自転車で荷物を運ぶ!大きいものはひもでリアにセット!

ロードバイクやクロスバイクなどでは後からつけられるにしても、最初からかごをつけた状態というのはあまり想像できません。それでもどこかに出かける際には「荷物」がありますよね。リュックで背負える程度なのか、前かごに入れる分量で済むものなのか。シティサイクル(ママチャリ)などでは特に「荷物を積む」というのが当たり前に思えます。かごに入りきらない大きな荷物の時、リアキャリアなどにくくりつけますよね。今回はそんな上手な荷物の積み方についてお話ししていきたいと思います。

自転車に荷物を!ひもでしっかり縛ってセット①

例えばスーパーからの帰り。大きな荷物をハンドルに引っ掛けてふらふら運転したりしていませんか。よく見かけますが、とても危険な行為です。自転車は運転免許制度もなく(地域による)移動手段としては気軽な乗り物です。大荷物が予想されるときは車で出かける、などの対処法もありますが、なかなか予定としてはうまくいかないでしょう。こんな時、荷物の上手な載せ方を知っておくと便利です。スーパーなどに出かけて、予想以上にたくさんの買い物をしてしまった、どのように載せればいいのでしょうか。もちろん乗っている自転車の種類にもよります。いわゆるママチャリ(買い物に出かける場合、このタイプの自転車が一番多いと思います)には、後ろに荷台がついています。名前の通り、荷物を載せるためのものですから、上手に載せれば運転もふらふらすることなく安全です。荷台にカゴが取り付けられているタイプもありますのでそういったものも選択肢に入れておくといいかもしれません。

自転車に荷物を!ひもでしっかり縛ってセット②

ママチャリの後ろにある荷台ですが、もともとカゴが取り付けられているタイプはそちらに荷物を入れれば問題はありません。ただ、そんなに見かけないタイプですよね。そういった場合はスーパーで段ボールなどをもらって、段ボールを荷台にくくりつけ、荷物を載せる方法がおすすめです。おおよそのスーパーではそういった時のために「ご自由にどうぞ」という段ボールが用意されていると思いますので、荷台にあった大きさの段ボールを選んで使用しましょう。
さて、このときのひもです。ビニールひもでも構いませんが、ホームセンターなどで販売されているひもを日頃から準備しておくといいですね。段ボールの箱でも安定しますので安心です。こういったひもは、先端に引っ掛ける金具がついていますので、荷台部分に結ばなくても取り付けることができるので便利なアイテムです。

自転車に荷物を!ひもでしっかり縛ってセット③

スーパーからの帰り道を想定すると、そんなに険しい道は通らないと思いますが、これがバイクなどですと、そのスピードや左右に振れる走行によって、しっかり荷台にひもで固定しておかないと不安です。
荷台の荷物をくくりつけるひもは、基本的に「ゴムひも」が基本です。ゴムひもを荷台のフックを必ず通して、X字とH字になるように固定しましょう。どちらかではなく、X字にもH字にもすることが固定するコツとなります。長いゴムひもを用意出来れば1本でも十分に固定できますが、いざという時のために2本用意して使用できれば安心です。
ゴムひもには付属のフックがいくつもついていますが、その形状によって、ゴムひもが切れた時に役に立たないものがあります。なので、確実に固定できる方法、荷台のフックに掛ける方法が安定するのです。

おすすめの荷台用ひも①

いくつかおすすめの荷台用のひもをピックアップしてみます。
「ProTOOLs(プロツールス)荷台用ゴムひもフック付8mm×2mブルー」、キャリアや荷物台に荷物を縛る際に非常に重宝します。程良い長さで自転車やスクーターなどにおすすめのひもです。カラーバリエーションもあって、ブラック・レッドも選べます。
「共和セーフタイト ゴムひも 自転車用」もおすすめです。長さは2m。日本の輪ゴムメーカーの製造でロングセラー商品です。
同じく共和から「共和ホロタイト (自転車用)」、こちらは丈夫で耐久性の優れた、使いやすい全天候性のゴムベルトです。
「Fogliaカラータイト 黒」もシンプルで良いです。カラーバリエーションは黒の他に赤と青が出ています。
また、荷物をくくりつけるだけでなく、落下防止・防犯防止用のひもも出ていますので紹介します。
「Fogliaクロスバンド 黒」。先ほど紹介したところと同じメーカーで、カラーバリエーションも同じく、黒の他に赤と青があります。バスケットに引っ掛けて、荷物の落下防止に役立てます。盗難防止にも効果的ですので是非ご利用ください。
また、「タナックス(TANAX)モトフィズ ツーリングネットV /ブラック LLサイズ(60L) MF-4566」、こちらは主にオートバイの荷物を載せる際に使われるツーリングネットというものですが、活用方法は充分にあります。荷物をしっかりとホールドし、落ちづらくなりますのでおすすめです。また、食料やゴミといった一時的に積む荷物を挟み込むのにも役立ちます。

おすすめの荷台用ひも②

いくつか具体的におすすめのひもを挙げてみましたが、ゴムひも自体の種類も紹介しておきましょう。
まずは「自転車専用ゴムロープ」。ホームセンターやディスカウントショップの自転車コーナーなどに必ず置いてある自転車用ゴムロープです。長さは2m以上のものがほとんど。長いロープは短いものに比べると巻き付けるのに手間がかかってしまいます。
「バンジーコード」、こちらもホームセンターでよく売られているフック付きのゴム紐です。いろいろな長さのものがあって、便利に使えます。
「リング付きバンジーコード」。フック付きバンジーコードをリングで繋いだ製品です。20cm、40cm、60cmのものが販売されています。
そして、「スパイダーゴム」。リングが連なって鎖のような形状を形作ってるゴムです。自由な長さに切ってキャリアのゴム紐取り付け用の突起に引っかけて使えます。また途中で交差させることもできます。パッケージ入りの製品には2つのフックがついています。フックの単体販売もあります。
フック付きのバンジーコードはひもを引っ張り出して結び目を作ると短くすることができます。
ホームセンターに行くと他の種類のゴムひもが置いてあることもありますので、探しに行ってみてください。ゴムがむき出しになっていたりフックがプラスチック製のゴム紐は太陽光などで劣化するのでやめましょう。

まとめ、自転車での荷物の扱い

大きな荷物は紹介してきましたように、荷台に載せるのが運転も安定し、一番おすすめなのですが、あまりに重い荷物だと後ろだけに重心が乗ってしまい前輪が浮く、ということもあり得ます。自転車はバランスが大切です。前かごにも荷物を入れて、均等がとれるように積むのも大切なことです。また、荷物が箱やカゴよりはみ出してしまうほど多い場合は、おすすめひもの紹介でお話ししましたように、荷台にくくりつけるためのひもではなく、落下防止・盗難防止に使える「上にかけるひも(ネット)」を是非ご利用になってください。険しい道を走らなくても、ちょっとした段差などで零れ落ちる場合もあります。いずれにせよ、運転に支障が出ない程度の荷物の持ち運びの話として、胸に留めておいて欲しいと思います。