京都と東京間を自転車で走ってみよう!

皆さんは自転車で日本一周を考えた事はありますか?自転車に限らず、いつかは日本一周をしてみたい!と思った事のある人は多いはずです。今回はそんな日本一周ではないですが、京都と東京間を走るとどんなイメージになるのかを調べてみました。

京都と東京間を自転車で走ろう①

京都と東京を自転車で行き来するなら、まずはちょうど3分の1ほどの位置に当たる静岡市を目指しましょう。

とはいえ170kmを走り抜くのはきついので、無理そうなら富士市までにしておくと良いと思われます。

品川駅から国道15号線を通り、横浜に向かいます。

途中で1号線と合流したら、そのまま小田原まで進みましょう。車の数は少なめなので、快適にサイクリングが楽しめるはずです。

小田原から沼津までは、熱海から箱根を回るといいですよ。早川口の交差点から国道135号線に入り、熱海からは鷹ノ巣山を抜けましょう。

箱根を超えてもいいのですが、距離は短いけれど山の高さの合計はこちらの方が高いため、体力を余計に使います。

少しくらい遠回りをしてでも、登る高さを減らした方がずっとお得です。

熱海の街に着いたら、県道の11号線に入ってから鷹ノ巣山に向かいます。それほど大変な山ではありませんが、ところどころ急な坂があるので気を付けましょう。

無事下りたら国道136号線を経由して1号線に入ります。ここからはいよいよ静岡県です。

京都と東京間を自転車で走ろう②

京都と東京の間を通る道程ですが、八幡の交差点から西は自転車での通り抜けを禁じているため、ここからは県道380号線を使いましょう。

しばらくの間は似たような景色が続くので、適当なことを考えながら走ることをおすすめします。

しばらく走っているとやがて富士市に入ります。ですが素直に通ると遠回りになるので、ここは迂回しちゃいましょう。

檜の交差点を左に曲がり、県道170号線を抜けたら吉原駅の南を通り抜け、潤井川を越えて1号線に突入します。

気を付ける点は富士川を渡る時ですね。

自転車通行禁止を示す看板が堂々と立てられているので、歩道から階段を使い、横の道に下りなければいけません。

ですからあらかじめ歩道を走るようにしましょう。面倒かもしれませんが、ルールを破るよりも安全に走行しましょう。

下りた先をひたすら進むと県道396号線に辿り着きます。

そこから神沢の交差点まで行けば370号線が見えるので、由比漁港を目指して下さい。”

