自転車のチェーンがすぐ外れてしまう!直し方を覚えよう!

自転車を漕いでいたら、チェーンが外れてしまった経験のある方は多いのではないでしょうか。
初めて外れてしまった方は、直し方も分からずに、途方に暮れてしまうことがあると思います。

今回は、チェーンの直し方から、調整や交換の仕方までご紹介します。
ぜひ、この機会に自転車のチェーンの直し方や、調整方法まで覚えてしまいましょう。

自転車のチェーンの直し方

自転車のチェーンの直し方ですが、まずは基本となる前輪と後輪についてお伝えします。

これはペダルを反対方向にゆっくりと回していき、順番にギアへ、はめ込んでいけばオーケーです。
後輪側を先にやってから、前輪側をやった方がスムーズに終わります。

ですが、カバーが被せてあると、上手くはめられないことがあります。
特に全面を覆うタイプだと、ドライバーを使えば外せません。

それは少々、面倒臭いですよね。

そんなときは、サドルを地面に付けて立てるといいですよ。
要は逆さにするということです。

そして、ゆっくり回転させつつ、チェーンをはめれば完成です。

下がコンクリートだと、ざらついているので、布を敷くことをおすすめします。
また、勢いを付けすぎるとチェーンが外れてしまうので、何をするにもゆっくり行うことを心掛けてください。

両手が汚れたり、怪我をしたりしないように、軍手をはめるのも忘れずに。

自転車屋さんに頼むと、お店によっては無料で引き受けてくれますが、料金を設定しているところでは、400円ほど必要になります。

やり方を身につければ、自分でどうにかできますから、節約だと思って、自力で修理してみるのも良いでしょう。

ただし、これは応急処置なので、自力では無理そうだと感じたら、お店に直行しましょう。

自転車のチェーンが外れやすい原因

自転車のチェーンが外れたら直す必要がありますが、そもそも、どんな場面に外れてしまうのでしょうか。

色々考えられますが、次のような理由だと、直しても、すぐにまた外れる可能性があるので気を付けてください。

・変速機の調整が甘い
・ペダルを強く踏んだままギアを変える
・段差を走っている最中に速度を変える

特に変速機の調整の失敗は、自信がなければお店に頼みましょう。
ちなみに、最も多いのは「たるみ」によるものですが、外れる頻度が高ければ、自転車の買い換えも考慮しましょう。

