皆さんは知っていましたか。自転車は必ずしも本体を盗む訳ではないんです。
実はパーツのみを盗むことがあるんです。
そのパーツは様々ですが、今回はサドルに焦点を当てて紹介していきます。
どんな盗難防止対策が出来るのでしょうか。
自転車のサドルが盗難!?
自転車自体が盗まれないように、盗難防止をする事には注意を向けていても、意外と盲点であったと後からわかるのがサドルの盗難です。
自転車本体を盗まれるよりは頻度は少ないですが、ある意味自転車全体を盗まれるよりも厄介かもしれません。
そのまま乗れば尻に棒が刺さりますし、対応するサドルを取り寄せてもらったりしなければならない事だってあります。
サドルを盗む犯人はどういった動機で盗むのか、かなり気になります。
ただ単に悪ふざけでサドルを盗む人や、自転車を盗もうとしたけど鍵が厳重にかけられていて盗めず、ムカついたのでサドルを持っていったという輩もいるかもしれません。
女子高生が多く駐輪している場所のサドルの場合は、変態が盗んでいく事もあるでしょう。
高価な自転車の場合は、転売目的で盗む犯人も多いかと思われますが、
普通に売られているような量産型の安物自転車の場合には、自分の自転車のサドルと交換しようとして持っていく事なども考えられます。
自転車を盗難する犯行時間帯
自転車が盗難される時間帯は、目立たない深夜や早朝ばかりではありません。
いつでも気を抜かないように盗難防止策をとっておかなければ、鍵をかけわすれたり、ちょっと手を抜いて、複数のカギをかけなかった隙をつかれて、盗難されてしまう事もあります。
自転車のサドルについてもそれが言えます。
自転車や自転車のサドルなどの自転車パーツを盗む人は、意外と白昼堂々と犯行に及ぶと言われています。
自転車を盗んだ際の犯行動機で多いと言われているのは、帰りを楽にするためだそうです。
モラルの低い学生やお年寄り、また、もし発覚したとしても、身内にまで多大な影響が及びにくいという人が、犯行に及ぶ事が多いと言われています。
こういった輩の場合、目的地付近に到着すると自転車を乗り捨てる事が多いです。
防犯登録などをしておけば、半年以内には誰かが自転車をみつけて電話してきてくれる事がよくあります。
しかし高価な自転車の場合は、プロやセミプロに狙われやすく、チェーンを切って盗んでいったり、軽トラなどを駆使する強者まで存在するようです。
こういった自転車には、防犯ブザーやGPS機能付きの物で対応するしかありません。
自転車のサドルを盗難防止対策
自転車の盗難防止ついでに、サドルの盗難防止にも目を配っておきましょう。
自転車業界では、自転車の盗難防止策にかける費用は、自転車本体の価格の10%程度を目安にすれば良いと言われています。
10万円の自転車ならば1万円が目安になると言う事ですね。
盗まれてしまって、後から後悔するよりは、あらかじめ周到に盗難防止を図っておく方が良いでしょう。
名前や目印などを書いておくのも転売目的の盗難の防止策になります。
しかし、ちょっと帰りを楽にしたいと思っている犯人にはあまり効果がありませんが、盗まれてしまった後でも、自転車が返ってくる可能性は高まります。
また、犯人がわかった場合でも自分のものである事の証明にもなります。
この他にもサドルカバーをしておいたり、盗難防止ボルトを用いるのも一つの手です。
値段の高い自転車の場合には、こういった防止策も良いでしょう。
盗難に遭いやすい場所は、駐輪場がおよそ半数を占めており、次いで道路上が20.5%ほどになります。
公園や空き地は割と少なく、自宅などその他の場所で盗まれる確率も高いといわれています。
盗難防止をしてもサドルが盗れたときは?
