街乗りでも多く使われるようになったクロスバイクですが、実はクロスバイクに自転車スタンドが付いていないです。
買う前にびっくりする人もいると思います。街乗りで使用すると言ったら買い物や通勤通学等になると思いますが、無いと止めるときに困りますよね。
今回はスタンドの付け方やおすすめを紹介していきます。
付け方の前にクロスバイクにスタンドを付けた方が便利なのか?
クロスバイクを初めて買って、ママチャリと違って困ったのは、スタンドがないことだと思います。
そのため、スタンド自体の購入やスタンドの付け方を調べることになると思いますが、少し待ってください。
本当にスタンドは必要なのでしょうか。
ブレーキやライトは、道路交通法に定められているように装着が義務付けられています。
しかし、スタンドは義務ではなく任意装備です。
そして、ロードバイクやMTB(マウンテンバイク)は、スタンドをあえて外していることもあります。
ロードバイクは、速さを追求するために1gでも軽くするためであり、マウンテンバイクは、オフロードを走行中に木や岩に引っかかって転倒しないようにするためです。
クロスバイクは、中間的な機能を持っています。
シティサイクルとして使えますし、ロードバイクのようにも使えます。
そのため、用途によっては、スタンドの有無を選択できると言えます。
そして、スタンドをつけようと決めたのであれば、種類があることに気をつけましょう。
定番は、後輪につけるサイドスタンド。
重いものを載せていても停めることのできるセンタースタンドもあります。
それから、室内で保管するためのディスプレイスタンドもあって、スタンドも用途別に種類があります。
クロスバイクに付けるスタンドの種類について
クロスバイクにスタンドをつけるのであれば、その種類に着目してみましょう。
サイドスタンド・センタースタンド・ディスプレイスタンド・携帯スタンドの4種類を紹介します。
サイドスタンドは、定番のスタンドです。
車体を少し傾けて駐輪することになります。
そのため、道路が傾いていたり、デコボコしていたり、だと転倒してしまうことがあります。
付け方は「チェーンステー」と「シートステー」の2ヶ所に固定します。
注意点としては、カーボンパックやディスクブレーキ搭載の自転車には場所が足らず、固定できないことがあることです
。
センタースタンドは、車体の中央にスタンドがつきます。
1本足と2本足の2種類があります。
スタンドの設置箇所は、BB(ボトムブラケット)寄りのチェーンステーです。
サイズに余裕がないと装着できないので、競技用自転車では、ホイールベースが短く取り付けできないと思います。
ディスプレイスタンドは、室内で保管するためのスタンドです。
室内なので観賞目的に自転車を設置することができます。
後輪の中心を挟むタイプ、吊り下げるタイプ、スペースをとらない縦置きタイプなどあります。
携帯スタンドは、持ち運べるスタンドです。
自転車の見た目などを気にして、必要なときだけスタンドを使いたい場合に選択することになるでしょう。
また、通勤でスポーツタイプの自転車を使っている方にもオススメです。
クロスバイクのスタンドの付け方
クロスバイクやスポーツバイクを使っていて、スタンドがないことで困ったことはないでしょうか。
スタンドがなくても駐輪する方法はあります。
まずは、ペダルを使う方法。
自転車を傾けて、ペダルを縁石や段差につけるだけで意外と安定して駐輪できます。
次は、フレームに立てかける方法。
普通に立てかけるだけなのですが、変速機が折れて傾いてしまうこともあるので、壁に接触しないように気をつけましょう。
このように、スタンドかなくても駐輪することは可能ですし、リアがカーボンのものは傷めてしまうので、スタンドを装着しないほうが良いです。
また、特殊フレームだとスタンドの規格が合わず装着することすらできないのですが、やはりスタンドは、あったほうが転倒などが少なく安全性は高くなります。
片立スタンドなら、付け方も簡単なスタンダードなタイプであり、700cホイールのクロスバイクにしか取り付けることができないものと、アジャスターが付いて、他のサイズにも取り付けられるタイプのものと2種類あります。
簡易スタンドなら、自転車に装着するのではなくて、必要なときに使うスタンドであり、重量や美観のために使用されます。
