自転車のスピードメーターの設定!

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
距離や速度、ケイデンス、心拍に最近ではGPSデータにパワーまで。
様々な情報を表示、記録出来る自転車のスピードメータ。

上手く使えるととっても便利ですし、サイクリングが楽しくなりますよね。
ただ、問題は最初の設定ですね。

とにかくボタンが少ないので分かりにくいです。
今回は、そんな自転車のスピードメーターの設定などの話をしていきましょう。

ボタンが少ない!自転車のスピードメーター

自転車のスピードメーターの設定が厄介なのは、まさにそのボタンの少なさゆえでしょう。
どうしてもハンドル周辺に取り付けるアイテムなので、コンパクトに作りますし、走行中に特別な操作も必要ではないので、ボタンが少なくなってしまいます。

1度設定してしまえば、操作自体はさほど難しくないのですが、最初の設定は少し戸惑う人もいるかもしれません。

しかし、メーカーごとにボタンの位置や順番などは違うものの、基本的にはさほど多くのことを設定してやる必要はありません。
基本的に画面に出てくる指示通りで問題ないでしょう。

ボタンはいずれかが選択ボタン、これを押すと1、2、3……といった感じで数字などの表示が切り替わっていきます。
そして、いずれかが決定ボタンですね。

厄介なのが、キャンセルボタンのようなものが存在しない場合が多いので、間違えると、また一から設定し直しということもあります。
あとは、時刻合わせも、とにかく面倒ですね。

50分の場合、本当に50回選択ボタンを押して合わせてやらないと、いけない機種もあります。
メーカーによっては、戻るボタンがあるメーカーもありますが、ないメーカーの方が多いでしょう。

でも、実際に設定することは簡単

ボタンの少なさ故に難しそうに見えるのですが、実際にサイクルコンピューターで設定することっていうのは簡単です。
基本的には、時刻とホイールサイズの2つだけ設定すれば、あとは問題ありません。
電池交換の際には、前の積算距離をメモしておくと、積算距離を引き継ぎ出来ます。

速度と距離だけのシンプルな5千円程度のものであれば、ホイールサイズと時刻だけ設定すれば、すぐ使えます。
コンピューターによっては、年齢・性別・身長・体重なども設定できますが、だいたいで問題ありません。

体の詳細設定は、消費カロリーなんかで使われることが多いですが、あくまで目安程度の数字ですので、あまり気にしなくてもいいでしょう。
ホイールサイズについては間違っていると、速度や距離などがズレてしまうので、きちんとチェックしましょう。

コンピューター側の設定はそんなものです。
あとはAnt+対応のコンピューターの場合は、センサーとコンピューターのペアリングが必要になりますが、その事については、また後ほど書いていきます。

自転車のスピードメーターのホイールサイズ?

ホイールサイズが分からないという人も、中にはいるかもしれません。
ホイールサイズはホイールじゃなくて、タイヤの方に刻印されています。

例えば、ロードバイクの場合、大半は700-23cか25cでしょう。
クロスバイクの場合、700-28から35くらいまでの数字が多いと思います。

正確に言うと、700cというのがホイールのサイズで、その後の数字はタイヤの幅ですね。
タイヤの幅が大きくなると、タイヤを含めた直径も大きくなります。

自転車の速度計の原理は、ホイールにマグネットを取り付け、それが何回センサーの横を通過したかで計算します。
ですから、タイヤを含めた直径×2×円周率×回転した回数=走行距離になります。

タイヤ直径の差なんて微々たるものですが、何周もまわるので、最終的な数値としては大きい差になってしまうんですね。
タイヤに書かれている文字は、ちょっと読みにくいということもありますが、探せば必ずあると思います。

タイヤが古くて、文字が消えてしまっているということもごく稀にありますが、そういう場合は、むしろ走行の安全のためにタイヤを交換して下さい。

自転車スピードメーターのセンサー側の取り付け設定

コンピューターの設定は、少々戸惑うこともあるかもしれませんが、ボタンを押していけば何とかなります。
途中で間違えれば、少々面倒ですがリセットして、最初からやれば大丈夫です。

