk0001660-1.jpg
チェーン交換時期の目安は?ロードバイクはギアに影響あり?

ロードバイクのチェーン交換しようかな。 でも交換するには早...

pwk0001659-1.jpg
シマノのカセットスプロケットで自転車を10速以上へ

ロードバイクをエントリーモデルからスタートするとリアの変速段...

pwk0001658-1.jpg
シマノアルテグラがR8000シリーズにモデルチェンジ!

このほど、シマノのロードバイク用コンポーネントのセカンドグレ...

pwk0001657-1.jpg
シマノのマウンテンバイク用29erホイールの実力は

「クロスカントリーのレースなら29インチだね」なんて声を...

pwk0001656-1.jpg
クロスバイクのブレーキ交換で105キャリパーにできるか?

一般的なクロスバイクに搭載されているVブレーキですが、ストッ...

pwk0001655-1.jpg
自転車のフレームは自分で交換できるのか?いくらかかるの?

自転車に慣れてくると色々なパーツを交換したくなるものです。 ...

pwk0001654-1.jpg
バーテープの巻き方ってどうやるの?交換でピストを楽しむ

ピストバイクは、変速機がないシングルスピードの自転車です...

pwk0001653-1.jpg
自転車のハンドルとブレーキレバー交換に必要なものとは?

皆さんは、ロードバイクやクロスバイクのハンドルを交換したくな...

pwk0001652-1.jpg
自転車のタイヤが走っているときに急に外れることはあるのか

皆さんは自転車で走っているときに、急にタイヤが外れてしまった...

pwk0001651-1.jpg
mtbのブレーキの鳴きが出たときの対処法とは?

mtbなどの自転車で、悩まされることのひとつに、ブレーキの鳴...

pwk0001650-1.jpg
24インチの自転車の適応身長は?インチだけで選んで大丈夫?

皆さんは自転車を選ぶときに何を参考にしますか? インチ別に...

pwk0001649-1.jpg
自転車で1000キロ走るとはどのくらいの距離なのか?

皆さんは1000キロというと、どの位の距離を想像しますか? ...

pwk0001648-1.jpg
自転車の前輪から異音がする!原因は何だ?点検してみよう

自転車に乗っていると前輪付近から、何とも言えない異音がするこ...

pwk0001647-1.jpg
ロードバイクに補助ブレーキは必要?取り付け方法を教えて!

ロードバイクに乗っている方、これから乗り始める方。 補...

pwk0001646-1.jpg
ロードバイクのスピードメーターを後輪に付けてみよう!

ロードバイクに慣れてくると、自分の走りを数値化してみたくなり...

pwk0001644-1.jpg
カンパニョーロのシャマルウルトラはヒルクライム向き?

ヒルクライムとはロードレースのひとつで、山や丘を登り、そのタ...

pwk0001643-1.jpg
カーボンだけじゃない!アルミハンドルにも軽量な物はある

ロードバイクに慣れてくると、軽量化を図りたくなるものです。 ...

pwk0001642-1.jpg
mtbのハンドル幅が60㎝を超えたら法律ではどうなる?

皆さんは「普通自転車」の定義をご存知でしょうか? また、こ...

pwk0001641-1.jpg
ledライトを取り付けて自転車のホイールを派手に飾ろう

自分の自転車に愛着がでてくると、色々と手を掛けてカスタマイズ...

pwk0001640-1.jpg
自転車の時速って?ママチャリと他の自転車を比較しましょう

自動車を運転するときは制限速度がありますし、スピードメーター...

スポンサーリンク


ロードバイクのBBで、トラブルといえば

ロードバイクでBB(ボトムブラケット)のトラブルといえば、通常の場合メンテナンス不足によるグリス切れやベアリングの片減りなどの異常摩耗、またカートリッジ内部に異物が入り込むといったことが主な原因で起こります。
その症状は冒頭にも書いたように、ペダリングの際にゴリゴリといった抵抗を感じたり、ギシギシといった渋い感覚が伝わってきます。また、こうしたペダルから伝わる感覚とともに、カチカチとった異音がすることもよくあります。
ロードバイクの場合、通常ではBMXやMTBのように舗装していない路面を走ったり、段差を乗り越える、ジャンプをするといったことはないので、車軸事態に大きな衝撃を受けたり、カートリッジがその衝撃で破損するといったことは基本的にはありません。
稀に、ロードレースなど高速でデッドヒートを繰り広げているような時に、複数台が絡む落車や転倒といった事故が起きた時などはBB自体が大きな損傷を受けることはあります。ですが、一般的には交通事故でクルマやオートバイと接触するといったことがない限りこのような衝撃を受けることはないでしょう。