自転車のサドルが盗まれてしまった場合には、泣き寝入りする人が多いと言われていますが、一応警察に連絡するのが望ましいでしょう。
こういった盗難の被害に遭った事を伝えておけば、しばらく重点的に盗難場所周辺をパトロールしてくれるかもしれませんので、新たな被害者が減るという効果があるかもしれません。
しかし、盗まれてしまったサドルは、自転車本体と違ってほとんど手元に返って来る事は無いと思われます。
サドルの盗難防止の他に、サドルに目立つ目印を付けておくといった対策をとっておけば、転売するために盗難され、オークションなどに出品されても、自分の物であると証明できますし、犯人の特定にもつながります。
サドルに限らず、外しやすいパーツには、目印や名前などを書きこんでおくのが良いでしょう。
自転車のライトが壊れてしまい、自転車屋でライトなどを購入する人も多いですが、後付けパーツなどは、特に盗難に遭うケースが多いと言われています。
自転車屋でしっかりと固定してもらっても、盗難しようとした犯人が中途半端に壊していく事も考えられますから、防犯ブザーを自転車に付けておくのが良いかもしれません。
サドルに付けれるサドルバックの盗難防止対策
自転車のカスタムパーツには、サドルバックと呼ばれているものがあります。
おしゃれなデザインが色々とあります。
同じメーカーやサイズでも取り付け方式が違う事があります。
ストラップ式と呼ばれるものは、サドルレール2つとシートポストに巻きつけるような感じで使用します。
アタッチメント式は、サドルレールに着脱装置を設置し、取り付けや取り外しをスムーズにできるようにしたものです。
コンビニや外食・散策などでしばらく自転車から離れる場合、自転車のサドルバックを付けっぱなしにしている人もいますが、盗難防止のために外す人も多く存在します。
こまめにこういった事が出来る人の場合は、アタッチメント式が短時間で外せるのでおすすめです。
自転車本体を盗まなかったとしても、サドルを盗む人もいるので要注意です。
サドルバックと一緒にサドルが盗まれてしまう事も珍しくないため、自転車の盗難防止と共にしっかりとサドルも対策しておく事が重要です。
サドルの盗難防止グッズのおすすめ紹介
自転車のサドルの盗難防止策は、ワイヤー鍵が一番手っ取り早いと言われています。
・DAHON ロック SERT POST LOCK
あまり大きくないサイズでダイヤル式のため、取り外しも楽々です。
・DAHON ロック COWBOY LOCK
頑丈な造りをしているのが一目でわかるため、サドルを盗難使用としている人もあまり近寄らなくなるでしょう。
・crops QSPD07
180cmも長さがあるため、サドルと前輪・後輪をひとまとめにすれば、自転車本体の盗難防止にもなります。
プロが軽トラでやってきて、鍵がかかったまま盗まれてしまう事があるかもしれませんので、
高価な自転車の場合には、更に地面とくっついている物に括りつけられるような防止策も必要となります。
自転車のサドルは、愉快犯が盗んでいく事も多いため、ワイヤー鍵なども付けた方が良いですし、無理やり自転車を動かそうとする輩の対策のために、防犯ブザーを付けておくのも効果的です。
防犯ブザーを付けておけば、現行犯で犯人を捕まえる事も可能になります。
しかし、本来停めてはいけない場所に自転車を停めた時に、自転車を移動させようとした係員や警察などが手を付けた場合でも、ブザーが鳴ってしまうので、駐輪場や家の敷地内で使うのが良いでしょう。
自転車のサドルを盗難されないために
まずは鍵を取り付けることです。
鍵も万能ではないですが、鍵が付いている自転車と鍵の付いてない自転車を比べると間違いなく、鍵の付いてない自転車の方が盗みやすいです。
面倒に感じるかもしれませんが、ちょっとしたことが効果絶大です。
また、ステッカーや防犯ブザーが付いているのも良いですね。
盗まれてしまってからだと遅いので、後悔の無いように盗難防止対策をしましょう。