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ロードバイクのタイヤがコスパが高いと言われるのはなぜ?

2018.1.19

「ロードバイクのカスタマイズで、コスパが高いのはどの部分?」という質問をよく見かけます。

そして、その回答の多くは「ホイール」です。

ホイールは、交換によって得られる効果が大きいのは確かですが、高額なのがネックです。

その点タイヤは比較的安価ですし、それでいて、得られる効果もホイールに負けていません。

今回は、なぜタイヤはコスパが高いと言えるのかを考えてみます。

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ロードバイクにおけるコスパとは

コスパは「コストパフォーマンス」の略で、日本語に訳せば「費用対効果」になります。

お金や人材を掛けた分だけの効果があるかどうかの指針で、高い・低いで判断されます。

効果には、数値で明確に表せるものもあれば、目には見えない体感のようなこともあります。

今回は、ロードバイクのパーツのコスパについて考えてみますが、ホイールやタイヤを交換して巡航速度が○km/h上がったなど、数値化されるものもあります。

しかし、だいたいは「軽くなった」「速くなった」のような、変化を実感できることが効果と考えてよいでしょう。

例えば、パーツのカスタマイズの予算を5,000円とします。

この5,000円を投入したときに、良い方向への変化の度合いが大きければ、コスパが高いということになります。

もちろん、求める効果によって、どこにお金を掛けるかは分かれます。
そのため、5,000円ですと、ある程度は限られてきます。

個人的にはロードバイクなら、5,000円ですとタイヤが最もコスパが高いと思っています。

ロードバイクでホイールの交換はコスパが高い?

ロードバイクはスピードが身上ですので、必然的にスピードアップをしたいという要望が多くなります。

そこでよく言われるのが、ホイールとタイヤの交換です。

初心者向きのエントリーモデルに付属している重いホイールから、軽量で高性能なものに交換することで、大きなスピードアップ効果が望めます。

しかし、ホイールの場合、コスパが高いかどうかは、個人の経済事情や価値観によって変わってきます。

なぜかと言うと、ホイールは高価だからです。

カーボンリムなどは、有名メーカーになると10万円台の後半が最低価格ですから、浮世離れしすぎていて、コスパという次元の話ではないでしょう。

そのため、現実的な選択はアルミリムということになりますが、それでも決して安い買いものではありません。

1万円程度の低価格なホイールもありますが、それでは最初から付属しているものと大差はないので、効果は望めません。

それなりの効果を望むのであれば、ミドルグレード以上のものにしたいですが、そうなると5万円以上の出費は避けられません。

ロードバイクでコスパが高いのはタイヤ!

ロードバイクのホイールは私の個人的経験からも言えますし、インプレなどを見ても分かりますが、コスパが高いと感じる価格帯が、どうしても上がってしまいます。

価値観の違いがありますから、5万円を高いと思わない方もいると思いますが、普通は簡単に決断できる金額ではありません。

では、同じ車輪を形成するタイヤはどうでしょうか?

ホイールほどではないですが、タイヤも軽量で質の良いものに交換すれば、スピードアップの効果はあります。

しかも、タイヤはロードバイクのパーツの中でも、比較的安価な部類に入ります。

ホイールは上を見ればキリがありませんが、タイヤは1本5,000円も出せば、かなりグレードの高いものが手に入ります。

ホイールの1/10程度のコストで済みますが、得られる効果も1/10かと言えば、そんなことはありません。

グレードの高いタイヤは、耐久性や耐パンク性にも優れています。

それでいて、ロードバイクの本質である、スピードや走りの軽さが犠牲になるようなことはありません。

ですから、5,000円で走りの違いが実感できるのであれば、まずはタイヤから交換してみても良いのでは、ということになります。

耐久性に優れたタイヤはコスパが高い

当然ですが、コスパが高いということは、長持ちするということです。

1,000円のタイヤを半年に1回交換するのと、2,000円のタイヤを1年間履き続けるのは、コストは同じです。

しかし、交換の作業がない分、2,000円のタイヤの方が、コスパが高いことになります。

単純に価格が上がれば、耐久性が上がるとは限りませんが、おおむね、そう考えても間違いではありません。

ところが、ロードバイクのホイールは、そうではなさそうです。

ホイールは他の要素には、全て目をつぶって耐久性だけを比較した場合、1万円のものも10万円のものも、さほど変わりません。

むしろ、10万円のホイールでアルミのスポークを使用しているものなら、耐久性が落ちるくらいです。

そのため、長持ち効果だけを考えるのであれば、10万円のホイールはコスパが低いことになります。

ただし、この話はホイールがタイヤより長持ちしないという話ではなく、あくまでもホイール同士を比較した場合のことです。

使用期間は明らかにタイヤよりも、ホイールの方が長いですからご安心ください。

パンクしないタイヤもコスパ良し

ロードバイクのタイヤは、唯一地面と接している部分なので、トラブルも多くなります。

その代表例はパンクですが、パンクが少ないタイヤも、コスパが高いと言えます。

タイヤはパンクすれば修理をしなくてはなりませんので、その費用を考えると、最初から耐パンク性に優れたものが良いとなります。

グレードが低いものは、ただトレッド(表面のゴム)を分厚くしているだけですので、それなりの効果はありますが、重量がかさみます。

しかし、グレードの高いものは軽量な耐パンクベルトを使用しているので、重量にそれほど影響を与えずに、耐パンク性を高めています。

特に、通勤などで市街地の公道を多く走るような乗り方をする人は、耐パンク性の高いタイヤがおすすめです。

道路の端には、ガラスの破片や小さな金属片、尖った小石など、タイヤを傷つけそうなものが散らばっている状況なので強いタイヤが良いです。

コスパの高さならこのタイヤ!

ロードバイクのタイヤで耐パンク性が高いことで有名なのが、ドイツのタイヤメーカー「コンチネンタル」です。

「耐パンク性の王様」とまで言われるメーカーで、独自のコンパウンドを使用しており、耐久性の高さもピカイチです。

特にハイエンドモデルの【Grand Prix(グランプリ)4000SII】は、メーカーが5,000kmまでの耐久性を想定していると言われています。

インプレを見ると、1万キロ走ったなんていう猛者もいます。

それでいて、転がり抵抗が低いので、スピードも期待できる優れものです。

定価は1本7,000円以上しますが、通販サイトなら5,000円以下で購入できますので、コスパもかなり高いタイヤと言えます。

また、コスパの高さなら国産の「パナレーサー」も負けていません。

とにかく種類が豊富で、レースから通勤まで、ありとあらゆる乗り方に対応しています。

パナレーサーも耐パンク性には、非常に気を使っているメーカーです。

グレードが上がると、サイドカット対策や耐摩耗性も強化されるので、耐久性がアップします。

【RACE】シリーズはハイエンドモデルながら、5,000円前後で手に入ります。

25cでも200gを切る超軽量な【RACE L】、耐パンク性と耐久性を極限まで高めた【RACE D】、その中間に位置する【RACE A】の3種類があります。

用途によって選べますが、特にバランスに秀でたオールラウンドの【RACE A】は、最初のタイヤ交換に最適です。

交換はまずタイヤから

今回はロードバイクにおける、タイヤのコスパを考えてみました。

それほどコストを掛けずに、抜群の効果を発揮するタイヤは、正にコスパの高いパーツです。

特に、完成車に付属しているタイヤを初めて交換すると、かなりの驚きだと思いますので、まずはタイヤに注目してみてください。

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