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ロードバイクのホイールはメンテナンスが不可欠!

2018.6.29

ロードバイクは、ロードレースの機材として開発されているので、メンテナンスが必要不可欠です。

日々のメンテによって性能が維持されるわけですが、特にホイールは様々な箇所のメンテが必要になります。

そこで今回は、ロードバイクのホイールのメンテナンスについてお話します。

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ロードバイクのホイールはメンテナンスする箇所が多い!

ロードバイクのホイールは、外周部分である「リム」、屋台骨の「スポーク」、中央でスポークの受けになる「ハブ」で構成されています。

リムは外周なので、地面に近いところで仕事をしていますから、汚れますし傷が付きます。

また、ロードバイクの場合は、多くがリムで制動を止める「リムブレーキ」を採用しているので、リムのメンテナンスは重要です。

スポークは、車輪を真円形に保つために張りめぐらされているものなので、テンションバランスが崩れるとリムが歪みます。

テンションは走行中に緩んでくるので、定期的にメンテナンスが必要になります。

さらに、自転車は回転力が動力になる乗りものですから、回転をスムーズにするために回転軸を「ベアリング」で受ける必要があります。

ハブはホイールの回転を司る部分ですから、回転軸とベアリングが内蔵されています。

ベアリングの種類によってはノーメンテナンスが基本のものもありますが、メンテ必須のハブもあります。

その他には、タイヤやチューブを傷付けないように、リムの内側に貼る「リムテープ」の交換なども忘れてはいけないメンテナンスです。

ロードバイクホイールのメンテをお店に頼む費用は?

前項では、ロードバイクのホイールのメンテナンスが、多岐に渡ることを理解していただけたかと思います。

いずれは全て自力で行えるようになるのに越したことはないですが、最初は中々困難かもしれません。

分解しなければならない箇所もありますので工具が必要ですし、時間と手間もそれなりに掛かります。

そうなると考えるのは、自転車屋さんに作業を依頼することです。

メンテナンスに付随する細かな調整なども行ってくれますので、まだ慣れていないうちは、お店で作業してもらうのが賢明です。

気になる工賃ですが、大手サイクルチェーン「サイクルベースあさひ」の料金を参考にさせていただきます。(価格は2018年2月現在)

★ハブのオーバーホール(分解、グリスアップ、玉押し調整など)

前輪:¥2,500 後輪:¥3,400

★スポークテンションの調整(振れ取り)