チェーンの直し方ですが、やり方さえ分かれば、自分ではめられます。

たるんでいる場合は、お店へ持って行きましょう。
ついでに、困っていることなどを相談してもいいですね。

安物だとすぐ緩んだり、ボールが減って、ガタが出ることが多いようです。
そうなると修理するか、新品を買い直すしかありません。

購入してだいぶ経つのなら、チェーンが伸びている可能性が高いため、張り直してもらいましょう。
そんなに難しくないので、自分でやるのも、ひとつの手段です。

ただ、多少コツがいるので、難しいと感じたら、プロにお願いするのが一番です。

自分でできる自転車のチェーンのたるみの直し方

自転車のチェーンの直し方ですが、まずはいくつかの工具を揃えましょう。

用意するのは、

「プラス2番ドライバー」
「15mmレンチ」
「10mmレンチ」

です。どれも100円ショップに売っています。

では、早速始めましょう。

まずは、後輪を留めているナットを、15mmレンチで反時計回りに緩めていきます。

反対側も同様です。
左右が逆になるため、よく確認してください。

続いて、後輪のブレーキと自転車本体を留めているネジを、10mmレンチで固定してからドライバーを使って緩めます。
これも反時計回りです。

次は「ナット引き」と呼ばれているナットを、10mmレンチで時計回りに回しましょう。

これで、前輪と後輪の間隔を変えられます。
締めれば締めるほど、ナット引きと後輪の距離が縮まっていきます。

自転車によっては、ひとつしか付いていなかったり、左右どちらにも付いていたりするようなので、いくつあるのかを確かめてください。

また、スタンドが邪魔になるかもしれません。
ナットドライバーという、専用のドライバーがあると便利ですよ。

自分でできる自転車のチェーンのたるみの直し方②

自転車のチェーンのたるみは、自分でできる直し方が存在します。

まず、ナット引きは、左右どちらも同じくらいの位置にすることがポイントです。

そうでないと、後輪が右か左に傾いたままになってしまいます。
ナット引きを上から見て、ネジの切れ込みを数えながらやると、やりやすいですよ。

ナット引きを締めたらタイヤを軽く叩き、軸が後ろにくるようにします。
1~2cm程度の緩みになったらオーケーです。

後は、軸のナットとブレーキのネジを留めればおしまいですが、せっかくなので、メンテナンスもしておきましょう。

最初に、100円ショップで錆取り用のゼリーを買いましょう。
そして、いらない布きれにゼリーを付け、自転車を回しながら、チェーンをこすっていきます。

内側の錆びは、布では取り切れないので、カナブラシなどを使いましょう。

次に万能オイルをチェーンに差します。
ひと通り差したら、オイルが垂れないように布などを入れ、車輪をゆっくり空回ししてみましょう。

全体的にオイルが浸透したところで、5分ほどそのままにしておきます。

そうしたら、余分なオイルを拭き取れば出来上がりです。

使用するものは、全部100円ショップで手に入れられるので、費用もそんなに掛かりません。

自転車のチェーン交換を自分でしたい人

伸びきった自転車のチェーンの直し方は、どのようなものがあるのでしょうか?

お店に頼めば確実ですが、実は自分で取り換えることもできます。

用意するものは、

「新品のチェーン」
「チェーンカッター」
「軍手」
「段ボールや新聞紙」

です。
ネット通販で取り寄せてもいいですし、自転車用品を扱うお店でも手に入ります。

チェーンは、ギアの段数とコンポのグレード、そして、開発元によって色々な種類があります。

対応するものを選びましょう。
値段は1,000~3,000円くらいです。

作業を始める前に、床が汚れないように段ボールなどを敷き、手には軍手をはめましょう。

準備が完了したら、いよいよ開始です。

チェーンの位置は、前も後ろも一番大きなギアに合わせます。
そうしたら、丸く出っ張っているところに、最大までネジを緩めたカッターを当てます。

奥まで、しっかりセットしたら、ネジを締めていけば、そのうち切り落とせます。

出てきたコネクターは、捨てましょう。

古いチェーンはまっすぐ伸ばして、その辺に置き、その上に新しいチェーンを並べて、同じ長さになるようにします。

自転車のチェーン交換を自分でしたい人②

伸びてしまった自転車のチェーンの直し方ですが、リンクの数を合わせると、前と同じ長さにできます。

そこで、古いチェーンと新品のチェーンの始点を揃え、リンクが同じ数になるようにしましょう。

長くなったら切る必要があるので、新品の方には、古いチェーンの終点と同じ部分に、マジックで印を付けておきます。

切る順番は、古いチェーンを切ったときと変わりません。
しかし、一度切ったら元に戻せないため、まずは一旦取り付けてみましょう。

フロントとリアの、それぞれ最も大きいギアに付けたら、始点と終点を合わせます。

基本的には、前も後ろも一番大きなギアに通した状態で、リアディレイラーのアームが、地面と垂直になる長さが最適です。

長さの変更は、印を付けたところから、リンク2つ分がちょうど良いです。

ディレイラーの上下のギアにチェーンを通すときは、上のギアは右側に、下のギアは左側に通します。

全部のギアにチェーンが通ったら、引っ張って穴を合わせ、そこにコネクティングピンを上部から差し込みましょう。

そして、切ったときと同じく、カッターでチェーンを押さえて締め込みます。

ピンは直角になるようにして、ネジを回しすぎないように気を付けてください。
奥まで差すと、上の部分がはみ出ますが、これはペンチなどで折ってしまいましょう。

最後は微調整です。
チェーンを握り、上下左右に力を入れて、動きを良くします。

慣れると、30分ほどで全行程が終えられます。

自転車のチェーンがすぐ外れてしまう!直し方を覚えよう! まとめ

私は高校生の頃に自転車で通学していたので、チェーンが外れてしまうことが多々ありました。
忙しい朝の時間に外れてしまうことが多かったのですが、何度も経験するうちに直し方を覚えてしまいました。

現代は、何かあったらすぐに調べることができますので、便利になりましたね。
調整や交換は自転車屋さんにお願いするほうが確実かもしれませんが、正しい知識を取り入れて、自転車に触れてみるのもいいですね。