案外厄介なのが、センサーの取り付け方でしょう。
もちろん、取り扱い説明書に書いてある通り付けるだけとも言えるのですが、ちょっとしたコツもあります。

フロントフォークに取り付けるタイプのセンサーの場合、出来るだけ高い位置に取り付けた方が、コンピューターとの距離が近くなるので、電池が減ってきたときでも反応してくれます。
また、センサーが走行中ズレたとき、ホイールに巻き込まれる可能性があります。

このとき、ホイールの回転方向と逆の方にセンサーを取り付けていると危険です。
ただ、一部のメーカーの取り扱い説明書では、ホイールの回転方向の逆に取り付けるよう、図が書かれています。

メーカーからのマニュアルに従うべきだと考える人もいますし、巻き込まれたときの安全のために、ホイールの回転方向の向きに合わせて取り付けるべきだという人もいます。

さすがに記事の中で、メーカーの取説が間違っているんじゃないかという話はしづらいのですが、安全を考えれば、ホイールの回転方向に取り付けるべきだと思います。

どうしても気になる人は、メーカーに直接電話してみて下さい。

Ant+の設定

一定以上のグレードのコンピューターは、Ant+という規格に対応しているものが多くなります。
Ant+というのは、電波の種類だと思ってもらうと分かりやすいと思います。

Ant+に対応しているコンピューターとセンサーは、メーカーが違っても繋げられます。
例えばですが、SUUNTOのAnt+対応ハートレートストラップと、GARMINのAnt+対応コンピューターは繋がります。

特にトライアスロンなどをする人の場合、自転車の時はサイクルコンピューター、ランの時はランナーズウォッチという具合で使う人もいるでしょう。
それぞれのためのハートレートストラップを使うのは面倒ですので、一本のハートレートストラップで使えると便利ですよね。

また、センサーの方だけ壊れてしまうということもあります。
Ant+なら、センサーだけ買い換えれば良いので助かります。
Ant+は、何かと便利なんですね。

Ant+の設定は、センサーに電池を入れた状態で、コンピューターの方をペアリングモードに入れます。
あとは、センサーにマグネットを反応させてやれば、自動でコンピューターの方がセンサーを検出してくれるでしょう。

スマホをスピードメーターにする設定

昨今のサイクルコンピューターは、実に進化していまして、bluetooth対応のものもあります。
スマホの方とbluetoothの規格さえ合えば、スマホをサイクルコンピューター代わりに使う事も可能です。

bluetoothの規格については、少々、自転車の話とは専門が違うのですが。
サイクルコンピューターのセンサーに使われる規格は、bluetoothスマートとか bluetooth LEとか 4.0とか呼ばれる、最新の規格を使う場合が多いです。

呼び方は違いますが、どれも同じようなものだったはずです。
古いスマホの場合、これに対応していないこともありますが、最近のものであれば、大抵のものが対応しているでしょう。

スマホの方には、サイクルコンピューターアプリを入れておかねばなりません。
筆者は、STRAVAを使っていたこともあります。

STRAVAは、サイクルコンピューターというより、ロガーといった性格が強いですね。
現在は分かりませんが、当時は、走っている間は速度は表示してくれず、走り終わった後にどういうルートをどういう速度で走っていたかというのを確認できました。

走っているときの速度の表示が出来るアプリで有名なものだと、Runtasticが有名でしょうか。
元々はランニングのためのアプリですが、これのロードバイク版が出ています。

細かい設定は、アプリによって違いますので、それぞれ使うアプリで調べてみて下さい。

まとめ「スピードメーターがあると楽しい!」

自転車のスピードメーター、サイクルコンピューターの話をしてきました。
いかがだったでしょうか。

いじったことがないと何となく難しそうに見えますが、意外と簡単に設定できます。
すぐ近所に自転車屋さんが無い人などは、インターネットで購入して自分で取り付けるのも良いかもしれません。

自転車屋さんで買うと、取り付けが分からなかった時に聞けるので安心と言えば安心ですが、別に難しいことはないので、普通の人でも簡単に出来ると思います。
サイクルコンピューターがあれば、サイクリングがもっと楽しく便利になると思います。