ロードバイクのBBで、メンテといえば

ロードバイクのBBで、メンテといえばオーバーホールとグリスアップですが、基本的に耐久性の高いパーツなので頻繁に行う必要はありません。雨天での長時間の使用や時間は短くても路肩に砂などが多く路面状況が悪かった時など特別の場合を除き、通常は3000㎞~5000㎞、1年に1度くらいでも大丈夫だといわれています。
日常的に行うメンテでは、チェーンをスプロケットから外し、負荷のない状態でクランクを回し、回転が滑らかかどうかをチェックするようにしましょう。
それから、シェルの周りやクランクの取り付け部分などの掃除をして汚れや異物が入らないように注意することも大事ですね。そしてBB周りをきれいにした状態でフレームを固定し、クランクアームを持って左右に押したり、引いたりしてガタつきがないかをしっかり確かめてください。
ガタつきがある場合は、まずBBのフレームへの組み付け、もしくはクランクの取り付け部が緩んでいないか確かめましょう。ネジの緩みがないのにガタつきがある場合は、軸受け自体に問題がある可能性がありますので、オーバーホールをして原因を確かめるようにしましょう。
ここで、注意を一つ。日頃のメンテでよくある間違いで、ちょっと異音がするとか、軋みがあるからといってBBにスプレー式の潤滑剤を吹き付けたり、チェーン用のオイルを注したりしてはいけません。一時的に異音や軋みは取れても、粘度の低いオイルをBBに注すとグリスが溶け出してグリス切れを起こす原因になります。気を付けてください。

ロードバイクのBB、トラブルのメンテでよくある勘違い①

前の項目でもちょっとお話ししましたが、スプレー式の潤滑剤を吹き付けてグリスが流れ出してしまうという対処法の勘違いの他にも、ロードバイクに乗っていてBBのトラブルかと思うとそうではない場合が結構あるようです。
ここでは、そんな例をいくつか紹介しましょう。
まずよくあるのが、パーツの組み付けが緩んでいる時の軋みや異音をBBのトラブルと間違えることがよくあるようです。
例えば、フレームとBBの組み付けをはじめ、BBとクランク、クランクとスプロケットやペダルの取り付けボルトなどが緩むと、そのガタつきが原因でペダルを踏み込んだ時に力が逃げて余計な負荷を感じることがあります。これをBBのグリス切れやベアリングの異常だと勘違いすることがあるといいます。
また場合によっては、サドルのクイックリリースが緩んでいてペダリングの度に軋みと異音が出るのをBBのトラブルと感じることもあるといいます。

ロードバイクのBB、トラブルのメンテでよくある勘違い②

チェーンの伸びや汚れが原因で起こるペダリングの違和感を、BBのトラブルと勘違いする場合もロードバイクを始めたばかりの初心者などにはよくあるようです。
実際にはチェーンとスプロケットの噛み合わせの悪さであったり、チェーンに付着した細かい砂などによって生じるゴリゴリした感じのペダリングの違和感ですが、BBと直結したクランクを通じて伝わってくるために錯覚を起こすようです。
例えば、チェーンを交換したばかりで雨天に砂や砂利などが多い舗装路を走った後など、チェーンは新品なので違和感の原因として思い浮かばずに、メンテナンスをしていないBBが原因だと思い込むといったことがあるためでしょう。

まとめ、BBのメンテでは周辺パーツのチェックも忘れずに

BBはフレームの真ん中に位置し、ロードバイクを支える要ともいえるパーツです。
ゆえに、ホイールやスプロケット、チェーンなど、ロードバイクの様々な情報がBBを経由し、クランクからペダル、そして足へと伝えられてきます。そのため、様々なパーツの不調やトラブルをBBの不調と勘違いするようなことが起きます。
BBは耐久性の高いパーツですが、頑丈だからといって日頃のメンテを疎かにして良いものではありません。逆にペダルにかけるパワーを自転車の推進力へと変換する大切な装置です。日頃のメンテではコンディションをしっかりとチェックすることが重要となってきます。
特に近年、BBを開発する各メーカーにおいては高剛性と軽量化を同時に適えるために、クランクやスプロケットが一体となった独自の特許技術による製品づくりが主流となっています。メンテを行う際はBBとともに組み付けられたパーツの締結状態などもしっかりとチェックしなければなりません。ボルトの緩みやガタつきといったBB周辺の不調がペダリングに影響し、BB本来の性能の妨げとなるので注意しましょう。

 - ペダル クランク, 自転車 メンテナンス, 自転車全般