クランクを延長する形でスタンドをとりつけるもあるのですが、クランク延長型は一般のスタンドと比べて安全性が劣ります。
メンテナンスに使えるディスプレイスタンドの付け方
ディスプレイスタンドは、クロスバイクなどを駐輪しておくだけではありません。
コツが必要なのですが、メンテナンスを楽に行うためにも使用できます。
ディスプレイスタンドの付け方のコツは、まずは後輪のディレイラーが取り付けられている側のクイックリリースナットを、ディスプレイスタンドの溝のないほうの穴に当てます。
次に、ディスプレイスタンドを広げるようにして、溝があるほうの穴にクイックリリースナットを入れます。外し方はその逆順です。
さらに、ディスプレイスタンド「MINOURA DS-30BLT」であれば、左右のノブを回すだけで高さ調整できます。
調整したあとはしっかりと左右のノブを締めてください。
FULCRAMホイール用ディスプレイスタンドであれば、シマノとは異なる規格を持っているので注意してください。
アングル可変式(多脚節)ディスプレイスタンドであれば、付け方に注意してください。
リアディレイラーが露出するので、メンテナンスが楽というように宣伝されているのですが、リアディレイラーとディスプレイスタンドが接触することがあります。
接触しないように装着しましょう。
おすすめのサイドスタンド特集
クロスバイクやロードバイクのスタンドには、付け方から種類まで色々あるのですが、中でもオススメのスタンドを紹介します。
「DOPPELGANGER アジャスタブルキックスタンド」は、
長さ調節機構を備えたキックスタンドです。
対応するサイズは20インチから700cまであり、チェーンステーに固定するサイドスタンドとなっています。
スタンドの長さや取り付け角度を自由に調節できます。耐腐食性が良く、強度があって軽量のアルミニウム合金でできています。
「AKI WORLD(アキワールド) 3Dサイドスタンド」は、
チェーンステーとシートステーの両方の取り付け幅や角度を自由に調節できるシンプルなサイドスタンドです。
両方のステーに固定できるため安定性は抜群ですし、様々な車体に固定できます。
その安定性と汎用性の高さから、通勤や通学や買い物など日常的に使用するクロスバイクに最適です。
「BV(ビーブイ) KA76キックスタンド」は、
調節機能のあるラッチが特徴のキックスタンドです。
対応サイズは、24インチから28インチです。チェーンステーに固定します。
ラッチがあるおかげで、平坦でない地面に駐輪するときに道具不要で調節できます。
おすすめのサイドスタンド特集②
ディスプレイスタンドの付け方にも種類があるように、様々なスタンドが発売されています。その中からおすすめ紹介します。
「GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) ディスプレイスタンド」は、
車輪を差し込むタイプで、後輪を両側から支えるディスプレイスタンドです。
16インチから29インチまでと、幅広いサイズに対応しています。
組み立ては、工具不要の簡単構造で、直立した状態でも駐輪できますし、簡単なメンテナンスや通勤通学の普段使いに活用できます。
「MINOURA(ミノウラ) ディスプレイスタンド」は、
コンパクトな折りたたみ式ディスプレイスタンドです。
クロスバイクのリアハブを挟み込んで立たせるタイプで、ワンタッチで2段階の高さに調節できます。
折りたたみ式なので、固定式にはない収納性があります。
「MINOURA(ミノウラ)DS-2100 Tancho E’sse」は、
縦置きと横置きを選択できる収納用スタンドです。
自立式で1台収納できます。
対応サイズは、20インチから29インチまでです。
タイヤ受けに車輪(前輪か後輪)を挟み込んで固定することで横置きに、ハンドルを持ち上げながら前輪を上部のフックにかけることで縦置きに、確保できるスペースによって2つの収納方法を選べます。
クロスバイクの用途によってスタンドは必要
クロスバイクやロードバイクにスタンドは付いていないことは購入する際にも分かると思います。
実際に使う用途によって必要性は違います。
少しでもスピードを出したい、坂に有利にしたい等の場合は、スタンドを付けないという選択になると思います。
しかし街乗りの場合は、壁に寄りかけていると見た目が悪いですよね。
街乗りのような用途なら是非スタンドを付けることをおすすめします。