京都と東京間を自転車で走ろう③

京都から東京間の自転車の旅もそろそろ半ばでしょうか。

由比漁港からは寺尾交差点を通り抜けましょう。

ただ寺尾交差点は2014年から自転車の進入が禁じられています。そのため、歩道橋を使いましょう。

気を付けるポイントは太平洋自転車道です。砂粒や小石などが多いので、うっかりするとタイヤがパンクしてしまうかもしれません。

いつでも直せるように、やり方を身につけて、道具を常に持ち歩くといいですよ。

まずは港に入ります。標識が目立たないのでよく周りを見ましょう。

港を西に行くと、歩行者や自転車専用の道へ案内する標識があります。標識には右折のマークがありますが、そのまま先へ進みましょう。

由比駅の南を抜け、しばらく走ると寺尾交差点の歩道橋に到着します。

そこから反対に渡り、階段を使って移動します。

昔は自転車が普通に通れたのですが、立体交差にする工事を行うと同時に通行を禁止するようになりました。

一目で分かる進入禁止のマークが付いているので、恐らく行けばすぐ見つかるでしょう。

京都と東京間を自転車で走ろう④

走行中に「太平洋自転車道を通るように」という意味合いの看板が見えたらそれに従って下さい。小石や砂が多いのでパンクには気を付けて。

新興津川橋で道が二手に分かれるので、側道を選びましょう。

しばらく進んでいき、『52号 甲府方面』という標識の方へ行けば交差点に出るので、そこから1号線に入ります。

後はそのまま走って行きましょう。

清水から静岡の間は広いため、この辺で泊まる場所を見つけても構いませんし、三保のキャンプ場を利用してもいいですね。

翌日からは名古屋を目指します。

2日目を効率よく進むために覚えておきたいことは、まず前の日の疲れが取れず、スピードがそんなに出せないことが多いことです。

そして街の中を通るため、信号で足止めを食らいます。体力を維持するには、どれだけ止まらずに進めるかが重要です。

動いては止まる、を繰り返すのは案外疲れます。視界に入る信号機の色を見ながら、赤だったら漕ぐのをやめて、青になると同時に通れるように上手く調節しましょう。

また食事休憩も意外と罠だったりします。ちょっとコンビニに入ったら、いつの間にか数十分経っていたということがざらにあります。

その時間の分、どれだけ進めたかを考えると損した気になりますよね。ましてや京都~東京という長旅なので、時間は貴重です。

そこで休む時間と買いたいものをあらかじめ決めておき、店に入ったら他は見ないで、目的のものだけを買うようにしましょう。

京都と東京間を自転車で走ろう⑤

京都と東京を進むルートですが、次は大崩海岸を通り焼津を目指します。

行き方は2通りありますが、景色が綺麗な大崩海岸の方がおすすめです。

ただ泊まる宿の場所によっては遠回りになってしまうため、場合によってはもう一方のルートである宇津ノ谷峠を通り抜けましょう。

大崩海岸は海に面した崖となっており、その眺めはまさに絶景とも言うべきところなので、是非見ていって下さい。ここを超えれば焼津市です。

焼津からは県道30号線を進んでいき、バイパスを避けつつ1号線を通っていきます。

バイパスは基本的に自転車は通れないので、あらかじめどの道が通れるのかを調べておきましょう。迷子になると大幅なタイムロスに繋がります。

御前崎から浜松でもいいのですが、距離が長くなる上、強い風が吹くことが多いので走りにくく、余計な時間が掛かります。

続いては島田市から掛川市に向かいますが、町中を通るので信号に邪魔されやすく、実質休憩ポイントのようなものとなっています。ですからのんびり進みましょう。

京都と東京間を自転車で走ろう⑥

京都から東京間の自転車旅行も大詰めです。

まずは1号線を進んでいき、浜名湖を過ぎたら大倉戸IC入口の交差点を目指しましょう。

そこから国道42号線、県道173号線、1号線の順番で通っていきます。

途中の上り坂はそんなに長い距離ではないので楽に進めるはずです。後はひたすら1号線を突き進みます。

鈴鹿峠を越えると、またルートが分かれます。

鈴鹿山地を越えるか、関ヶ原から琵琶湖に出るかです。それぞれに利点と難点があるので、どちらを通っても構いません。

前者は距離こそ短いけれど急な坂が多く、後者はそんなに高さはありませんが小さな上り坂がいくつかあります。

多少疲れが残っていても、軽いギアを使えばそれほど足に負担が掛からず通り抜けられると思います。

気をつけなければならないのは、四日市から鈴鹿峠まで、飲食物を手に入れられそうな店が少ないという点です。なるべく多めに買い込んでおくようにしましょう。

大津から京都までは上り坂が2つほどありますが、きつくはないので身構える必要はありません。ゆっくりマイペースで進めば大丈夫です。

京都東山を下ればいよいよ街が見えてきます。景色を眺めつつ、ダウンヒルを通過しましょう。

そのまま進んでいくと、やがて五条大橋に到着しますよ。

京都と東京間は頑張れば3日間で到着できるかもしれない

今回はこの様なシミュレーションとなりますが、もっとゆっくり走ったり観光を楽しむのも良いと思います。

自転車で京都と東京行ってもわりと現実的なものだと思いますし、何よりも楽しめると思いますので、是非自転車仲間で走ってきて欲しいです。