手軽で快適な乗り物である自転車ですが、思いもよらない時にパンクをすることがありますよね。そんな経験はないでしょうか?急なパンクはとても困ります。出先でのパンクであれば、工具を持っているとは限らないし、到着時間が決まっている場合、どれくらいの時間がかかり、約束の時間に間に合うのか等、様々な弊害が発生してきます。今回は、パンクの修理にかかる時間をシーンごとに検証して行きましょう。
なぜ自転車のタイヤってパンクするの?
パンクの原因を4つにまとめてみました。
【刺さりものによるパンク】
パンクの原因で一番多いのがこちらです。
道路には、なんでそんなものが!?というものまで落ちています。
釘、ガラスの破片、画鋲、ホッチキスの針など、それらがタイヤに刺さってパンクを起こしているのです。
自転車に乗っていると、なかなか見つけにくく、避けようにも避けられないものですから、困りますよね。
【衝撃によるパンク】
平らな道路のようですが、横断歩道など、いろんなところに段差があって、タイヤは大きな石だけでなく、小さな石からも衝撃を受けています。
その衝撃が原因で、タイヤのチューブに傷ができ、パンクをしてしまうのです。
【破裂によるパンク】
これは、滅多に起こることではないのですが、自転車のタイヤはあまり厚く作られていませんので、強い圧力がかかると破裂することがあります。
理由としては、タイヤの装着が上手くできていなかったこと、圧力がかかったまま走り、家に着いて、しばらくしてから破裂というときもあります。
【イタズラによるパンク】
なくなったようで、まだまだあるのが、イタズラによるパンクです。
時間がないときに限って、イタズラされていたご経験はないでしょうか。
パンク修理をしていても、悲しくなってきますよね。
私たちの大切な自転車が、このような被害にあわないことを祈るばかりです。
自転車のパンク修理にかかる時間~自分編~
いざという時、自分でパンク修理をするには、どれくらいの時間がかかるのでしょうか?
ここでは、自分でもできる修理方法を簡単にご紹介致します。
最初に、タイヤに異物がないかを確認し、それらを取り除きます。
タイヤレバーを使ってタイヤを固定しながら、タイヤを外します。
短時間で済ませたいときは、チューブごと変えてしまったら完成です!
しかし、ここではもう少し、自分で修理できることをみていきましょう。
タイヤを外したら、チューブの穴を見つけます(自宅であれば、大きなタライに水を入れ、チューブを押しながら、空気がでるところを探すと見つけやすいです)。
穴を見つけたら、パッチを貼る位置を決めてマーカーをつけ、その場所を紙ヤスリでなだらかにします(このとき、ゴムが薄いことを忘れないように、そして、削りすぎないように気をつけましょう)。
そして、パッチを貼り、強く押し付けたら修理は完成です。
最後に、タイヤを自転車に戻し、空気を入れましょう。
この作業は、はじめは約1時間かかるかもしれませんが、慣れてきて、パンク穴が少なければ、もう少し早く終えることができるでしょう。
自転車のパンク修理にかかる時間~お店編~
自分編でご紹介したパンク修理ですが、自転車屋さんならどのくらいの時間で終わるのでしょうか?
