自転車のスプロケットの交換方法、ご存じですか?
自分でできる交換方法を知っていると、掃除の時や、複数のホイールを持っているときにとても便利ですし、自転車屋さんに頼まない分、料金が安く済みます。
ここではスプロケットの交換方法や、主な自転車部位の整備にかかる料金をご紹介します。
スプロケットの交換方法:外し方①
スプロケットの交換方法について書いていきますが、基本的には自転車の整備やカスタムは、自転車屋さんでプロにお願いすることをおすすめします。
「プロに任せると料金が高い」、「自分でやったほうが気が楽だ」などという理由でインターネットで得た情報を駆使して、自分でやるという人もいます。
しかし、故障によって事故を起こしてしまっては一大事です。
故障が原因で事故を引き起こすと、他人を巻き込んでしまう可能性もあります。
自分で作業を行う際には、作業中の様子を見せてもらうなどして、プロの作業を生で見てからにして行なうようにしてください。
それでは、スプロケットの交換方法、まずは外し方からご説明します。
スプロケットの外し方なのですが、今回はシマノ用のカセットスプロケットを使用している場合の外し方です。
まずは、用意する工具についてご説明します。
・スプロケットリムーバー
・トレイ
・軍手
・パーツクリーナー
・布
を用意します。
スプロケットリムーバーは2本1組となっていますが、チェーンが付いている方と、短い棒と溝が付いている方があります。
柄が付いている一体型やモンキーを使うようなタイプもあります。
使用方法は、棒を差してギザギザの部分に引っ掛けて回して使います。
ギザギザは、シマノ用と他のものとで違いますが、料金にして3,000円ほどで購入することができます。
トレイは、外したスプロケットや部品を入れるためです。
100均のもので問題ありません。
軍手は、作業中の怪我や汚れを防ぐために用意しましょう。
パーツクリーナーと布は掃除用です。ペーパータオルや歯ブラシも良いです。
スプロケットの交換方法:外し方②
自転車のスプロケットの外し方の続きです。
後輪から外すのですが、チェーンを緩くさせるために、ギアをインナートップにして前を内側、後ろを外側に入れます。
Aスタンドが使用できませんので、自転車をひっくり返すとやりやすいです。
後輪を外したら、次はねじってクイックを外しましょう。
ギアの方のクイックが入っていた穴に、スプロケットリムーバーの棒を差して、ギザギザの部分を噛ませてください。
しっかりと噛ませないと、ねじが駄目になって使えなくなってしまいますので、奥までしっかり噛ませましょう。
汚れで差すことができなければ、爪楊枝などで汚れを取り除いてください。
ホイールの中にパーツクリーナーが入ってしまうと、自転車屋さんに持っていかなくてはいけません。
自転車屋さんにお願いすると、余計に料金がかかりますので、パーツクリーナーは使用しないでください。
ここで差さっても、回すのはまだ先です。
ネジを回すときは、向かって反時計回りとなります。
時計回りだと締まります。
締めすぎるとネジが駄目になって、使えなくなってしまいますので、注意してください。
最悪の場合は、ホイールも一緒に交換しなくてはいけませんので、気をつけてください。
ペダルを逆回しすると、ホイールは空回りするような仕組みになっています。
この状態では空回りして、ネジは緩められませんので、もう1つを使い、空回りしないように抑えます。
歯にかける位置は、3番目か4番目が良いです。
しっかりかけて、力を入れて回してキャップを外しましょう。
外れたら、スプロケットを手で引っ張れば外れます。
スプロケットの交換方法:取り付け方
スプロケットを外したら、次は交換方法の取り付けについてです。
取り付けを間違えると、重大な事故に繋がってしまいますので、作業は慎重に行いましょう。
自分で出来なくなった場合には、自転車屋さんに持っていってください。
自転車屋さんによっては、怒られることもあります。
作業をしてもらうのに料金もかかりますが、安全には変えられません。
自転車を自分でカスタムすることは、法的にも問題ありませんが、できないのにカスタムすることは、それだけリスクがあるということです。
それでは、スプロケットの取り付け方をご説明します。
まずは、ギヤを一番外側に入れておきます。
次にペダルを回してます。
ギア周辺から、チッチッチッっという音がするならば、ワイヤーの他の部分に、原因があるかもしれません。
この場合は、自転車屋さんに持って行きましょう。
次に1段ずつギアを変更していき、問題なくギアチェンジできればOKです。
