ロードバイクやシクロクロス、クロスバイクにマウンテンバイクなど、毎年新作が発表されます。
これは、どのメーカーでも同じですね。
新作が発表・紹介されると、購入予定がなくても、ついつい気になってしまうのが人間の性です。
たくさんのメーカーから発表されますが、コルナゴを中心にシクロクロスの2017年モデルに絞って、ご紹介します。
コルナゴのシクロクロス2107年モデル
自転車メーカーであるコルナゴ(COLNAGO)の「PRESTIGE105」にも2017年モデルが発売されました。
2016年1月、ベルギーで開催されたシクロクロスの世界選手権で、世界王者となったワウト・ファンアールトの協力で生まれたシクロクロスです。
世界王者が開発に関わったということもあって、本格的なシクロクロスに仕上がっています。
トリコロールを採用したイタリアンなデザインで、油圧式STIロードディスクブレーキセットを搭載しています。
160mmディスクローターによる制動はパワフルです。
最強クラスの制動力を発揮してくれる実践的な仕様です。
フレームは、新型のカーボンを採用しており、軽く、機敏で、反応の高い仕上がりです。
そして、コルナゴの「PRESTIGE」ということもあって、コンポーネントにもこだわりがあり、シマノの105を採用しており、11変速を楽しめます。
以前からディスク化を推進してきたコルナゴだけあって、ディスクの使用は手馴れた感覚もあります。
それから、以前のモデルにあった、シートチューブとトップチューブの間にあった補強リブはなくなっており、そのため見た目もシャープです。
アルミ素材のコルナゴのシクロクロス
コルナゴ(COLNAGO)といえば、イタリアの自転車メーカーで、シクロクロスなどの自転車も発売していますが、やはりロードバイクのメーカーだと言えます。
そんなコルナゴの2017年モデルとして発表したのが「A1-r」というモデルです。
従来のモデルの名前は「STRADA」でしたが、それに代わる形で登場したアルミロードとなります。
フレームは、従来から一新されました。
アルミチューブというのは従来通りなのですが、トップチューブとダウンチューブを接続するヘッドチューブ付近は、チューブのボリュームが増した形になります。
シートチューブは、下にいくほど太い形状で、シートポストは31.6mmです。
溶接部分の仕上げは、丁寧でキレイなものになっています。
フォークは、カーボンのストレートフォークを採用しており、ワイヤーはフレームに内蔵されています。
タイヤのサイズは、700×25Cを標準で、BBはプレスフィットです。
ジオメトリーは独自のものになりました。
それでも、パフォーマンス重視のアルミロードバイクという点から考えれば、従来通りのコルナゴらしいロードバイクと言えるでしょう。
完成車は、シマノ105を採用しているもので、およそ19万5千円。
ディスクブレーキバージョンだと、およそ25万円です。
コルナゴと同国・ビアンキの2017年モデル
イタリアの自転車メーカーには、コルナゴがありますが、ビアンキ(BIANCHI)というメーカーもあります。
ビアンキの「ZURIGO」というシクロクロスは、2017年モデルになって、さらにパワーアップしました。
2015年からディスクブレーキ化したり、フロントがトリプルからダブルになったりと、仕様が激変するモデルで、2017年モデルでは、リアが11変速になりました。
コンポーネントは、シマノの105をメインに採用しており、フレームは7005アルミという素材を採用しています。
ビアンキの「AXIS」もシクロクロスですが、発売されるごとに、競技志向が高まってきた印象があります。
ブレーキは、コンパクトタイプのシマノの「BR-R317」というツーリングにも使えるメカニカルディスクブレーキを採用しています。
フロントフォークは、カーボン素材です。
2017年モデルからは、フォークのカラーに、チェレステカラーがあしらわれています。
ケーブルは、シクロクロスということもあって、トップチューブの上方に配線されています。
巨大メーカージャイアントのシクロクロス
ルック・キャノンデール・コルナゴなど、有名自転車メーカーと名を連ねるほど人気メーカーのジャイアント(GIANT)の「TCX」というシクロクロスシリーズに2017年モデルが登場しました。
上位モデルである「TCX ADVANCED PRO 1」には、カーボンフレームが採用されており、フロントはシングル仕様となっています。
ここ数年に渡って、スタイルが変わっていないように見えるものの、2016年モデルからリアのエンド幅が142mmに拡大されています。
2017年モデルからは、ディスクブレーキはフラットマウントになり、ペダリング効率を高めるアシンメトリーチェーンステイが採用されて、コンポーネントはシマノのアルテグラDi2をメインに採用しています。
そしてシクロクロスレーサーですが、ボトルケージは2つ備わっているので、練習用にも使えます。
下位モデルとなる「TCX ADVANCED PRO 2」になるとメインコンポーネントは、1×11スピードのSRAMの「RIVAL 1」を採用しています。
シクロクロスをネット販売しているメーカー
シクロクロスの購入にコルナゴなどの有名メーカーから選ぶというのも良いのですが、ここではキャニオン(Canyon)という、ドイツの自転車メーカーをおすすめしたいと思います。
キャニオンは、ネット販売に力を入れており、シクロクロス「Inflite(インフライト)」には2017年モデルが登場しました。
「Inflite AL SLX」というモデルが2つ、「Inflite AL」というモデルが3つ、合計5モデルのシクロクロスがネットで購入可能です。
「Inflite AL SLX」の「9.0 PRO RACE」と「8.0 PRO RACE」という2つのモデルは、競技専用に設計されています。
専用のアルミフレームで、コンポーネントはSRAMの「Force 1」を採用しており、フロントがシングルなので、簡単な操作でメカトラブルも少なくしています。
ホイールは、出荷時はクリンチャーですが、チューブレス化も可能です。
フロントフォークにしても、クリアランスは広く、泥でスローダウンすることもないでしょう。
それら多くの仕様は、レースのためのもので、ピュアレーシングマシンと言っても過言ではないと思います。
価格は、およそ37万円で、コンポーネントにSRAMの「Rival 1」を採用したバージョンだと、およそ20万円です。
キャノンデールのシクロクロス2017年モデル
ジャイアントやトレックやコルナゴなど、様々なメーカーが2017年の最新モデルを発表しており、それはキャノンデールも例外ではありません。
キャノンデールが送り出す「SUPER X」というシクロクロスも2017年モデルが発表されています。
キーワードは、バイクの剛性で、最高の走行性能のためにも、剛性バランスの最適化が行われています。
そして、キャノンデールのロードバイクとして、新たに発表されたのが「スーパーシックスエボ ハイモッド ディスク」です。
レースモデルとして、高い地位を手にしている「スーパーシックスエボ ハイモッド」シリーズのディスクブレーキになりました。
従来の性能を損なうことなく設計されているので、剛性バランスは、これまでとほとんど変わりません。
キャノンデールプロサイクルリングチームが、ツール・ド・フランスで実践投入するために開発されたもので、そのことからもキャノンデールは、ディスクブレーキに本気だと分かります。
買い換えたい人は要チェック
今回ご紹介したほかに、新作を出しているメーカーは、まだまだたくさんあります。
お気に入りのメーカーをチェックすることはあると思いますが、たまには他のメーカーをチェックするのも良いのではないでしょうか。
もしかしたら、さらに気に入るものが見つかるかもしれませんよ。