自転車のタイヤには、キャップがついていますよね。
小さくて、無くしてしまったなんて方も、多いのではないでしょうか?
無くなっても、まあいいか…と思っていませんか?
実は、とても重要な役割を果たしているのです!
自転車のタイヤキャップはなぜ付いているの?
自転車のタイヤには、空気を入れる穴があります。
そこにはキャップが付いているのですが、これは取れてしまっても、空気が抜けてしまうわけではありません。
だったら何の意味も無く、ただ飾りで付いているだけなのでしょうか?
実はこれは、大きな意味が有るのです。
このキャップは、水分をタイヤの内部に入れないために付いています。
空気を入れる穴の奥には「虫ゴム」という弁の役割をしているものがあり、ここに水が入ると虫ゴムがボロボロになってしまいます。
ボロボロになった虫ゴムは、弁の機能を果たさなくなるので、その結果、空気が抜けやすくなるということです。
短期間で一気に中が腐食してしまったり、空気が抜けるようなことはありませんが、ちゃんと付いていれば、それだけタイヤの寿命が延びるということです。
外れやすくなっているので、無くなっても気付かないことも多いですが、自転車屋さんに行けば数十円で買えるものですし、中古で良ければタダでくれるかもしれません。
自転車のタイヤにキャップをしていないと、虫ゴムが劣化する!
自転車のタイヤのキャップの意外な重要性をご紹介しましたが、もし無くなっていたら、長い期間放置していたかもしれません。
となると、中の虫ゴムが気になりますので、チェックしてみましょう。
もし、タイヤに空気を入れても、直ぐにペチャンコになってしまうような場合は、虫ゴムの劣化が考えらます。
上記で説明したように、虫ゴムの劣化を防ぐためのキャップは、無くなってしまうケースが多いです。
しかも、特に気にするような場所ではないので、長い時間が経っていても、気が付かないでしょう。
そしてある日、いつものように自転車に乗ろうとしたら、タイヤがペチャンコになっていた、ということもあり得ます。
ですが、そのような状態になったとしても、ほとんどの人は虫ゴムの存在すら知らないでしょうから、「パンクかな」と思うわけです。
ですから、これを機に虫ゴムを確認してみましょう。
よく分からないという人は、自転車屋さんにお願いすれば交換してくれます。
しかし、虫ゴムは100円ショップでも手に入り、交換は自分でも簡単にできます。
その交換方法をご紹介していきます。
タイヤの虫ゴム交換方法
まず、タイヤがペチャンコになってしまった場合は、虫ゴムの劣化を疑ってみましょう。
虫ゴムの確認は、キャップを外して、リングをを反時計回りに回して外します。
そしたら、虫ゴムを引き抜きます。
そこで虫ゴムが切れていたり、腐食していたりしたら交換します。
新しい虫ゴムを差し込むときは、バルブのくぼみを覆い隠すくらいまで奥にねじ込んでください。
バルブを元に戻して、リングを時計回りに回して締めます。
あとは空気を入れて、キャップを被せれば完成です。
1日くらい様子をみて空気が抜けていなければ、おそらく原因が虫ゴムの劣化だったと断定できるので、その他の修理は必要ないでしょう。
虫ゴム交換をしても、空気が抜けるときはパンクですから、自転車屋さんに持って行きましょう。
また、少しくらい空気が抜けているタイヤでも大丈夫だろうと思ったら大間違いです。
突然ハンドルが取られたりしますし、滑るので大変危険です。
必ず、空気が十分に充填されたタイヤで走ってください。
自転車のタイヤキャップを可愛くカスタム!
自転車のタイヤキャップといえば、黒いキャップを想像するかと思います。
実はキャップにも様々な色の物があるので、目立つ色や好きな色にしておけば、無くしてもすぐに分かるかもしれません。
【ALLIGATOR(アリゲーター):NC-FR バルブキャップ】
仏式・英式対応で、アルミ製のキャップです。
販売されているカラーは黒・赤・青・ピンク・ゴールド・シルバーの6色です。
1セット2個入りで500円もあれば、ネットショップからでも購入できます。
【FAR and NEAR(ファーアンドニアー):フレンチバルブキャップ】
キャップにメーカーロゴが入った、こだわりのあるキャップです。
カラーは黒・赤・青・緑・ゴールドの5色です。
値段は2個入りで800円ほどです。
また、このメーカーからは、カーボンフレンチバルブキャップも出ており、値段は驚きの1,800円です。
カーボンマニアなら、キャップまでこだわるのも良いかもしれません。
【KCNC(ケーシーエヌシー):バルブキャップフレンチ】
この商品は、その形に特徴があります。
普通のキャップと異なり、ピストルの銃弾のような形をしています。
カラーは黒・赤・青・緑・ゴールド・シルバーの6色です。
2個セットで値段は1,000円ほどです。
自転車タイヤのキャップをLEDに?!
【PIAA(ピア):FERRIS MINI(フェリスミニ)】
この製品はバルブキャップ自体が、LEDライトになっているというものです。
夜間に走行していると、タイヤの中に光る輪ができるので、自転車・自動車・歩行者からの視認性を大幅に高めることができます。
夜間走行の際に光センサー、振動センサーが働き、自動で点灯します。
昼間は点灯せず、夜間であっても振動がない場合は点灯しないため、電池の消耗を最低限に抑えてくれます。
英・仏・米式全てのタイプに対応していて、本体に付属のアダプタの脱着で簡単に対応してくれます。
ちなみに、英・仏式はアダプタ装着のままで、米式はアダプタを外して装着します。
子供用自転車(14インチ以上)にも対応しています。
カラーは5種類用意されていますが、生産終了しているカラーもあるので、早い者勝ちです。
値段は1,200円前後です。
さらに、この商品には性能を維持したまま、1本で7種類以上の発色が可能な【FERRIS MINI EVO】という姉妹品も有ります。
こちらは高めの2,500円程度です。
自転車のタイヤもカラーにしてみては?
キャップをカラーにするだけじゃ物足りないという人は、思い切ってタイヤをカラフルにしてしまうのは、いかがでしょうか。
おすすめのカラータイヤをご紹介します。
【Panaracer CATEGORYS2 700×23C】
パナレーサーという名前からも分かるように、創業はあの家電大手メーカーのパナソニックです。
現在はグループを離れていますが、創業時と変わらず、自転車用のタイヤを作り続けています。
このシリーズのタイヤはとにかく安くて、1本2,000円程度で購入できます。
【DURO STINGER】
とにかくカラーが豊富で、黄色や紫まであります。
ロードバイクのみならず、マウンテンバイクやクロスバイク用のタイヤも有ります。
こちらも1本2,000円程度です。
【COMPASS パステルカラータイヤ】
こちらは見た目が華やかです。
ワンポイントで入っているメーカーのロゴといい、とにかくオシャレなカラータイヤです。
値段も1,500円前後ですから、初めてカラータイヤにしようという人には、お手軽でおすすめです。
自転車タイヤのキャップをカスタムして、自分オリジナルに!
今回は、自転車タイヤのキャップの重要性と、さまざまな色のキャップのご紹介をしましたが、気に入るものはありましたか?
なにも気に留めない自転車キャップですが、カスタムすることで、とても目立つ存在になります。
好きなものにカスタムして、自分のオリジナルに仕上げましょう!