時間といえば、自転車屋さんには営業時間があります。
いざというときに、プロに助けていただくためにも、自転車を購入したお店だけでなく、出先にありそうなお店の営業時間は、ぜひ確認しておきましょう。
さて、刺さりもののパンク修理の時間ですが、自転車屋さんならば、20分から30分くらいで終わり、お値段はもちろんお店によって異なるのですが、安いところでは、500円からというお店もあります。
チューブだけの交換なら15分もあれば終わってしまいますが、チューブ代と修理代で3,000円以上かかってしまいます。
しかし、自分の命を乗せて走る大事な自転車を、プロに安心してお任せできることは、お金に変えられないことかもしれませんね。
自転車屋さんで修理していただくと、とても短い時間でしていただけるのですが、営業時間も決まっていますし、出先に必ずある、どこにでもあるというわけではないので、自分でも修理できるようになれたらいいですね。
自転車のパンク修理にかかる時間~応急処置編~
もし、出先でパンクしてしまったら、どうしたらよいのでしょう。
工具を常備していれば、なんとか自分でも、上記のようなパンク修理ができるかもしれません。
しかし、常備しなければならない工具は、けっこう多く、もし、パッチが足りなかったら、予備のタイヤチューブが痛んでいたら、修理ができなくなってしまいます。
そこで!これさえ持っていれば、なんとか安心できるという商品をご紹介したいと思います。
今現在、通販サイトでも、約1,500円ほどで購入することができる、UNICOの「BARBIERI」リパラ75。
使い方はとても簡単で、初心者はもちろんのこと、女性でも、楽に修理することができ、短い時間でシューっと、約10秒から修理することができます。
まず、自転車のタイヤに残っている異物を取り除き、この修理剤をバルブに差し込み、タイヤを勢いよく思いっきり回す、ただ、これだけです。
そうすることにより、修理剤がタイヤ全部に行き渡り、一瞬で修理完了し、その後も、約一年間は使用可能という優れものです。
自転車のタイヤがパンクしていても走れるの?
「パンクしていることに気付かず、走り続けていた!」という経験は、私だけでなく、かなりの方にあるようです。
そもそも、どうして、パンクしている自転車であるのに、走り続けることができてしまうのでしょうか。
パンクには、いろんな種類があることをみてきましたが、
破裂によるパンクならば、走っているときに大きな音がするので、パンクに気づくことができ、すぐにパンク修理にとりかかることができます。
また、自転車に乗る前に、タイヤがガッツリとペシャンコになっているのを発見したならば、
さすがに、そのままで走ろうとは思わず、自分で修理するか、自転車屋さんに修理をお願いすることでしょう。
しかし、自転車はほんの小さなパンク穴ならば、空気が抜けるスピードがとても遅く、
パンクしていても、自転車は走り続けることができてしまうのです。
自転車のパンクに気づかず、何時間も、何日も走り続けてしまうと、
タイヤが痛むだけでなく、チューブもカスカスのボロボロになってしまいます。
また、大事故にも繋がりかねません。
そうならないためにも、日々のお手入れ、空気洩れチェックなどは欠かさないようにしたいですね。
自転車のタイヤのパンクを防ぐ方法は?
自転車のタイヤがパンクするのを防ぐには、どうしたらよいのでしょう。
【空気を入れる】
乗り終えたら、毎回、タイヤを触ってみましょう。
異変を察知しやすくなり、パンクを防ぐことに繋がります。
そして、異物があったら取り除き、こまめに空気圧をチェックし、1週間に1度でよいので、空気を入れてあげましょう。
【段差を避ける】
小さな石ころを避けることは難しいのですが、大きな段差なら分かりやすく避けやすいので、なるべく意識して避けるようにしましょう。
【パンク防止剤をつける】
刺さりものパンクに有益なのが、「パンク防止用タイヤライナー」です。
これは、硬くできている樹脂製のテープで、タイヤの内側に張りつけると、パンクを防ぐことができます。
ただし、気にならない方は気にならないと思うのですが、やはり後付けのものなので、乗り心地は本来のものとは変わってしまいます。
自分で取りつけるとすると、作業する時間は20分くらいで終わりますが、
もともと貼ってある防止剤の上に貼ることになるので、慎重に行いましょう。
自転車屋さんにパンク修理をお願いするとき、プラス5分くらいで終わりますので、
自分の自転車のサイズにあった「パンク防止用タイヤライナー」をお願いし、貼ってもらうことをオススメします。
自転車がパンクになっても焦らないで!
パンクにも、いろいろな種類があり、自分で防ごうと思ったら防げることもありましたね。
また、パンク修理は、自分で簡単に修理できるものもありますので、ぜひ、大切な自転車の修理を挑戦してみてください。
これからも、皆さまの楽しい自転車ライフが続きますように。