チェーンの動きが悪い場合は、ワイヤーを張ります。
少しずつ張っていくと、良いところに入りますが、張り過ぎると動きが遅くなってしまいますので、注意が必要です。
自動車整備の部位別料金相場①
ここでは、自転車屋さんでタイヤ、チェーン、スプロケットなどの部品の整備や交換の料金について、ご紹介します。
ブレーキシューやタイヤ、チューブといった消耗品は、ブレーキシューが前後セットで安いのは1,500円前後、高いと5,000円ほどします。
レース用は高価なものになります。
チューブは500円から1,000円ぐらい、タイヤは1,000円ほどから5,000円以上までと幅広いです。
チューブとタイヤは1本あたりの価格です。
チェーン自体の価格は1,000円ほどのものから15,000円ほどのものまでと、大きな開きがあります。
金属ですので、そこまで消耗品ではありませんが、タイヤと同じぐらいのタイミングでの交換が必要になる場合があります。
自転車屋さんで整備してもらう場合には、部品代の他に工賃がプラスされます。
自転車屋さんによって工賃は異なりますが、500円ぐらいの工賃でできることから、2,000円ぐらいかかるところまであります。
チェーンの交換は、少し金額もかかってしまいますが、自分で整備できれば、パーツの代金だけがかかります。
自動車整備の部位別料金相場②
スプロケットの交換やボトムブラケット、シフター、ブレーキレバー、ディレイラーなどの整備や部品交換の料金についてご紹介します。
ワイヤーの調整を行い、シフトチェンジが上手くいかないとなると、チェーンが伸びているかスプロケットの歯の減りを疑いましょう。
スプロケットの交換となると、専用の工具も必要ですし、気軽に自分で交換できる部分ではありません。
スプロケット本体は1,000円台から40,000円以上するものまであります。
7速や8速のものは価格が安めで、10速や11速となると少し価格が上がってきます。
自転車屋さんにお願いすると、1,000円前後の工賃がかかるケースが多いです。
専用の工具は2,000円ほどですので、自分でやってみてもいいですが、無理は禁物です。
ボトムブラケットは、決して壊れやすい部位ではありませんが、クランクの周辺からおかしな音がしたり、回す際に抵抗があるようなら交換時期です。
いくつも規格がある上、工具も多くの種類があります。
取り外しも簡単ではありませんので、自分で交換するのは難しい部位かもしれません。
工賃は2,000円ほどで、パーツも高価ではありませんので、自転車屋さんにお願いするのが無難です。
シフターやブレーキレバー、ディレイラーですが、これらは走行に重要な部分です。
工賃は2,000円ほどとなっており、価格が高いパーツほど工賃も高くなっていくようです。
修理や交換時に発生する取り付けの料金の決まり方
取り付けの際の料金「工賃」についての話をしましたが、自転車屋さんの工賃は、自転車屋さんによっても多少の差があります。
「ワイヤー交換がこの料金に対して、ホイール全部バラして、組み直す作業がこの値段なの?」 と驚いてしまうことあります。
更に、自転車屋さんによって上手い下手もあります。
しかし、パンク修理で5,000円というお店はないでしょうし、同じ程度の工賃というのが実際には多いです。
そういう意味では、料金が安くても高くても問題なのかもしれませんね。
ホームページを持っているお店で、ホームページに工賃が載っていれば確認できますが、実際には載っていないお店もあります。
実物を見てみないとわからないということもあります。
大手の自転車屋さんであればホームページがあることがほとんどですので、それを参考にしてみると良いでしょう。
個人店であれば、ちょっと高めというぐらいに思っておけば、大きな開きはないと思います。
知らないお店やアルバイトさんに頼みたくないという人もいると思います。
腕の良い整備士がどこにいるのかわかりませんので、行きつけのお任せできる自転車屋さんがあれば、それが一番安心です
。
行きつけの自転車屋さんなら、スプロケットの交換作業で失敗して持っていっても怒られることは少ないかもしれないですね。
不安であれば自転車屋さんに依頼しよう
基本的に、工具を使う場合は簡単そうに見えても意味や原理が分からないところは触らない方が良いでしょう。
分からないところは、必ず触る前にマニュアルを読んだりメーカーに問い合わせたりして原理を理解してから触らないと、事故や故障の原因になりますのでお気を付けください。不安であれば自転車屋さんに依頼することをおすすめします。