※ホイールを外して持ち込んだ場合

¥1,000

※ホイールの脱着もやってもらう場合

前輪:¥2,200〜 後輪:¥3,100〜

★ホイールの交換

前輪:¥1,200〜 後輪:¥2,100〜

高いか安いかは、のちほどお話する自力で行う場合の手間や工具の代金も加味して、判断していただきたいと思います。

また、分からない単語もちらほら出てきたと思いますので、追って説明します。

ロードバイクホイールのメンテナンス①~ハブ

それでは、ロードバイクホイールのメンテナンスについて、自力で行う際の注意事項や必要な工具について説明していきます。

まずはハブからですが、メンテナンスはパーツの清掃と、ベアリングへのグリスアップが主になります。

グリスは粘度の高い潤滑油で、べアリングを長持ちさせるには必要不可欠なものです。

ただ、先述したようにベアリングの種類によっては、メンテナンスの必要がないものがあります。

「シールドベアリング」は回転軸を受けるボールベアリングが、金属や樹脂のシールで覆われています。

そのため、ベアリングが汚れることや、グリスが流れてしまうこともありませんのでメンテナンス要らずと言われています。

一方、「カップ&コーンベアリング」は、ボールベアリングが剥き出しなので汚れますし、グリス抜けも起こります。

そのため、定期的に清掃、グリスアップなどのメンテナンスが必要になります。

どちらの方式を採用しているかはメーカーによって違いますし、同じメーカーでも違ったりします。

有名どころでは、シマノは全種類カップ&コーン、マビックはシールド。

カンパニョーロとフルクラムは下位グレードがシールド、上位グレードがカップ&コーンになります。

ハブのメンテナンスに必要な工具

ホイールのハブのメンテナンスには、専用の工具が必要になります。

特に、後輪のハブにはギアの歯車であるスプロケットが装着されていますので、これを外さないとメンテナンスができません。

スプロケット先端のロックリングを外す工具と、その際に空転しないように固定する工具が必要です。

「スプロケット・外す・工具」で検索してみてください。

また、ハブの分解には一般的なモンキースパナの他に、少し薄めの「ハブスパナ(レンチ)」が必要です。

大抵は15mmか17mmで事足りますが、ロードバイクによって違いますので、何本かのサイズがセットになっているものをおすすめします。

ハブスパナは自転車の他のパーツのメンテナンスにも使用しますので、1セット持っておくと重宝します。

あとはグリスですが、粘度が低いとすぐに飛び散ってしまいますし、逆に粘度が高すぎると回転が渋くなりますので、バランスを取りたいところです。

ここまで工具を揃えてざっと3,500円前後というところなので、お店でオーバーホールしてもらうよりは若干安く済みます。

ロードバイクホイールのメンテナンス②~振れ取り

次にご紹介するホイールのメンテナンスは、スポークのテンション調整です。

スポークは「ニップル」という留め具でリムに支持されていますが、長期間の走行やホイールへの衝撃でニップルが緩んでしまいます。

ニップルが緩むと、左右のスポークテンションのバランスが崩れるので、リムが歪んでしまいます。

リムが歪むとパワーロスが大きくなるので、漕いでも進まない状態になりますし、ひどくなるとスポークが折れたりします。

この状態のことを「振れ」と呼び、修正することを「振れ取り」といいます。

振れは、使用期間やホイールのグレードに関係なく発生するので、気が付いたらメンテナンスを行うという感じです。

振れ取りには専用の「振れ取り台」があった方が上手くいきますが、購入には1万円以上しますので考えものです。

先述したように、ホイールを外して店舗に持ち込めば、1,000〜2,000円で行える作業ですから、コスパを考えると振れ取り台の購入は微妙です。

ロードバイクに慣れて、日常的に色々な箇所をいじれるようになってから購入しても遅くはないので、当面はお店に任せるのが良いでしょう。

ロードバイクホイールのメンテナンス③~リム

続いてのホイールのメンテナンスは、リム関連です。

ロードバイクのキャリパーブレーキの場合は、リムの汚れや傷がブレーキの効きに関わりますので、メンテが重要です。

まず清掃するときの注意点ですが、油脂分を含む洗剤の使用はご法度です。

リムに油が付くと滑ってしまいブレーキが効かなくなりますので、絶対に使用してはいけません。

次に傷の手入れですが、これはリムを包丁のように砥石で研ぐことになります。

水洗いだけでは落ちないブレーキシューのカスや油汚れも、研磨することで落とすことができます。

リムの研磨には工業用の砥石を使用します。(K-141で検索してください)

研ぎやすくするホルダーとセットで2,000円前後ですが、これは特別な技術を必要としない割には抜群の改善効果がありますのでおすすめしたいメンテです。

あとは、リムテープの確認をしましょう。

リムテープはリムのバリやニップルの先端が、タイヤチューブを傷つけるのを防ぐために貼られているものです。

リムの内側に貼られているので、タイヤとチューブを外して確認してください。

劣化して薄くなっていたり、切れたりしているとパンクする可能性が高くなりますので、交換をしてください。

通販サイトで、1本1,000円程度で購入できます。

メンテは慣れていない内はお店に依頼、慣れてきたら自力で

今回はロードバイクホイールの、メンテナンスについて確認しました。

ホイールはメンテナンスすべき箇所が多く、専用の工具や技術も必要なので、最初はハードルが高いかもしれません。

依って慣れていない内は、万全を期す意味でも自転車屋さんに依頼するのが賢明です。

とは言え、継続的にロードバイクに乗るのであればいずれは自力でメンテしなければなりませんので、少しづつ手を付けていきましょう。

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